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「Tell Me A Bedtime Story」の凄さを語り倒したい 【熊さんのジャズ雑談】
緻密に張り巡らされた「仕組み」の凄さ https://open.spotify.com/album/1pWRXAydf6sIrojLm5xb9l?si=SYTcwGz5Q4mAGMiD2q7M0g この間、知人と「Tell Me A Bedtime Story」…
ジャズの名曲研究 「Spain」 (Chick Corea) 楽曲の方向性を決めた3つのヴァージョン 【熊さんのジャズ雑談】
昨年、惜しまれつつ他界してしまったチック・コリアですが、「チック・コリアの代表曲は?」と聞かれたら、多くの人が「Spain」と答えるのではないでしょうか。この曲はチックの楽曲の中でも「La Fiesta」と並んで最もファンの間で人気が高く、多くのミュージシャンに取り上げられて、今ではジャズのスタンダード曲のひとつになっています。1970年代のジャズ・シーンが生んだ名曲のひとつだといっていいでしょう
もっとみる「Tell Me A Bedtime Story」の凄さを語り倒したい 【熊さんのジャズ雑談】
緻密に張り巡らされた「仕組み」の凄さ
https://open.spotify.com/album/1pWRXAydf6sIrojLm5xb9l?si=SYTcwGz5Q4mAGMiD2q7M0g
この間、知人と「Tell Me A Bedtime Story」の話になったんですけど、そういえばこの曲のどこがすごいかということを知らない人がけっこういるよね、という話になって、そこでそんな人のた
【Lost Liner Notes】 V.S.O.P. / ライヴ・イン・USA (1977年)
V.S.O.P. / The Quintet
これは1989年にリリースされたCDのために執筆したライナーノーツを加筆・訂正したものです。
V.S.O.P.は、言わずと知れたハービー・ハンコック(p)、ウェイン・ショーター(ts、ss)、フレディ・ハバード(tp、flh)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)の5人によるグループだ。“新主流派の同窓会”ともいうべきこのクインテット
【Lost Liner Notes】 ハービー・ハンコック / ニューポートの追想 (1976年)
Herbie Hancock / V.S.O.P.
これは1992年にリリースされたCDのために執筆したライナーノーツを加筆・訂正したものです。
1976年6月29日、“ニューポート・ジャズ・フェスティヴァル”で“ハービー・ハンコックの追想”というプログラムが組まれた。これはその名のとおり、ハービー・ハンコックのそれまでの活動の中から代表的な3つのグループによる演奏を展開するというものだったが
【Lost Liner Notes】 ハービー・ハンコック / カルテット (1981年)
Herbie Hancock / Quartet
これは1992年にリリースされたCDのために執筆したライナーノーツを加筆・訂正したものです。
1981年7月、“ライヴ・アンダー・ザ・スカイ”のハービー・ハンコック=カルロス・サンタナ・バンドのステージのオープニングとして、ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスのトリオとともに1人の若いトランペッターが登場してきた。メガネをかけ、アフ
【Lost Liner Notes】 ハービー・ハンコック / ミスター・ハンズ (1980年)
Herbie Hancock / Mr. Hands
これは1997年にリリースされたCDのために執筆したライナーノーツを加筆・訂正したものです。
ハービー・ハンコックのファンの人に、“ハービーのアルバムの中でいちばん好きなものは?”という質問をすると、例えば“大名盤”とされている、ブルーノート時代の『処女航海』や、1970年代の『ヘッド・ハンターズ』を挙げる人もいる中、『スピーク・ライク・ア
【Lost Liner Notes】 ハービー・ハンコック / モンスター (1980年)
Herbie Hancock / Monster
これは1991年にリリースされたCDのために執筆したライナーノーツを加筆・訂正したものです。
この『モンスター』をはじめとした1980年代前半のハービー・ハンコックのアルバムというのは、ハービーのファンはもちろん、ジャズ/フュージョン・ファンの間でも評価が低いというか、みんな“見て見ぬふり”をしている作品が多い。1978年の『サンライト』でヴォ
【Lost Liner Notes】 ハービー・ハンコック / マン・チャイルド (1975年)
Herbie Hancock / Man-Child
これは1998年にリリースされたCDのために執筆したライナーノーツを加筆・訂正したものです。
『ヘッド・ハンターズ』をはじめとするハービー・ハンコックの1970年代前半の作品たちが、クラブDJらに頻繁にサンプリングされたり、フロアでプレイされたりするようになって、若い世代の音楽ファンにも再評価され、新しいファン層も広がってきている。この『マ
【Lost Liner Notes】 ハービー・ハンコック / マジック・ウィンドウズ (1981年)
Herbie Hancock / Magic Windows
これは1994年にリリースされたCDのために執筆したライナーノーツを加筆・訂正したものです。
熱狂と興奮の1970年代も終わり、1980年代の声を聞く頃から、アルバムでいうと『フィーツ』あたりからハービー・ハンコックは“迷走”の時期に入る。1978年の『サンライト』で、ヴォコーダーという“武器”を得てヴォーカルを使いこなせるようにな