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「欲を出す」ということもそんなに悪くないよという話

世の中では「欲を出す」と聞くと悪く捉えられがちです。

しかしよく考えてみると、食欲、睡眠欲など生きていると必ず行うような行動に対して「欲」という言葉はついています。なので本当はそんなに悪い意味ではないはず。

ただ「欲」という言葉だけで聞くとあんまりいい印象にならないのが正直なところですよね。

そんな欲ですが、ぼく自身が今まで生きてきた中で「そんなに悪くないよなー」と思ったことがしばしばあったので、今日はそんなことについて書きたいと思います。

いきなり仙人のような生き方はできない

ぼくも含め多くの人は、何か物事を進めていくとき、いきなり「世のため、人のため」という考えを持って動くというのはなかなか難しいと思います。

もちろん最初からそういう想いを持ってやられている方がゼロだとは思わないですし、実際に実践されてい方はすごいです。

ただやっぱり「まずは自分が満たされた状態」じゃないと、その先に人のためという方向にいかないというのが正直なところじゃないでしょうか?

ぼく自身も社会人になりたての頃は「もっとお金を稼げるようになりたい」とか「どこでも自由に働けるようになりたい」と自分が満たされたい欲を念頭に、がむしゃらに動いていました。

「欲」は純粋に自分のために使うこと

ただどんなに自分が満たしたいことがあったとしても、「人に迷惑をかけてはいけない」というのは大原則。

自分の欲を満たす過程で誰かが悲しい想いをしたり、犠牲になるというのは絶対にあってはなりません。

その前提はありつつも何かを前に進めるために必要なのは、自分の純粋な「これやりたい」という欲だったりします。

先ほども書きましたが、社会人の初めの頃に「もっとお金を稼げるようになりたい」や「自由に働けるようになりたい」という欲があったからこそ、未経験からでもIT業界に転職したり、会ったことはないけど、話を聞いてみたい方に直接DMをして話を聞きに行ったこともありました。

自分で言うのもあれですが、そんなことを実践していくのって自分が本当に満たしたいという欲求がなければなかなかできないことだと思っています。

大切なのは満たしたい欲を原動力にしつつ、人に迷惑をかけないバランスをいかに取るかです。

子どものようにもっと自由に

人には「これやりたい」という願望は必ずあると思っています。

とは言え、仕事の同僚や学生時代の友人と話をしていると「やりたいことなんて何もないよ」と聞くことが多いのも事実です。

ただそれは欲に対して出してはいけないものと蓋をしてしまっているからだと思います。これは他の多くの人も同様に、欲を満たすことは誰かに迷惑をかけたりしてしまうんじゃないかと思っている人が多い気がします。

話は変わりますが、子どもを見ていると、純粋に「これやりたい」「あれやりたい」という気持ちで動いています。そしてそれが結果彼らの成長に繋がっていますよね。

もちろん子どもだとどこまでやっていいかがわからないこともたくさんあるので、ときには人に迷惑をかけたり、怪我をしてしまうこともあるでしょう。

ただ大人になったぼくらはどうしたら人に迷惑をかけるかというのはわかってきているはずです。むしろその「人に迷惑をかけてはいけない」という方が強く出てしまっている感じすらあります。

だからこそ、ぼくらももっと子どものようにもっと純粋に「これやりたい」に従って動いていいんじゃないでしょうか?



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