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ニホンミツバチ(2015/7/2)

昨日、家族からの「逃去群の使っていた巣箱に出入りがある」との連絡で大騒ぎしてしまったのだが、家族との意思疎通できていなかったための勘違いでお騒がせしてしまった。しかし、家族はこの度の分蜂騒動で興味を持ったようで、逃去の時のガッカリは自分よりも大きかったようだ。何よりな展開。

その後、逃去群はきれいさっぱり居なくなり、素敵な緑色の巣箱は素敵なオブジェとして庭に置いてある。(少しだけ、入居を期待しつつ)

一方、分蜂された残りの群はめっきり数が減ってしまい、今朝の掃除では孵ったばかりで小さいものの、スムシが多く見られたので、新女王が早く機能して蜂の数が増えてほしい。相変わらず王椀や王台は見られるのだが。他から王台を移植しては?と思いつつも、焦らず、とりあえず給餌を再開することにした。

分蜂した群が残した巣板にはまったく蜜が貯められておらず、逃げた原因はこの辺には蜜源無しと見切ったのではないか?そもそも、分蜂する気になったのも蜜不足が原因で、群を分割しなくてはやっていけないと判断したからなのでは?…という推測。会長にもどんどん給餌して群を大きくしろと常に言われていたので、今更遅いのだが、、、。

ちなみに、餌は砂糖1kgに水1Lの割合の砂糖水でプラスチックの容器に入れて巣箱の中に入れてやる。1:1は濃度が高いので、水のままではなくお湯にして溶かす。そして、このままでは蜂が砂糖水の中に落ちて溺れてしまうので、足場を浮かべてあげる。発泡スチロール素材がカビないので、使い易い。

よかれと思って蜂蜜をあげると、添加物が入っていたりして、蜂が全滅なんていうこともあるらしい。初めて給餌する群で食いつきが悪い場合に容器に少し蜜を塗ってあげると良いというが、信頼できる蜂蜜でなくてはいけない。

給餌の量は、蜂が消費していくだけ足して行く。辞め時は、巣の中に充分砂糖水が貯められて、ついに場所がなくなると蜂児を捨て始めるので、蜂児捨てが始まったらストップ。夏は蜜源が少なくなるので給餌を続け、秋にまた蜜源植物が豊富になる頃には不要になる。

同じ蜂場の巣箱には全て給餌しないと、他の群の巣箱に盗みに入ったりする。これを嫌って、巣箱の中に置かず外に餌を置く人もいる。


↑自宅の4/22入居群には昨日360mlを給餌、今朝は空になっていたので、100mlほど給餌。砂糖の買い置きが切れたので、明日から本格的に。

↑畑の新入り、6/20入居群には200ml程度。周囲は蜜源が豊富と見えて、畑に置いている3群はどれも旺盛に出入りしている。


↑昨年8/2入居群には250ml程度。1度分蜂してしまったり、分蜂防止のために大きく巣を切り取ったりしたためか、巣の拡大が遅い。給餌が効くと良いが。

↑5/2入居群は相変わらず雄蜂の蓋が沢山落ちていて、分蜂熱が冷めない。昨日は雨、今日の晴天は分蜂日和なので阻止する為には今朝の王台除去は必至。この群の王台除去中に顔を刺されているので、今回はしっかり準備して臨んだ。煙では、蜂が大騒ぎし、また、煙はすぐに消えてしまうので蜂もすぐ戻ってきてしまうため、今回はニーム液を噴霧することにした。

ニーム液はアカリンダニ対策にもなるので、一挙両得。ニーム液で濡れた蜂は上方へ逃げて行き、なかなか戻らない。落ち着いて王台と王椀を処理。画像中矢印の部分が王台やら王椀。熟していて、もうすぐ産まれるところだった。

王台4個、王椀3個を除去。茶色い頭の王台は新女王の孵化が目前の王台。そして、作業後に400ml程度給餌。

昨年は食欲旺盛な群1つでも砂糖代がどうこうと嘆いていたが、今年は1日2kg程度の砂糖を消費していきそうな勢い。…。

↑そして、心配な仕事場の昨年6/8入居の群。蜂児出しはおさまったが、おさまったというより出せる蜂児がもう居なくなってしまった状態なのではないだろうか。蜂の数も減っている。給餌しているが、飲みに来る蜂も少ない。苦手な合同するか。


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