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Softbank Airの苦い思い出

家庭の通信環境も色々増えてきて、光通信の工事ができない家庭など向けに工事不要の固定無線端末などが出てきました。
実は私もサービスインのときにSoftbank Airを使ったことがあります。

Softbank Airのメリットは、ずばり工事不要で設置できるインターネット回線であることです。
それまでのインターネットサービスは、メタル線か光ケーブルを使ってデータ接続を行っていましたが、それを無線電波で行うことにより、工事不要で設置できるのです。

しかし携帯の電波を使うということは、回線混雑に加担するシステムです。
私の住んでいる場所は、荒川沿いなので、花火大会やスポーツ大会など人が集まることがたまにあります。
そうすると回線があっという間にパンクして、アンテナ感度は十分なのに全く通信できなくなってしまいます。
これは地味に困ります。

通信速度も加入当初は10Mbps出ていましたが、ユーザーが増えてくると1Mbpsを下回ることが多々あり、Youtubeの動画を見るのも一苦労になってきました。
そこで回線更新のある2年目に解約をすることにしました。
しかし、ここに大きな落とし穴がありました。

実は回線契約は2年更新だったのですが、ルーターの費用は「3年月賦」となっており、途中で解約すると違約金が発生するのでした。

ルーターには「購入」と「レンタル」という2つの形態があり、レンタルは月々の利用料を契約中ずっと支払うというもの。そして購入は文字通りルーター代金を3年で払い切り、以後は無料になるというものでした。
まさか2年で解約することになるとは思わず、後々支払いが安くなる購入にしてしまったのが落とし穴でした。
ちなみにレンタルであった場合は、月々の支払いは高くなりますが、解約時に違約金は発生しませんでした。(こっちにしておけば被害は少なかった)

私がSoftbank Airを利用したのは、サービス開始当初なので、今はこの契約形態は変更になっているのかもしれません。
しかし「人が集中する場所では繋がらなくなる」という回線混雑は絶対についてまわると思います。
ご自分の家が人が集まる施設のそばにあるなら、この懸念がついてまわることを覚悟の上で契約されたほうが良いと思います。

以上、経験者からの苦い体験談でした。



ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。