クォーター・ストレンジラブ

「お疲れ様でーっす!…って花帆ちゃんとひめっち…?」
「あっ瑠璃乃ちゃん!」
「るりちゃんせんぱい、お疲れ様でーす」
「随分と珍しい組み合わせでお話してたけどコレどういう集まり…?」
「ふっふっふ…!ハスノソラファンタジー同好会だよ瑠璃乃ちゃん!」
「ハスノソラファンタジーって…前に花帆ちゃんが個人配信で設定を羅列してたあれ?」
「そうですそうです。アタシがたまたま早く部室に着いたら花帆せんぱいが書き物をしている途中で…」
「そう。部室に来るまで歩いてる途中で急に思いついた設定があってね!忘れないうちに書き留めておこうとしたら姫芽ちゃんがやってきて『どうしたんですかぁ?』みたいな感じの会話から色々とお話をしてたら瑠璃乃ちゃんがやってきて今に至る。そんな感じかなあ」
「るりちゃんせんぱいとアタシは激闘を繰り広げる前に他の街で何回かニアミスしたりお互いの噂をそれとなく聞いてたりして『実際に戦うことになったらやりにくい相手だなあ』みたいに思っていたけれども後に名コンビになるんですよ…!燃えるやつですよこれ!」
「そうなの!そして二人の絆を試されたダンジョン攻略の先にあるものは先代勇者サチの遺した魔法のアイテムでね…!」
「それオタクが大好きなやつですよね…!」

「あーダメだこりゃ。書き置き残しといて今日は各自で自主練にしとこうか吟子ちゃん」
「こうなった花帆先輩、日が沈んでも止まらない勢いですからね…」
「ひめっちがこうやってみらくらぱ〜く!以外の先輩とも仲良くしてくれるのはルリ的には嬉しいんだけどさあ。ちょっとだけ寂しさもあるんだね」
「大沢先輩にしては珍しい感想ですね」
「その人にとってのトクベツが増える事って本当に大切だけどさ。ひめっちなどんどん進歩していってるんだなあってのと同時にそれだけ時間が進んでる証拠だからちょっちね」
「私達が入学した最初のFes Liveからもう3ヶ月。もう3ヶ月したらラブライブ!の予選が始まっているって考えると本当にあっという間ですね」
「そうそう。そういう事。じゃあルリは走り込みしてくるから吟子ちゃん達も無理しない程度に頑張ってね。幅ないっすねー!」
 瑠璃乃先輩、細やかで優しいけどやっぱり…少しだけ変な人かも

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