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無王群 その後

畑で余生を送っている無王群が健在。

蜂の出入りはあり、最近は成虫ほどの大きさもあるむっちり太った白い幼虫を巣箱から運び出すところも見られるようになった。巣門周りに中から出された巣クズも多いので、スムシが大発生しているのではないだろうかと想像。クリームの原料になる巣板がスムシで台無しにされる前に少しでも確保できないかと内検のためネジを緩めていたら、警戒してゾロゾロと出てきた。皆、体の色が黒くなって無王群の特徴を呈している。攻撃的になるのも特徴の一つ。

前板を一枚外したら、思いのほか沢山生き残っていて、飛び出してきた一匹にコメカミを刺された。無防備なのが悪い。

巣板はスムシにやられている様子はなく、意外に綺麗な状態。蜂児が沢山見られるが、多くが出されて底板に落ちている。成虫に育てても雄蜂にしかならないので、不要と判断しての行動なのか?

3月初旬には女王不在となっていたはずなので、4月以降に羽化した働き蜂はいないはず…とすると、成虫では3週間程度の寿命と言われているけれど、非常事態では長生きするようだ。越冬の際には2ヶ月を生き抜くわけだし…。

クリームを心待ちにしているマダム達のために、心を鬼にして巣板をいただくという選択肢もあるが、このまま老後を楽しんでもらうことにした。

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