見出し画像

ニホンミツバチ(巣落ち2016/7/7)


(注:蜂がどっさり登場します)

ミツバチの巣は蜜蝋で出来ているので、当然 熱に弱い。昨日2016/7/7の勝沼は38.8℃で日本一の最高気温を記録。会員から巣落ちの報告がLineに入っていた。畑での巣箱の置き場は北向き、仕事場もあまり日当りが良くない場所なので大丈夫と思っていたが、畑の巣箱の中で巣板が大小合計2枚落ちた。

上に大きな巣板、下に小さな巣板が重なっている。蜜が流出していないのが不幸中の幸い。蜜だらけになると、蜂の身体がベトベトで身動きとれなくなり死んでしまう。蜂の様子は落ち着いているので、女王は巣板の下敷きになって死んでしまったという最悪の事態は避けられたのではないか…という希望的観測。

小さい方の巣板を半分に切って巣箱内部に立てかけた。こうしておけば成育中の蜂児の面倒を引き続き見てくれ、蜂数を減らさずに済む。貯蓄している蜂蜜も取り込んでくれるだろうか。花の減る夏なので有効に使って欲しいものだ。

王台がいくつか出来ていたが、2つは働き蜂によって食い破られていた。1つ蓋がしたままの王台があったが、今回の事故で女王が死んでいたら新女王が必要になるので、そのままにしておいた。

さて、大きな巣板が一枚キレイに落ちたのだが、これは巣の中には収まらなかったので巣箱の外壁に立てかけた。蟻やスズメバチなどの外敵を呼び寄せてしまうだけだろうかとも思ったが、とりあえず一日だけこのままにしてやることにした。


ところで、昨年はこの場所には横式の巣箱を置いていた。昨年も同じく高温の夏だったが巣落ちすることはなかった。横式は天井の接着部分が多く、縦には延びないので重量をしっかり支える事ができる。 高温化の山梨では横式の方が良いのかもしれない…。 また、強群の場合は巣板が大きくなりすぎる前に採蜜しておく方が巣落ちを防げるだろう。やたらと巣箱を縦に沢山積み重ねて大きくなった事を喜んでいる人がいるが、巣落ちで台無しになっては元も子もない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?