ニホンミツバチ(2019/8/5)
昨日発覚した盗蜂の顛末。
畑に置いていた2群に、他所からのニホンミツバチが巣箱の中の蜜を盗みに来ていることに気づく。先週のうちに始まっていたようで、最初に標的になった6/6入居群の巣板はカラッポ、蜂数も極端に少なくなっている。 気づいた朝にすぐ移動すべきだったが、夜まで待って移動することにしたため、盗蜂群との争いでさらに犠牲が出てしまった。
6/6入居群の貯蜜がほとんどなくなったため、越冬群にも盗蜂が入り始めたようで、移動のために夕方行くと、巣門前に多くの死蜂が散乱していた。こちらはまだ重さがあり、移動を迷っていたが、この状況を見て移動を即決。ギリギリ運べるくらいの重さだったが、盗蜂から守るためには頑張る。
暗闇の中、仕事場の庭に二つ設置し、巣門を解放。移動中、越冬群は静かだったが、6/6入居群は蜂数は少ないにも関わらず、巣箱の中で大騒ぎしている。こんなに元気なら大丈夫かも、、、と、一抹の希望をいだきつつ、帰宅。
一夜明け、移動した越冬群を内検。1週間前よりも蜂数がさらに減ったが、移動の際の重さの貯蜜があるのだから、少しは希望があるだろう。まだ恐る恐る様子を伺っている。
やはり昨晩移動した6/6入居群。なんと、逃去。昨晩移動時に大騒ぎしていた蜂は、新しい住処を作ることにし、明るくなってから一斉に飛んでいったようだ。ところが、数匹、様子のおかしな蜂がウロウロしている。
逃去の際には蛹だったのが次々と羽化しているのだった。 しかし、生まれたばかりの新蜂は何も出来ず、おそらく餌も先輩働き蜂から口移しでもらうのだろう、、給餌した蜜を舐めることも出来ない様子。生まれてしまったものの、途方にくれたように新蜂同士でじいっとしている。
王台が一つ残されているので、これが奇跡的に生まれてコロニー形成、、、なんてことはないよなあ。働き蜂が数匹しかいない新蜂だけでは。
移動した群と、もともと居た群、すべてに給餌。採蜜時の巣の搾りかす。
↑唯一、順調な仕事場の越冬群。一時は巣板が露出していたが、蜂数がもどった。
↑4/5分蜂群。がっくり蜂数が減っているが、分蜂したからだろう。たくさんの王台の跡がある。
これ以上分蜂してほしくないので、つぶしておこうとよくよく見ると、すでに横から齧ってある。蜂も自分たちでこれ以上の分蜂は不要と判断したのか、王台の数を調整したようすなので、何もせずにそのままにした。
…ということで、現在3群となった。 先月の長雨で蜜源不足を心配したが、今回の盗蜂はその影響もあるのでは?? 2015年に西洋ミツバチの盗蜂を受けたが、姿形が違うので盗みに入っている事がわかりやすかったが、ニホンミツバチ同士の場合はよく見てやらないと、何が起こっているのか判断がつかない。 今回は時すでに遅し、、先週 畑に行けなかったのが痛かった。6月入居にしては勢いがあったので採蜜候補だったのだが、、、残念。
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