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ニホンミツバチ(2018/10/2)

採蜜日和。9時半スタート。

↑6月入居の群の巣箱の最上段を切り取る。

↑一番上の段の蓋をしている天板と本体の間に針金を入れて、スライドさせて分離する。すでにずれている状態。

↑針金で切る前に、天板を叩いて振動と音で蜂を下へ逃してやらなくてはいけないのだが、これが十分ではなかったため、切り取る際に巻き込まれた犠牲者が多数。蜜がしっかり溜まっていてテンションが上がるところなのに、犠牲者を見てガックリ。これ以上犠牲者を出さないように、ドライヤーで風を送って、残っている蜂を下へ逃がす。今度は焦らずジックリ。

↑今度は犠牲者を出さずに切り取り成功。切り取った一段は取り急ぎ、金だらいへ。ずっしり重くて5kg以上はありそう。

↑外で作業すると蜂が寄ってくるので、切り取った巣板は室内へ。ナイフで巣板を切り取って行く。専用のナイフもあるが、使い勝手が良いのでパン切りナイフを使っている。

↑黄色い漬物樽で巣から垂れる蜜を受ける。切り取ったばかりの巣板にはまだ蓋がかかった状態。

↑蓋を切り取り、蜜が流れ出すようにして、下のオケに溜まるのを待つ。今週は暖かいので、1日もおけば大丈夫だろう。寒い時期は日中に車中が熱くなるのを利用して、車の中に置いたりする。この段階ではまだ細かいゴミは取り除けない。

↑2重のガーゼやサラシで濾して、出来上がり。今回は色が濃いめ、糖度は78度強あるので、水分を飛ばす工程も不要。糖度が78を切ると発酵してしまうので、表面積が大きくなるようにバットなどに入れて、押入れの除湿剤などを利用して水分をとばす。

春の蜜は香り高くてフルーティーだったが、今回は香りよりも甘さがしっかり。酸味も弱めで、力強い味わい。

↑一番上には天板で蓋をして、隙間から害虫が入らないようにガムテープで塞ぐ。3段では蜂が収まりきらないので、出入り口のある段の上に一段継ぐ。蜂蜜の処理をする前に、これらの作業は終えてある。  全部を終えたのが11:30頃、2時間ほどかかって完了。これまでは無王群や逃去後に残された巣からの採蜜ばかりだったので、初めて教科書通りの採蜜ができて、感無量。犠牲者を出した分、減点して60点というところかな。

蜂蜜流出などで女王蜂が被害にあっていませんように、、、。蜂たちと、蜂の師匠、先輩、仲間に感謝。 

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