Eちゃんのこと
小学生中学年くらいのとき仲の良い子がいたその子はEちゃん、そしてSちゃんもいて3人で仲良くしていたとき対等で楽しかった
Eちゃんのことで思い出せるのは
絵がうまい女の子だったってこと
親が離婚してるって聞いてしまったとき ごめんとその話題になったことを謝るかどうか迷って結局謝らなかったことと
お父さんに引き取られてお姉さんも一緒に住んでて
お姉さんは味噌をそのままご飯にかけて食べてて内心驚いたり
家がものでいっぱいで
お父さんがアーティスティックな趣味があってと色々ある
あと迷惑な電話で困惑させてしまった罪悪感が残っている
小学校高学年になってからは別クラスで別グループでろくに話さなかったし私もそもそも学校へ行かなかった。
そんなEちゃんをネットの海で見つけてしまった
アラサー入りたてくらいの年の頃に同窓会があったらしいことは知っていたけど
改めてFB見ていたら見つけてしまった
Eちゃんは戦っていた
この世の理不尽を嘆いていた
アミ宇宙からきた云々という本を紹介していた
勝てなかったんだなと悲しくなってしまった。
同時期に探偵ファイルで一時コラボしていた女流作家の卵の女性の名前に行き着いて推理小説は完成していたのか、と調べたら
成功ストーリー作家という肩書になり、どこにも彼女が書いた小説に行き当たれる場所はなさそうだった
DMであの時の推理小説の続きや他の作品のことを聞こうとも思ったけどやめた。
派手な交友関係と美しさ素敵なドレス
政治家の人と酒席をともにした興奮した様子
小説はなくて量産型のインスタ女子と同じ印象をうけて寂しかった。
ボキチンの作者さんも小説でなく今はスピリチュアル色の強いエステを経営しているようで
私はスピリチュアルや、夢が嫌いになった。
Eちゃんはブログもしていた今まで何していたか書いてあり
生活保護になったことまで赤裸々に全世界公開されていた
私は胸が痛かった
あとから知った私の育った街は地歴からみてもちょっとした貧民窟だった
ずーっと知らないでいて知った瞬間色々なことに合点がいく
Eちゃんはあの街から出て東京で頑張って今は違う場所で暮らしている
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