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もうひとつの出戻り群

里子に出した群が出戻って来た。(傷モノになって、、、)

この群は2014年6月8日に入居した群から2ヶ月後の8月7日に分蜂して女王と一緒に出て行ったもの。

残された巣箱では新女王が誕生して残った働き蜂と群を形成し、そのまま冬越し〜スムシ騒動に至り現在小さいながらも順調に復活中。

出て行った群は隣のぶどう棚に大きな蜂球をつくり、会長の指導のもとで捕獲に成功。

初めての蜂飼い経験で、あまり沢山の巣箱を管理する自身も無く、また、蜂捕獲のための待ち箱を置く場所のお世話をしてくれた人が飼ってみたいという事だったので里子に出す事にした。

順調に群は大きくなり、冬越しも出来、春には継段をするほどに大きくなっていたそうだ。

ところが、6/4,5の2晩連続で何か動物に襲撃されたという連絡が入った。

熊では無いかとの推測をされていたが、熊なら巣箱を全壊にして中身を食べるらしいので、違うのではないかとの事。

足跡を見て、イノシシではないかとの会長の見立て。

2晩続けて巣を食べられてしまい、ほぼ巣箱一杯にまで大きくなっていたものが半分以下になり、蜂の数もまばらに見える程度まで減ってしまった。

蜂の様子はまとまりがなくバラバラで出入りも無く、体の色も黒っぽくなっていて、まさに女王が居なくなってしまった「無王群」の特徴を呈している。

対処としては、他の群れに合同させるか、他から女王を持って来るやり方もあるらしいが、まずやらなくてはいけないのは次の襲撃から守る事。

イノシシや熊には電柵が必要だが、今日明日で設置できるものではない。

自分にとっては初めて捕獲した群なので特に愛着があるため、自分の畑に避難させるように申し出た。

準備が出来たら戻すということにしたのだが、無王群だとしたら戻れる可能性は少ない。

畑の2年目の群に王台が沢山出来ていたので、蛹になっている誕生予定の女王をひとつ無王群に移植してみた。

どのみち針で刺して殺さなくてはいけない蛹だったので、実験台になってもらった。

これがダメなら合同になるだろうか、


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