命を救うか、自然の掟に従うか?
先日、私がまだ会社で仕事をしているときに、妻からメールが来ました。
そしてそこに写真が添付されていました。
妻がパートを終えて帰宅したところ、玄関を開けたらお出迎えしてくれた牛柄猫のヤマト(通称ぷぅちゃん)。
そのまま玄関から外に歩き出てしまったそうです。
いつもはリードをつけて散歩させますが、このときは隙を疲れて出られてしまったようです。
ヤマトは家から50mくらいまでで戻ってくる子なのですが、なんと上記の写真を撮った直後、ダッシュを始めたとのこと。
ヤマトが駆け寄ったところを見てみると、なんと一羽のヒナ鳥が!
おそらくスズメでしょう。
まだ生きていて、細い声をあげていたのをヤマトが聞き取って駆け寄ったらしいです。
このままガブリといくところを、妻は抑え込み、ヒナは一命をとりとめました。
まだ生まれたばかりなのか、体長5cmもない上、羽毛も生えそろっていない。
いったいどこから落ちてきたのか?
電柱の根元にいたのですが、その周囲には高い木や民家もありません。
考えられるのは電柱の変圧器の上に巣があったであろうこと。
これでは戻してあげたくても戻せません。
私の家の周囲では、最近は減ってきましたが、まだ野良猫が巡回しているので、このままだと食べられてしまうでしょう。
犬をノーリードで散歩させる人も多い地区ですし……さらにカラスも多いです。
というわけで、野生の掟なのだと見捨てられず、保護してしまったとのこと。
自分が見つけたのに、ヒナ鳥を取り上げられて、ヤマトはやや怒っていたようです。
ちゃんと餌も食べて、元気に排便もできるので、あとはこの子の生命力に任せ、飛べるようになったら逃がそうかと思います。
1時間に1度の食事はちょっと面倒だし、猫たちが狙うのでちょっと大変。
その後(5/22追記)
金曜日に保護して、火曜日の夜までは元気だったのですが、本日の朝5時に見に行ったところ、冷たくなっておりました。
ハムスター用のヒーターを入れたり、夜はペットボトル湯たんぽを入れたりしていたのですが、ちゃんとした鳥用のものではないとダメだったのかもしれません。
数日間の延命にしかなりませんでした。
ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。