ぜいたく博愛

「愛されてるね」と言われると
何となくそんな気もしてくるし
恵まれた人生なんだなあって思う

だけれども
「愛されてるね」という言葉は
案外寂しくなるものだったりする
そうでない人
そうでなかった人から
途端に突き放されるような言葉でもあるから

「愛されてるね」は
充足感の差が壁になったもの
残念なことに
Bruderkussは描かれない
とっても分厚い壁

そんな人たちも取り込んで
「愛されてるね」と抱き合って笑う
叶わぬ幻想を抱いたあと
どうしても埋まらない心の小穴を
眺めてみたりする

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