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【ファンクショナルトレーニングについて基本の基本から】

体力つけたいし、

痩せたいし、

腰痛、肩こりもあるし。

体はとても硬いし。。。など

何かしらの悩みからトレーニングを始める方が多いのではないですか?

そのような方々で、トレーニングはしているのだけど、結果が出ない。。。と
相談を受けるとこが多いです。
マシーンやバーベルのようなトレーニングを使って鍛えることはとても
良いことですが、やっているだけでは上記のような結果を得ることが難しいのではないでしょうか。
頑張っている方に、こう言う言い方をするのは乱暴になりますが、
その頑張りは素晴らしいのですが、勿体無いです。
なぜかって、やはり1人で自分の体の感覚だけでトレーニングしているとこんなことが起こっているかも知れません。

例えば、フォームが間違ってることもあったり
効いてるか効いてないかもわからないまま続けてたり、
頑張りたいけど、自分に負けてしまうところだってあるかも知れません!

体の中のセンサーをフルに活用するためのパーソナルトレーニングですし、

日常で起こる動作により近いトレーニングを行うことが中身を変える方法だと思っています。

そのような方々にぜひ体感してもらいたいトレーニングが、最近よく聞く
ファンクショナルトレーニングです。

ファンクショナルトレーニングとは、リハビリテーションなどの理学療法で用いられてきました。
最近ではスポーツ選手のトレーニングや、一般の方のトレーニングとして広く受けられる方が増えていますし、興味のある方も増えていますので、
そのファンクショナルトレーニングについてお話ししたいと思います。

ファンクショナルトレーニングとは、「機能的動作の練習」と直訳できますが、
例えばマシンを使って鍛える運動にレッグエクステンションと言う、太ももの前側を鍛えるトレーニングがあります。
このような運動は単関節を動かすトレーニングとして、膝の曲げ伸ばしだけで太もも前面を鍛えることができますが、太ももの前だけに限った運動です。
実際の日常動作で太ももだけを使った、さらに太もも前だけを使うシーンがあるでしょうか?

答えはNOですよ!


基本は立ったり、歩いたり、しゃがんだりと必ず太もも以外の筋肉や関節も使われていますし、太ももの前ばかりだと、不自然な動きにしかなりません。


ファンクショナルトレーニングとは、全身をいかに日常動作の中で行う動作に特化して行うトレーニングになります。

ストレングス&コンディショニング分野のリーダー的存在である
Michael Boyleは「ファンクショナルトレーニングは"動き"のトレーニングであり、"筋"の強化ではない」としています。

リハビリテーションやトレーニングにおいて、問題のある部分や一つの筋のみにアプローチをするのではなく、怪我の予防、パフォーマンスの向上を図るためにファンクショナル(機能的)な動作の習得とトレーニングの実施が必要であるという考え方がファンクショナルトレーニングです。


ファンクショナルトレーニングの定義として以下の5原則があります。

・重力(gravity)を利用する
・分離(dissociate)と協同(integrate)
・キネティックチェーン(kinetic chain)
・3面運動(3dimension movement pattern)
・力の吸収(loading)と力の発揮(unloading)


①重力を利用する
重力を利用することで、自分の体重を利用することができます。
体重をコントロールすることで、重力に抗うための全身の筋肉や関節に機能的なトレーニングができます。

スクワット

②分離と共同
ある関節を動かそうとした場合、そのほかの関節では動きを支えるための固定が行われます。
例えば、腰椎や骨盤はあまり動かない関節で、
その上下にある胸椎と股関節は大きな可動域を持つ関節です。
これらは、お互いの動きを助け合いながら別の動きができるようになっています。

サイドベント

③キネティックチェーン
各部分(関節)が力を伝達させながら動作が可能になっていく。
たくさんの筋肉や関節が連動して鎖のように繋がって動くことから鎖と表現しています。
神経系や代謝などの呼吸や循環器も連動して動くことから、全身を使って行うことがとても重要なことになります。

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④3面運動
前額面、矢状面、水平面のことで、前後の前屈みや反らす動き、左右横の動き、そして回旋動作の3つの面での動きによって行います。

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⑤力の吸収、力の発揮とは、ジャンプする前の動作を吸収、飛ぼうとする動作を発揮と考えます。

ジャンプ予備動作

ジャンプ動作

尽きないカラダの悩みを解決するための強い味方になります。

マッキーのつぶやきは今週はここまで。



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