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ニホンミツバチ(2015/9/22)

久しぶりに蜂に顔をさされてパンパンに腫らして、若干腰が引け気味になっていたところにチーズの試験も近づいて来て、採蜜は試験の後でも…なんて思い始めていた所に急転直下。自然はそんな怠け者を許してくれなかった。

まずは、石和の自宅の群。巣落ち防止棒が嫌なようで、避けながら巣作りしているために変な形だが、着実に大きくなっている。そうは言っても、採蜜できるほどには大きくなっていないので、この群は越冬予定群としてアカリンダニ対策にニームのスプレーを始めた。この画像はスプレー直後で蜂達は奥の方へ避難中。

石和の群の採蜜を諦めたので、唯一採蜜できる群となったのが畑の横式巣箱の群。下の画像はこの群の巣門の上にある換気窓なのだが、開けてみたら何と巣がここまで達している。左の方に白い巣板の一部が見える。そんなわけで、この巣箱の中は蜂と巣で満タンになっているようなのだ。

それでも、下の方はまだ空間があったから採蜜はまだ大丈夫かとノロノロしていたら、今朝、黄色い中くらいの大きさのスズメバチがウロウロ巣門の周りを飛び始めた。はじめてのスズメバチ襲来だったと見えて蜜蜂はあまり警戒していない。しばらくすると、今度はオオスズメバチが一匹、巣門にとまって様子をうかがい始めた。それでも蜜蜂は普段通り、、、と、オオスズメバチが一匹の蜜蜂を捕まえて飛び去った途端に緊急体制になり、大量の蜜蜂が出て来て巣門周りが大騒ぎになった。

見ていた自分もオオスズメバチを捕まえようとしたものの、取りのがしてしまったので、仲間を呼んで来る可能性大。この群を仕事場に移動させる事を決定。西洋蜜蜂の盗蜜騒動以降、仕事場には巣箱は無い。採蜜作業をするのも畑よりも仕事場の方が何かと便利だし、採蜜後、越冬させるには吹きさらしの寒い山の畑よりも仕事場の庭の方が適当。先延ばしの言い訳は無くなったので、先ほど移動を決行した。しかし、入居したての巣箱を移動させるのとは違って重いうえに、警戒しているのか、蜂が沢山巣門周りにとまっていて、これを全部収納できないまま持ち運ばなくてはならない。刺された痛さで箱を落としでもしたら…大惨事!

「刺さないでくれ」と唱えながら、何とか運搬完了…の直前に、足を踏み外してかなりの衝撃を巣箱に与えてしまったが…大丈夫だろうか。ここで群が逃去したとしたら…まあ、沢山の蜜蝋が採れるだろう。

2年越しで、やっと採蜜ができる事になりそうなのに、ワクワクよりも心配の方が大きい。しっかり段取りして備えなくては。

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