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ノンNPC-MMOにあるものを思い出す

なんとNPCがいないMMOが公開されるそうです。

このPaxDeiは中世ファンタジーをモチーフにしているようですね。
でも何だか懐かしい匂いを感じますね。
すでにピンと来ている人も多いと思いますが、そう「セカンドライフ
私も日本公開と同時に飛びついた口です。

セカンドライフは、RTMが出来るということで有名になりました。
RTMとは「リアル・マネー・トレード」の頭文字で、ゲーム内通貨を現実通貨に換金できるという仕組みのこと。
つまりゲーム内で稼いだら、現実世界でもリッチになれるというシステムです。
ゲーム内で面白く快適に生活するには何かと購入するか、自分で作るしかありません。
作るのが面倒なら、作るのが得意な人から買うわけで、そこで産業・通商という仕組みが存在するわけです。
現実世界と同じですね。

その先駆者たるセカンドライフ、今では閑古鳥状態。
METAもそうですが、今一流行りません。
その理由は「非ゲーム」であることだと個人的に思います。
もう少し細かく言うと「アバターを使ったチャットツール」なわけです。
「人形を使ったおままごと」といえばイメージしやすいでしょうか?
アバターという自分の扮するキャラクターを動かして、他の人の動かすアバターとの関係を楽しむ。
一般的なゲームのように勝ち負けゲームオーバーがあるわけではない。
だから徐々にすたれていったのでしょう。
チャットツールなら、文字やSNSで十分だと気づいてしまった。
自分を見て欲しいならインスタやTikTokの方がダイレクトに世界と繋がれるわけです。

さて、そこで今回記事になったNon-NPC-MMOです。
簡単に言うとセカンドライフの弱点だった「非ゲーム」をしっかり「ゲーム」に置き換えたということでしょう。
この試み、どうなるでしょう?
ゲーム世界におけるNPCは世界観情報をプレイヤーに与える重要な存在です。
シナリオやクエストを発行する存在でもあります。
このNPCが存在しない世界観、ゲームとして成立するのでしょうか?

ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。