疲れた心

ひたすら謝る大阪出張が終わり、ただいま帰路の新幹線。窓の外、京都を照らす夕日は優しい。素通りするのがもったいないと思いながら京都の街並みと奥に連なる山々を眺める。するとトンネルへ。

昨日は飲みすぎた。久々の酒だったのでつい飲みすぎた。普段だったら途中で飲めなくなるはずなのだが、なぜかぐいぐい飲めた。おかげでまだ軽く頭が痛い。二日酔いで人に謝るのは何とも間抜けな気分だった。赤ワインが美味かった。ワインを美味しく飲めることは健康な証拠らしい。どうやら私は健康だ。本当かね、コレステロールで血が固まっているみたいだが。

眠いな。今朝はなぜか早くに目が覚めてしまった。しかも酒のせいで眠りが浅かった様だ。一眠りしたいところだが、新幹線はどうも眠りずらい。普段乗っている電車は簡単に眠れるんだけどね。少し疲れている。

いい天気だ。夕日に染まっている雲は美しい。この景色の美しさは何百年、何前年前から変わらず人を感動させ、疲れた人の心を癒してきたに違いない。この気持ちは一種のタイムスリップだ。私は過去と分かち合えた気がする。

さようなら田舎の風景。愛しているけど滅びてしまえ。

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