里子群消滅の顛末

画像1 2月半ばに消滅した群れの昨年秋からの経緯について確認した。
画像2 2014年夏に勝沼で捕獲した群れで、小石和の無農薬栽培のリンゴ畑に置かれた。小石和は勝沼よりも温暖。夏に2度の分封未遂があったが、分封未遂時に新女王に更新されて順調に群れは拡大していた。秋に採蜜し、その後は給餌無し。(訂正:秋の採蜜は無し)アカリンダニ対策無し。9月の下旬に三段に、勢いが良く11月の初めに4段に継箱を行った。越冬中は12月に一度大量の死骸があったが、その後は天候の良い日には出入りを確認。1月中旬から出入りが見られなくなり、2月上旬に巣箱の隅から蜜がしみ出してきたのを発見し異変に気付いた。
画像3 底板に蜂の死骸。群れの大きさからすると、数が少ないように思う。
画像4 スムシは見つからず。
画像5 スムシに浸食された様子もない、キレイな状態の巣。
画像6 下の空間が大きく、継箱の必要は無かったのかもしれない
画像7 天板を取り除いたところ。上部はしっかり蜜が詰まっている。
画像8 一枚ずつ巣板を剥がして行く様子。キレイな状態が見られる。
画像9 下の方の空巣。消滅は残念だが、二度の分封未遂と二度の採蜜を体験させてくれた(訂正:1度の採蜜)実に優秀な群れだったと思う。原因として考えられるのは、ネオニコチノイド系農薬による冬場から春先にかけて急減し消滅する『蜂群崩壊症候群(CCD)」かアカリンダニではないかとの事。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?