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代引き被害(別の側面)

以前、アマゾン使った悪質な代引き詐欺の記事を書いたことがありました。

しかし詐欺ではないですが代引きに関する悪質な客というのもいるようです。
今回はそんな客側の話です。

ネット通販は便利です。
対面ではないので金銭のやり取りはクレジットか、コンビニ振込、銀行振込、代引き配送などがあります。
代引き配送は別途「代引き手数料」がかかるので、普通の人はあまり使わないと思いますが、世の中には「カードが作れない」「銀行残高が足りない」「振り込みに出るのが面倒」など、一定数の代引き利用者もいるわけです。
こういうことを書くと、色々問題が出そうですが……このような人たちは「買い物依存症」だったり「性格に難アリ」だったり「お金にルーズ」だったりします。

例えば、ある店舗が商品を代引きで発送したとします。
しかしこの商品を受取拒否をする人がかなり多いらしいのです。
理由は「金が無い
なら買うなよ!
またはその分の金を用意してから買えよ!
そう思いませんか?
でも彼らは物欲を止められず、金が無いのに注文するんです。

しかし代引きは基本的にキャンセル不可です。
いうなればピザの注文をしたのに、配達しに行ったら「いらない、受け取らないから金は払わない」と拒否されるのと同じです。
注文を受けたからピザを焼いたというのに。
配送をする運輸業者もこれには困りますよね。

しかし受け取ってもらえないなら、商品は持ち帰り、返送するしかありません。
返送するとどうなるのでしょうか?
往復の輸送料代引手数料すべて店側の負担となってしまうのです。
売上もなく、出費だけがあるわけです。
元々薄利にして商品を提供しているネット店舗にとって、これはとても大きな問題です。

もちろん商品ページには「代引きは基本的にキャンセルはできません」「もし何らかの理由でキャンセルをする場合でも、代引き手数料と往復の送料は支払っていただきます」という但し書きはあります。
しかし受け取り拒否をする人はこれらのことは平然と無視するのが実情です。
仕方なくブラックリストに載せて次の注文に警戒するしかありません。

現在その店舗では「代引きの取り扱いを停止」することを検討中だそうです。

ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。