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カラーE-inkスマホをゲット

以前、AliexpressでスマホサイズのE-ink端末Moaan inkpalm5を購入するときにチラリと目に入っていたinkpalm5の倍以上の値段がする端末がありました。
それがHisense A5 Pro CCでした。
こちらはちゃんとSIMが入るスマホですが、Googleに締め出しを受けているHuawei傘下のHisense製と言うこともあって、やはりGoogle Playストア非対応なので手を出さなかったわけです。
ちなみにAliexpressでは3万3000円ほどで購入できます。
その中古ではありますが3万円強で手に入れることができました。
新品と1500円程しか変わりませんが、Aliexpressだと到着までに半月かかるのでこちらにしました。

開封! とはいっても中古

このA5ProCCの特徴は画面にカラーE-inkディスプレイを採用している事です。
そのため、画質は一派的な液晶に比べて粗く残像もあります。

けっこうきれいに映る。
後ろのはシミではなく水墨画の山です。

しかしinkpalm5よりメモリもあり、SOCも高速なものを搭載しているため、もたつきはかなり少なく、E-inkとしては満足できる内容です。
ただ、inkpalm5よりもいっそう日本語化に対応していないようで、ほとんどのメニューは英語のままです。

やっぱり残像多め

カラーE-inkが初めてなので比較できないのですが、かなり書換えは高速で、動画を見ることも可能です。
なのでtwitterなども違和感なく使えています。
残像があまりにひどいと感じたら、手動でリフレッシュさせればかなりキレイになります。

一般的なスマホと同じくカメラもついていますし、シャッターの反応も早いので普通に撮れます。

A5ProCCのカメラで撮影

しかし、E-inkの特性上ピントがあっているのか分かりにくいです。

こんな見た目

ただし、良いことばかりではありません。
モノクロE-inkはかなり高精細なのですが、カラーE-inkは構造の問題で何層か重ねているらしく、E-inkのメリットであるクッキリした印字になりません。
具体的に言うと、背面が「白色」ではなく「明るい灰色」なのでどうしてもくっきりしないのです。
一昔前の新聞のカラー印刷に近い見た目です。
こればかりはまだまだ発展中の技術なので今後に期待したいところです。


ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。