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地方大学4年生が「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで、ここがためになるな~と思った

ブックオフに立ち寄ると、「金持ち父さん貧乏父さん」が200円で売られていた。「この本、高校生の頃に読んだな~」「けど、全然内容を覚えてないや」と思い購入した。買ってよかった、、、。読んでよかった、、、。とっても勉強になった。

個人的にここがためになるな~と思った文章をまとめました。

金持ち父さん貧乏父さん/ロバート・キヨサキ

p.16 今の子供たちは、時代遅れの教育システムの中で、将来決して使うことのない知識を学び、もはや存在しない世界で生きるための準備をして、何年もの時間を無駄に過ごしている。


p.19 教育こそが成功の鍵。学問的な知識・技術が大切なのと同様、お金に関する知識や技術、あるいは人とのコミュニケーションの技術も成功には欠かせない。


p.20 二人の父親-金持ち父さん 貧乏父さん-

何のために働く?
貧乏父さん → 会社のため
金持ち父さん → 頭のいい人間になるため

何のために勉強する?
貧乏父さん → いい会社に入るため
金持ち父さん → 頭のいい人を雇うため


p.26 二人の父親-金持ち父さん 貧乏父さん-
お金に対する考え方
貧乏父さん → お金への執着は悪の根源
金持ち父さん → お金がないことこそが悪の根源


p.28 二人の父親-金持ち父さん 貧乏父さん-
欲しいものがある時
貧乏父さん → それを買うためのお金はない
金持ち父さん → どうやったらそれを買うためのお金を作り出せるだろうか?


p.29 頭を鍛えるのと、体を鍛えるのは同じこと。定期的にジムに通ってエクササイズをすれば強くなるが、ソファに座ってテレビばかり見ていては、鍛えられない。適切な運動をすれば健康になる可能性が増えるのと同じように、頭にも適切な運動をさせてやれば金持ちになる可能性が増える。怠けていると健康状態も経済状態も悪くなる。

二人の父親-金持ち父さん 貧乏父さん-
税金に対する考え方
貧乏父さん → お金持ちはもっと税金を払うべき
金持ち父さん → 税金は生産する者を罰し、生産しない者に褒美を与える


p.35 金持ち父さんの6つの教え
   ・金持ちはお金のためには働かない
   ・お金の流れの読み方を学ぶ
   ・自分のビジネスを持つ
   ・会社を作って節税する
   ・金持ちはお金を作り出す
   ・お金のためでなく学ぶために働く


p.42 貧乏になるのは、諦めてしまうからだ。諦めないかぎりは貧乏じゃない。一番大事なのは、「お前たちが何かをやった」ということだ。世の中には、金持ちになる話ばかりして、夢ばかり見ている人がたくさんいる。お前たちは何かをやった。私はお前たちのことを誇らしく思うよ。もう一度言う、この調子で頑張れ、諦めるんじゃない。


p.46 チャンスは、来たと思ったらすぐに行ってしまう。素早く決断すべき時がいつかを知るのは、とても大切なことなんだ。


p.51 教えるっていうのは話したり、授業をしたりすることなのかい?←学校で教えるやり方。人生は、そんな教え方はしない。たいてい場合、人生は君に話しかけてきたりしない。君のことをつついて、あちこち連れまわすだけだ。人生はそうやって君をつつくたびにこういうんだ、「ほら、目を覚ませよ!君に学んでもらいたいことがあるんだよ」ってね。


p.52 人間は誰だって、人生につつきまわされている。中には、諦める人、戦う人もいる。でも、人生から教訓を学んで先に進んでいく人はとても少ない。そういう人は、人生につつかれるのを喜ぶ。


p.55 ほかの誰を変えることより、自分自身を変えることの方がずっと簡単なんだ。


p.73 仕事をすることは、長期的な問題に対する短期的な解決策でしかない


p.74 貧乏や金詰りの一番の原因は、国の経済や政府、金持ちの連中のせいなんかではなく、恐怖と無知だ。


p.85 マイクと私の共同事業。漫画図書館を例にして。


p.90 貧乏父さんは、本を読むことの大切さを、金持ち父さんは、ファイナンシャル・リテラシー(お金に関する読み書きの能力)をマスターする必要性を説き続けた。


p.92 資産と負債の違いを知り、資産を買わなければならないということ

「金持ちは資産を手に入れ、中流階級以下の人は負債を手に入れる


p.107 頭のいい人は、自分より頭のいいひとを雇う


p.128 金持ち父さんが考える本当の資産とは、
自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス
・株
・債権
・投資信託
・収入を生む不動産
・手形、借用証書
・音楽、書籍などの著作権、特許権
・その他、価値のあるもの、収入を生みだすもの、市場価値のある物品など

 金持ち父さんは、自分が一番好きな資産を手に入れるよう励ました。「好きでなかったら、きちんと世話が出来ないからね」というのが金持ち父さんの口癖だった。私が不動産を買い集める理由は、建物や土地が好きだからだ。購入するためにあちこち回るのも大好きだし、一日中見て回っても疲れない。どんな問題が起きても、不動産に対する私の愛情は変わらない。反対に、不動産が嫌いな人は、それに手を出すべきではない。
 小さな会社の株に私が投資する際のコツは、1年以内に売却することだ。不動産投資のコツは、これと異なり、まず小さい物件を購入し、それをどんどん大きな物件に買い替えていくやり方だ。こうすれば売買によって得た利益に対する税金の支払いを遅らせることが出来、結果としてその物件の価値を何倍にも増やすことが出来る。私が一つの不動産を所有し続ける期間は、長くて7年だ。


p.130 私は、本当にやる気のある人でない限り、会社を興すことを勧めない。
 いまの会社を続けながら、「自分のビジネスを持つ」べきだ。
 「自分のビジネスを持つとは、本当の意味での資産を増やし、それを維持することを意味している。一度手にしたお金は、二度と出ていかないようにする。あなたの賃借対照表に入ってきたお金は、あなたのために働いてくれる労働者だと考えるといい。
 親代々の資産家、長い間裕福な状態を続けている金持ちたちは、まず最初に資産を築く。そのあとで、資産から生み出された収入でぜいたく品買う。中流階級以下の人は、自分の血と汗の結晶と子どもへ相続すべき財産とを使ってぜいたく品を買う。


p.139 「会社」、これこそ金持ちになる最大の秘訣だ。


p.140 「知恵は力だ」、お金と同時に大きな力も手に入るが、それを維持し、何倍にも増やすためには、適切な知識が必要。
一番のいじめっ子は、税務署だ。


p.150 学校教育を終えるとたいていの人は、大切なのは大学の卒業証書や成績ではないと気がつく。学校外の実社会では、いい成績以外の何かが必要だ。それを「ガッツ」と呼ぶ人もいれば、「ずぶとさ」「やる気」「大胆さ」「はったり」「ずるがしこさ」「世渡りの技術」「粘り強さ」「頭の切れ」などと呼ぶ人もいる。呼び名はなんであれ、この「何か」が、最終的には学校の成績などよりもその人の将来に決定的な影響を与える。
私たちのうちだれもが、いま言ったような勇気、才気、大胆さといった特質のうちどれか一つは持っている。また、それと同時に、その性格とは全く反対の面ももっている。
個人の才能の開花を邪魔する最大の要因が、「恐怖心」と「自信のなさ」
現実にはほとんどの場合、頭がいい人よりも「度胸のある人」の方が成功への道を歩んでいく。


p.152 これからの時代は、大胆に前に進んでいく人と、腐りかけた救命浮き輪にしがみついたままの人が同居する時代となるだろう。


p.153 古い考え方は、彼らにとっての最大の「負債」だ。その理由は簡単だ。そういった古い考え方ややり方は昨日の「資産」で、昨日という日はすでに過ぎてしまっているからだ。


p.155 ゲームを通じて学ぶ際に最も重要なのは、ゲームで学んだことを今度は実際の自分の行動に反映させることだ。ゲームはいわば即席のフィードバックシステムを備えている。講師からの一方的な講義を聞くのとは異なり、参加者それぞれの状況にあった講義をフィードバックしてくれるのだ。


p.158 ファイナンシャル・インテリジェンスはむずかしいことでもなんでもない。より多くの選択肢を持つこと、これがファイナンシャル・インテリジェンスだ。


159. チャンスは作り出すものだと知っている人は少ない。お金は作り出すものだということを知らない人が多いのと同じだ。ただ一生懸命働くのでなく、もっとたくさんのチャンスを手に入れお金を作り出したいと思っている人にとって、ファイナンシャル・インテリジェンスは重要な意味を持つ。「なにかいいことが起こらないかな、、、」と待っているタイプの人は、いつまでも待ち続けることになりかねない。なぜなら、そんなふうに待っているのは、5マイル先までの信号が全部青になるのを待ってドライブに出かけようとしているようなものだからだ。

お金は実際には存在しない。お金とは、「これがお金だ」ってみんなが同意して決めたもの。


p.160 情報時代のいま、お金は爆発的に増える。ほんの一握りの人間が、まったく何もないところから、アイディアと「同意」だけを武器に信じられないほどお金持ちになっていく。


p.162 お金を作り出す話、不動産を例に挙げて。
     この例はすごく面白いし、参考になる。


p.167 ファイナンシャル・インテリジェンスを形作る4つの専門知識
・会計力(お金に関する読み書き能力、数字を読む力)
・投資力(お金がお金を作り出す科学を理解し、戦略を立てる力)
・市場の理解力(需要と供給の関係を理解し、チャンスをつかむ力。
 買う人がいて、売る人がいる。これが市場の基本原理)
・法律力(会計や会社に関する法律、国や自治体の法律に精通していること。
 合法的にゲームをするのが一番だ。

 物を売って富を築こうとするときに必要なのは、いま挙げた4つの技術を組み合わせた「基本的な土台」だ。


p.168 投資の対象は刻一刻と変わっていく。市場は上下し、経済はよくなったり悪くなったりする。世界は、ビックチャンスを毎日私たちの目の前にぶら下げてくれる。それなのに、私たちはそれを見逃してばかりいるのだ。でも、私たちの目には見えなくても、チャンスは必ずそこにある。世界が大きく変われば変わるほど、また、テクノロジーが発達すればするほど、あなたとあなたの家族が何世代にもわたって経済的に安定するチャンスもどんどん増える。

なぜ、ファイナンシャル・インテリジェンスを高めるのか
→変化の時代が来ることを知っているから
市場が変動するたびに、仕事を失い、新しい仕事のために頭を下げて回る人がいる一方で、人生が与えてくれた「ちょっとしたもの」を見逃さずに捕まえ、そこから大金を作り出す人が出てくる。
それを可能にするのがファイナンシャル・インテリジェンス。


p.173 お金に関する私の哲学の基本は、資産欄に種をまくことだ。
これは、お金をつくるための公式と言ってもいい。
はじめは少ない額で種をまく。何粒かの種は育つが、育たない種もある。

p.176 本書の「実践その2」では、私が経済的な自由を手に入れるまでにたどった道筋を、10のステップにまとめている。その実践にあたって、いつも覚えていてほしいことがひとつある。それは、「楽しむこと」だ。これは単なるゲームにすぎない。勝つこともあれば、負けてそこから何かを学ぶということもある。でも、どんなときにも楽しむことだ。勝ったことが一度もないひとのほとんどは、勝つことを望む気持ちよりも負けるのを恐れる気持ちが大きいから勝てないのだ。
私が、現在の学校教育がばかげていると思う理由はここにある。学校では、間違えるのは悪いことだと教えられ、間違えると罰を受ける。だが、実際に人間がどのように学ぶかを考えてみれば分かるが、人間は間違えることで学ぶ。私たちは、転びながら歩くことを学ぶ。もし、まったく転ばなければ、歩くことは出来ないだろう。金持ちになるのも同じだ。残念ながら、大部分の人が金持ちでないのは、みな損をするのを恐れているからだ。勝者は負けを恐れないが、敗者は負けを恐れる。失敗は成功に至るプロセスの一部だ。失敗を避ける人は、成功も避けている。私は、お金のゲームもテニスの試合と同じようなものだと思っている。一生懸命プレーし、ミスをし、それを直す。そして、さらにまたミスをして、またそれを直す。それを繰り返すうちにうまくなっていくのだ。そして、たとえ負けても、試合をした後はネットに近づき、相手のプレーヤーと握手を交わし、「また来週の土曜日に」と言う。


p.177 投資家には2種類いる。
・あらかじめパッケージ化された投資を買う人たち
・投資を自分で作り出す人たち ← プロの投資家
金持ち父さんが教えようとしたのは、後者になること。
ばらばらになったものを集めて組み立てる方法を学ぶのは重要なことだ。
なぜなら大きな勝利はそういうところにこそあるから。だだし、風向きが悪ければ大きな損をすることになる。


p.178 投資を自分で作り出す人たち ← プロの投資家になるには、3つの技術を伸ばす必要がある。

・ほかの人が見過ごすチャンスを見つける技術
 →友人が購入した薄気味悪い家には更地が付いており、家を解体して全部を更地にし、建築業者に3倍の値段で売った例
・資金を集める技術
 →銀行からお金を借りずに家を購入する例
  投資は「買う」ことではない。
 「知っている」ことの方が大きな役割を果たす。
・頭のいい人間を集めて組織する技術
 賢い人間は、自分より賢い人間と仕事をするか、またはそういう人を雇う

 あなたにとって最大の財産は、
 あなたの知識、「知っていること」だ。
 反対に、最大のリスクは、
「知らないでいること」だ。


p.187 高い教養を受けた父(貧乏父さん)にとっては、「安定した仕事に就くこと」がすべてだった。一方、金持ち父さんにとっては、「学ぶこと」がすべてだった。


p.188 金持ち父さんは、会社を経営するにあたって一番難しいのは、従業員を管理することだと私に教えてくれた。金持ち父さんには、3年間の陸軍経験があった。実の父(貧乏父さん)の方は、徴兵を免除されていた。金持ち父さんは、危険な状況の中へと人を引っ張て行く大切さを私に説明してくれた。「きみが次に学ばなくてはいけないのは、リーダーシップだ。有能なリーダーでなければ、銃で背中から打たれる。ビジネスの世界でも同じだ」


p.189 金持ち父さんは、失敗するなら30前がいいと考えていた。「まだ立ち直る時間が充分にあるから」金持ち父さんはよくそう言っていた。30歳の誕生日の前日の夜、商品を積んだ最初の船が韓国からニューヨークへ向かった。←実際に運営する方法を学ぶために、会社を作り、「マジックテープ付きの財布」を製造していた。


p.190 私は若者にアドバイスをするときに、「いくら稼げるか」ではなく「何を学べるか」で仕事を探しなさい、と言う。特定の専門を選ぶ前に、また、ラットレースにはまる前に、将来を見渡しながら、自分はどんな技術を習得したいと持っているかじっくり考えることが大事だ。


p.194 専門的な仕事をするなら組合に入る
「新しい知識や技術を学ぶのは嫌だ、自分の好きな分野の専門をどうしてもきわめたい」という人は、自分の勤めている会社に組合があるか確かめる必要がある。労働組合は専門的な技術を持つ従業員を保護するためのものだ。
私が飛行機の操縦士としてのキャリアを続けていたとしたら、私は強力なパイロット組合がある会社を探しただろう。なぜなら、私はたったひとつの産業でしか通用しない技能を習得するために生涯を捧げることになるからだ。もし、この産業からはじき出されるようなことになったら、人生をかけて獲得したこの技能は、他の産業では通用しない。技術は産業から産業へと必ずしも使いまわしできるものではない。
「専門をきわめるなら、組合に入る」これが大原則。賢いやり方だ。


p.197 専門的な技術の中でもっとも大事なのは、セールスとマーケティング。つまり、売る能力だ。その基本にあるのは、相手が顧客であれ従業員であれ、上司、配偶者、また子供であれ、他人と意志を疎通させる能力だ。
人生で成功するのに必要不可欠なのは、書く、話す、交渉するといったコミュニケーション能力だといってもいい。


p.198 高い教育を受けた方の父(貧乏父さん)は、自分の能力が上がれば上がるほど一生懸命働いた。また、専門性を高めれば高めるほど、深く罠にはまっていった。その結果、給料は上がったが、選択の余地は狭まった。金持ち父さんは、マイクと私に浅く広く知識を増やすようにいつも言っていた。また、自分より頭のいい人間と仕事をし、そういう人間を集めてひとつのチームとして働かせるようにとも教えてくれた。これは現代なら、「専門職のシナジー(共同作用)」とでも呼ばれるべきものだ。


p.199 専門を持つことは強みでもあるが弱みでもある。私の友人には、天才的な才能を持っているのに、他人とうまくコミュニケーションがとれないために、ほんのわずかの収入に甘んじている人が何人もいる。

本当のお金持ちになるためには、「もらう」だけでなく、「与える」こともできなければならない。お金に困っていたり、適職が見つからずに困っている人は、この「まず与えて、次にもらう」ことが欠けている場合が多い。


p.204 損をするのが怖いのは当たり前だ。その恐怖は誰もが持っている。金持ちだって同じだ。問題なのは恐怖そのものではなく、それに対する対処の仕方だ。つまり、損をしたときにそれにどう反応するかが問題なのだ。失敗に対する対処の仕方が人生に違いを生み出すと言ってもいいだろう。このことはお金に関してだけでなく、人生におけるあらゆることにあてはめることができる。金持ちと貧乏人のあいだの大きな違いは、この恐怖をどのように処理するかにある。
金持ち父さんは、お金を失うことに関する恐怖症を乗りきる方法はこうだと言っていた。「もし危険を冒したり心配したりするのがいやだというならば、若い時に始めることだ」


p.205 20歳からお金を貯め始めた人と30歳から貯め始めた人のあいだに差が出来るのはあたりまえだ。それもかなり大きな差だ。
「世界の不思議」と呼ばれるものはいくつもあるが、その中の一つは複利の力だと言う人がいる。


p.208 金持ち父さんは、失敗しても、それが自分をより強く、より賢くしてくれることを知っていたのだ。だからといって、金持ち父さんは失敗を望んでいたわけではない。ただ、自分がどんな人間か、損失に対しどのような態度をとることができるかを知っていたのだ。たとえ負けてもそれを受け入れ、勝利に変えるのが彼のやり方だった。これこそが、金持ち父さんと他の人とのあいだの勝敗を分けた鍵だ。このやり方を知っていたから、他の人が尻込みしてしまうところでも前に進むだけの勇気を持てたのだ。


p.217 「臆病な人間は決して勝者にはなれない」金持ち父さんはよくそう言っていた。また、次のようにもよく言っていた。「根拠のない疑いや恐怖が臆病な人間を作る。臆病な人間は批判をし、勝利を収める人間は分析をする」金持ち父さんの説明によれば、批判が人の目を見えなくする一方、分析は人の目を開いてくれる。分析をする勝者には、批判ばかりしている人間に見えないものが見え、また、ほとんどの人が見逃してしまうチャンスが目に入る。人が見逃してしまうものを見つけること、これこそが、どんなことにおいても成功する秘訣だ。


p.226 ルーズベルト大統領夫人で「世界人権宣言」の起草に力を尽くしたエリノア・ルーズベルトの言葉。
「自分の心に聞いて『正しい』と思うことをやることだ。なぜなら、いずれにせよ批難を受けることになるのだから。たとえ何をしようと、また何もしなくても、文句を言われる」


p.237 自分の時間やお金をどう使うか、何を学ぶかは私たちが毎日選択すべきことなのだ。まず選択すべきは教育に投資することだ。私たちが持っている本当の唯一の資産は私たちの頭脳だ。頭脳は私たちが自由に使うことのできる、最も強力な道具だ。ある程度の年齢に達したら、頭脳になにを詰め込むかは自分で選ぶ。テレビの音楽番組を一日中みるのもよし、あるいは陶芸教室に通ったり、財産の運用方法を教えてくれる教室に通うのもいい。なにをやるかはあなたしだいだ。多くの人は、時間とお金をかけて投資について学んだりせず、いきなり投資を始める道を選ぶ。


p.242 頭のいい投資家は市場の波が最高の時に乗ろうと狙ったりしない。波に乗り損なったら、次をさがし、そのための準備をする。

賢い投資家は、人気がないところを選んで投資をする。彼らは、投資とは売るときに利益を得るのではなくて買うときに利益を得るものだということを知っている。そして、辛抱強く待つ。

儲かる投資はどれも「インサイダー取引」だ。インサイダー取引といっても、法律に反する取引とそうでないものとがある。だが、どちらにしてもインサイダー取引に違いはない。唯一の違いは「内部」からどれくらい離れているかだ。「内部」に近い金持ちの友人を持つといいという最大の理由の一つは、お金の源がそこにあることだ。お金は情報をもとに作ることができる。次の大きな波がいつ来るか、その情報を手に入れて、早めに波に乗り、波がくずれる前にそこから逃げ出すのがいい。


p.251 金持ち父さんは「その道の専門家」に充分な報酬を支払うことが大事だと信じていた。その理由は、もし彼らが本当のプロならば、彼らに助けてもらえれば必ずお金が儲かるからだ。

現代は情報の時代だ。情報には値段がつけられないほどの価値がある。いい不動産ブローカー、いい株式ブローカーならば、いい情報を与えてくれるばかりか、きちんと時間をとっていろいろ教えてくれる。


p.255 インディアン・ギバー(一度与えたものを取り戻す人)の考え方
「資産の欄」を増やすことを第一に考える場合、「インディアン・ギバー」方式をとることは金もうけのために不可欠と言ってよい。すぐれた投資家がまず考えるのは「私のお金をいかに短期間で取り戻すか」ということだ。

株式の例。株式ブローカーの言う通りに投資をして、 株が上がるまで一週間から一か月のあいだ待つ。次に、最初に投資した金額に相当する株を売り、そのあとは株価の上下について心配するのはやめる。もう元本は戻っているわけだし、それをまた別の投資に利用できる状態になっているわけだから、残った株の値段が下がっても私のふところは痛まない。こんなふうにして、私のお金はいったん私の手を離れても、じきに戻ってきて、その後も、私は実質的には「ただで」手に入れた資産、つまりこの場合なら残った株を持ち続ける。

賢い投資家になるためには、単なる投資収益以上のものに注意を払わなければいけない。つまり、元手を回収したあとにただで手に入る資産だ。これこそがファイナンシャル・インテリジェンスだ。


p.264 「必要なものをまず与えよ」


p.265 この世の中には、私たちよりずっと賢い知力が存在するものだ。自分だけの力でそのレベルに到達することもできるが、将来その力へと成長する「芽」の助けを借りた方が楽に到達できる。そのために必要なのは、自分がいま持っているものを出し惜しみせず、気前よく人に与えること。そうすれば、知力のほうもあなたに対して気前よくしてくれるだろう。 


p.266  具体的な行動を始めるためのヒント

266ページ以降には、お金持ちになるには具体的にどう行動すればよいのかが紹介されています。ここまで書いてしまった僕ですが、すみません、この続きは書きません。実際に読んでいただきたいです。

ふ~、賢くなろう。


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