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M Z01K

久々に2画面スマートフォンのM Z01Kを引っ張り出してきた。理由はTwitterでLG V60を見かけたからである。
あちらは単体では普通のスマートフォンだが、サブディスプレイ付きのカバーにセットすることで2画面になるというものだ。
実際2画面を使う機会がどれくらいあるかというと、実はそれほどない。
せいぜい電子書籍を読むときに、しかも漫画のような見開き画面があるものを見るときに役に立つくらいだ。

なので、基本は1画面だが、必要に応じて大画面にすることができるM Z01Kは「実は使えるんじゃないか?」と期待していた。
しかも私はDocomoユーザーではないので、Docomoユーザーである妻に頼んで購入してもらったのだ。

結果「背面も画面なので使いにくい!」のである。
つるつるの画面は少しでも斜面になっているテーブルの上では重力に引っ張られて滑り落ちてしまうのだ。
そして2画面のために重量がかなりあり、一度滑り出すとあっという間にテーブルから滑落する。
この滑落事故はユーザーの間ではかなり深刻で「購入して1時間も経っていないのに画面を割りました」という人を何人も見かけた。

そこで私はスポンジテープを背面の上下に貼り、滑り止めにしている。

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このスポンジテープも、表面のすべすべな加工にあえて紙やすりで毛羽立ちをさせることで滑り止めにしているほどだ。
こうまでしないと本当に滑るのだ。

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それから、カメラをよく使う人はちょっと面倒だと思う。実はメイン画面側に一つだけカメラが付いているだけだからだ。つまり、インカメラしかついていない構造なのだ。

カメラアプリを起動すると、折りたたんだ状態の背面の方の画面に切り替わる。今まで見ていた画面でない方に主導権が映る。仕方ないので、本体を持ち替えて裏返しにしなければならない。

自撮りをしようとすると、せっかく背面がメインになるように持ち替えたのに、自撮りモードにした途端にあらためて本来のメイン画面に持ち替えなければならない。非常に手間だ。

①カメラアプリ起動 ②画面が反転するので持ち替える ③画面内の自撮りボタンをタッチ ④再度画面が反転するので持ち替える ……という4ステップが必要になるということだ。

そして2画面を使おうとすると、当然のことながらバッテリーの消耗が激しくなる。結果、2画面モードは使わなくなってしまうのだ。

せっかく高い金を出して購入したのだから有意義に活用したいと思うのだが、それができず、毎回引っ張り出してはヤキモキしてしまうのだった。


ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。