食と美

長年頭にこびりついているフレーズ

You are what you eat. .

rou eat."のフレースにまで, 思考が進んできている。 ここまでは顔の tO F RIE E, You are how you eat You are why 美を外側から考えてきたが、ここでは主に内なる整えの反映として捉え てみる。 “You are what you eat. (あなたはあなたの食べたものから成ってい る)”という言葉は、 なかなか興味深い言葉である。 「食べ物がそのまま

あなたになるのだから、健康面に気を使いなさい」 といった意味である がもっと根源的に「自分とは何か」という質問に対する答えを提供し ているとも読める、 どのような食事内容で, どのような食べ方をするか を見ていると、ある程度人柄や生き方も推測できる。人は食事内容に よっては健康にも不健康にもなりうる。今食べているものが、明日の自 活を改善できると思う。 分の身体を作るということを頭の片隅に置いておけば、 不摂生な食事生

いて、“You are how you eat. は心の身だしなみにつながり食事 をとっているときのその人の品性が出る."You are why you eat" は食 の習慣づけで,体が自然と良質の食を欲しくなる経験につながると解釈 できる。「衣食足りて礼節を知る」は, 異を唱える余地のない説明力を もつ言葉である。衣服や食糧といった生きるために必要なものが十分に なって初めて,礼儀や節度といった社会の秩序を保つための作法行動 を期待することができるようになる。生きるためには体裁にこだわって いる場合ではない. 誰かに礼節を求めるならば, まず生活を豊かにさせ ることが必要である.生活が満ち足りたならば,作法や行儀というもの にも配慮すべきである.衣服と食物は,生活をするうえでの根本である

から,それらが満たされることによって心にもゆとりができ、礼儀を知

ることができるものだということであ 食の美学に関する書き物が散在する。アメリカ随一の食文学作家

ていく情熱」として綴る。と言及した。私たちが実食を楽しむ かには、食の文化を構成しているさまざまなシライやもてなし, さら フィッシャー”が食について, 男は「知的遊び」として語り、女は「生き にメッセージの美が含まれており,食の美学の以外に、盛りつけの美 学しつらいの美学そして, 「うまさ」を含めた美味の表現にも言及し ている。一般に、男性は温かい食事を好むのに対して, 女性は軽い食事を好む と言われる。それは、男性は他人が料理したものを食べることが多く、 そうした温かい食べ物を食べると, 気遣われている気分になるからとの 説明している。食文化とは, 「私たちが何をどのように食べるのか、な ぜ、どんな環境のもとで食べるのが規定するパターンのことであ る

外から整える顔の美は,外科的にもあるいは簡単な形成的にも成就可 能であるが、内からの顔の美の影響する大切なことを忘れている人が多 いのに驚く、内面の変化で顔の美に影響するのは、 二つの要因があり、 もちろん心の問題が想起されるが、もう一つは日常的にあまりにも常套 化しているため気に留めていない食の質の問題である.心と体の健康 は、食事が基本である。マズローの欲求階層説によると、人間の欲求 段階は①生理的欲求,②安全欲求,③ 愛情と所属の欲求, 社会的 承認欲求,自己実現の欲求の順となり, “食欲"は生理的欲求として 一番最初に満たされるべき欲求として理解できる. そのため, 心の安定 や豊かさの第一歩に“食”は大きく関係し, “食”の楽しみ方によって満 たされ度合いも変わってくる。

「食べる」という無防備さが, 心身をリラックスさせる. われわれは 食べるときに消化器系をフル稼働させ, その消化器系を動かすために副 交感神経が働く、この副交感神経は心の安定やリラックスを導き出す神 経である。そして,食べるときに口を開くことは非常に無防備な状態を表現している。忙しい日常のなか、 限られた時間や空間で無防備な自分 らけ出している時間帯である 食べた物は、まず歯により口腔内で噛まれて細かくされ、 食道· 淡を混ぜながらドロドロ状態になる。 Wからきた食べ物はW酸で強い酸 で食道のぜん助連動により数秒で習に送られ、3~6時間かけてW の粘波を出して中和し, 膝臓や肝臓からの消化で分解され, さらにそ 性になっているため, 小腸の始まりの部分である十二指腸でアルカリ性 の先では腸波で約4~6時間かけ, もっと小さい形に分解され、栄養素 に含まれる水分を吸扱し固まり,約15~40時間ととま。 と水分の約80%が吸収される。最終段階である大腸では食べ物の残り 食に関する新しい動きや,再確認されている運動もある。食品には病や老化防止の助けになる成分が微量ながらいろいろと合まれてお り,これらを抽出して効果的に摂取できるように開発されたものが、一 に機能性食品とされる”、あるいは,ファースト・フードやドリン クに害されている人々と,健康志向の高い人々との間に見られる「健康 格差」を,「食」の知識と選択する力を習得し、健全な食生活を実践する ことができる人間を育てることを目的とした「食育」がある

中国では紀元前600年の昔から, 4種の専門医と呼ばれる医者(食医病医、蕩医、獣医)がおり、食医は栄養管理と食事療法を担当する医者 であったそうである。さらに, 日頃からバランスの取れたおいしい食事 をとることで病気を予防し, 治療しようとする考え方の「医食同源」が ある。そもそも「医食同源」という言葉は“薬と食物は源が同じとい う意味である。したがって、「薬食同源」とも言われており、健康はま さに“食べる”ことにその基礎をおくという自然医学である。

フランスの諺に「チーズのない食事は握りしめない握手のようもので ある」とあるが、おおよそのものには標準があるが味覚には標準がなく。 各家庭の歴史のよって培われた味の伝統があり, そこだけの固有のもの である。6種類の味覚(甘味, 塩味、 酸味,苦味,旨味、 無味)のう ち、とりわけ「旨味」だけは日本食固有の性質がある

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