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ノートルダム大聖堂のミツバチ

ノートルダム大聖堂の屋上で飼育されていたミツバチが無事だったというニュース。
当初、ミツバチ「1万8000匹」と「約20万匹」の二種類の表記があったが、画像に3段の巣箱が三つ写っていたので、後者かなと思っていた。
その後に出たCNNの「各巣箱には約6万匹がいる。」が正解か?

現代養蜂の標準的な巣箱のラングストロス式巣箱ひとつに2万匹程度ということなので、ノートルダムの巣箱も同程度として、三段重なっていたので6万匹。

ミツロウの融点が約62〜65℃なので、火事の熱で巣が溶けてしまったのではないかと心配されていたが、建物が短時間に崩壊することでもなければミツバチは熱と煙で状況を察知して避難したのではないかと思う。

養蜂道具の燻煙機は、煙でミツバチをおとなしくさせて作業をしやすくする道具。ニホンミツバチは繊細で煙は刺激が強すぎ、逃去に繋がるので使わない方が良いという説がある。火事と勘違いして住処を放棄してしまうという。

とにかく、ミツバチは状況を判断して鮮やかに逃げる。こちらが良かれと思っても、ミツバチが気に入らないと、翌日は蜜をお腹にいっぱいためて全員でいなくなる。西洋ミツバチは家畜化された歴史が長いので違うのかもしれないが、ニホンミツバチに関しては、何か災害にあっても巣箱を救わなくては!とはならないだろう。貴重品とパソコンをかかえて逃げると思う。

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