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もうひとつの出戻り群〜消滅までのまとめ

里子に出した先で動物に襲われ、2015/6/7夕方に避難させた群が消滅するまで。

こちらのノートからの続き https://note.mu/y_fukunaga/n/n677686ec2bfd

2015/6/8 巣の被害状況と蜂の様子から、無王群と判断。2年目の畑の群に王台が2つ出来ていたので、そのうちの一つを切り取って来て針金で無王群の巣板の先端にとりつけた。蜂が気がついて取り囲んでくれないと、温度が低下して死んでしまう。

2015/6/10 王台から羽化したらしき痕跡。新女王が誕生してくれた模様。女王が交尾して産卵を開始したら引越をする計画。

2015/6/16 スムシが増えて、見える部分にまで浸食してきたので、急遽引っ越しを決行。
巣箱を接続して新巣箱へ追い込もうとするが、巣箱の大きさに比べて蜂の数が少なすぎて、巣箱を叩いても効果無く、移動しようとしない。
新巣箱を今まで置いてあった場所に設置し、旧巣箱内に煙をかけて残った蜂を追い出した。

新巣箱に蜂が入って行ったが、女王は確認出来ず。巣門の幅は狭めておく。引越直後の巣門の様子。

2015/6/19 蜜蜂の出入りは無い。内検すると、天井に10匹程度が集まっている。女王不在、消滅を確認。

残された巣は意外に大きく、採蜜できそうなので里子先へ返却。動物の出る山際の地域なのでニホンミツバチを飼う事は難しいかもしれないとのこと。

今回は動物に夜間襲われるという事態が発端だったが、消滅以外の結果に導きたかった。

蜜蜂の数の少なさが直接の敗因だが、何故こんなに減ってしまったのか解せない。巣箱下部から動物に侵入された巣板が食べられているが、残されている巣板は重箱2段分もあり、巣板の間に避難していた蜂はもっと居て良いはず。掃除機のように吸い取るように蜂を食べる動物だったのか?巣箱を預かった時点は2晩続けての襲撃から2日目…蜂の数が少なすぎた。動物に食われる前の状態が判らないが、他の原因ですでに減り始めていたのだろうか?

新女王を与えて群を立て直すにも、引越をするにも、とにかく蜂の数が少なすぎた。巣板の奥の方にもっと蜂が居るのではないかとの読みは間違っていた。

今にして思えば、他の群に合同させるのがベストだった。王台を与えて新女王が羽化し、蜂の出入りが活発になった事に期待して、結果、残された蜂にかわいそうな事をしてしまった。消滅は二度とさせたくない。

消滅を確認した後、巣箱をそのままにしておいたところ翌日に蜂の出入りを確認、新たな群れの入居となった。1日も開けずに次の群が即入居するとは、この地域は巣箱の物件不足なほどニホンミツバチが居るのだろうか?…もしくは先日取りのがした自分の群が出戻ったのか…少々疑っている。


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