見出し画像

中古ショップは時代を写す

世の中にはハードオフ&オフハウス巡りをするのが好きな連中というのがいる。私もその一人だ。ジャンクノートパソコンなどを買ってきてはLinuxなどを入れて使えるようにして、それで満足して終わるという安物買いの銭失いの性分だ。ある意味「経済を回している」とも言える。
それはともかく、最近ハードオフ&オフハウスに行くとあることに気がつく。それは「ミシンが増えている」ことだ。
去年の頭頃にコロナによる使い捨てマスク不足が深刻になりガーゼマスクも売り切れた。そこで買えなかった人が家で布マスクを作るためにミシンを買った。ドン・キホーテなどでも安いミシンが軒並み売り切れていたし、その頃のオフハウスからもミシンは消えていた。
我が家ではミシンクラフトを行うので、元からミシンがあった。だからガーゼ布だけを買ってきてマスクを自作してしのいだ。
それが安倍首相が国民にマスクを配ったことでマスク買い占めが徐々に解消され、メーカーも生産体制を整えたことで今ではどこでもマスクは手に入る。苦労してマスクを縫わなくても良くなったのだ。
マスクを縫うようになってからミシンクラフトに目覚めた人や今後に備えてミシンを所有し続けようとしている人ならともかく、普段の生活でミシンは不要となっている人は、この邪魔なミシンを売り払う。結果、オフハウスにはあまり使われなかった安物のミシンが大量に並ぶことになるのだ。

それはともかく、ミシンが使えると色々と楽しい。

私はモバイルグッズを入れる鞄を自作したりしている。自分の荷物に合わせた設計ができるので、ピタッと収まって気持ちがいい。

別に一から作る必要もない。100均の安い収容バッグを縫い合わせてベルトをつけてモバイルバッグを作るということでも、とても便利に使えるようになる。かゆいところに手が届くカスタマイズ、これがとても面白いし、完成させて実際に使うと愛着が湧く。

先のオフハウスで200円くらいの安物バッグを買ってきて、内側にポケットをつけたり、ベルトを付け替えたりするだけで、ぐっと使いやすくなるから、オススメだ。

ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。