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ニホンミツバチ〜蜜蝋精製〜(2015/9/27)

採蜜後の群、新居に落ち着く覚悟を決めてくれたようにも見えるが、まだまだワサワサと落ち着かない。花粉を搬入蜂も見える。

さて、蜜を採った後には巣板が残る。これまでの巣では大した量が採れていなかったので、まとめて精製しようと思って冷凍庫で保存していた。常温で放っておくと混入しているスムシの卵が孵って大発生となる。また、蜂児が混ざっていれば腐敗臭もしてくる。放置後ではない質の良い蜜蝋は入手しづらいのだと蜜蝋ロウソク屋さんのサイトにあった。

自分は、ニホンミツバチの蜜蝋クリームで冬期の皮膚炎がらみの肌荒れから救われているので、蜂蜜と同じくらい…いや、蜜蝋のためにニホンミツバチを始めたと言っても良いくらい。それゆえ、蜜蝋精製は気合いを入れて臨んだ。

気合いを入れて、鍋も新調してしまった。巣板を溶かすと匂いが強く出るので縁側にIH調理器を持ち出しての作業。蜜蝋は62~65℃で溶ける。

蜜蝋は溶けて、ゴミや貯めてあった花粉の固まり、蜂児などが表面に浮かぶ。ゴミの取り除き方は様々で、カゴを逆さまにしてゴミと一緒に鍋底に押し込んだり、掬い採ったり…。なるべく細かなゴミまで取り除きたかったのでザルにガーゼを敷いて漉した。

漉した後は冷めて固まるのを待つだけ。

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蜜蝋の成分は(wikipedia引用)モノエステル(35%)、炭化水素(14%)、ジエステル(14%)、遊離酸(12%)、ヒドロキシモノエステル(8%)。成分の多巣を作ったミツバチの種類によって成分の比率に違いが生じる。

香りの成分はアルデヒド類(ノナナール、デカナールなど)、ケトン類(ウンデカノンなど)など数十種類。

色は、ミツバチが持ち運んだ花粉の色素の影響を受け、鮮黄色ないし黄土色。


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