kintone Café開催してみた

エンジニアでもない自分が、kintoneと出会い自分がつまづいたことや情報を共有してみたくて、ユーザー同士の勉強会を開催した流れをまとめてみたいと思います。
自分への備忘録も兼ねていますが、皆さんの参考になれば幸いです。


1.kintoneとは?【kintoneとの出会い】

「kintone(キントーン)は、開発の知識がなくても自社の業務に合わせたシステムをかんたんに作成できる、サイボウズのクラウドサービスです。業務アプリを直感的に作成でき、チーム内で共有して使えます。社員間のつながりを活性化する社内SNSとしての機能も備えているため、スピーディーに情報共有ができます。」
以上がサイボウズさんのkintone ヘルプのはじめにあるkintoneの概要です。
kintoneとは自分のようなプログラミング知識がない人でも、業務アプリが作成でき、かつコミュニケーション機能まである完璧なシステムだと思い込みました。当時、自社の業務は支店間の物理的な距離から発する情報の共有・温度差問題があり、新たなKPI設定のため、事務業務の仕組みづくりに取り組んでいた自分は社長を説得し、自社に導入、意気揚々と運用を始めました。

2.kintone Caféとの出会い【kintoneでの失敗・挫折】

はやりものが好きで、繰り返し作業などは嫌いな自分は、ネット上の情報を集め、プラグイン等を駆使し、すごいアプリを作ることに躍起になっていました。同時に、他社さんの成功事例に感化されあこがれも抱くようになりました。思い返すと、業務改善が目的ではなく、すごい仕組みを作るのが木曜になっていたと思います。
しかしながら、そんな独りよがりで作ったシステムは、開発者の自分の思いばかりで一向に社内には浸透せず、只のデータ入力フォーマットになっていました。
社内に浸透しない壁にぶつかった自分は2018年のCybozu Days Tokyoに参加し、その中でkintone Caféの存在を知ることになりました。


3.kintone Caféとは?

「kintone Caféは、まだkintoneに触れたことの無い方から、より高度なカスタマイズを行いたいと考えているプロフェッショナルの方まで幅広い層を対象に、 楽しく学び・教え合うことで、kintoneの魅力や活用法をみんなで共有するための勉強会コミュニティです。」
上記が、kintone Caféの理念です。
セミナーではなくあくまで有志の勉強会。システムを売る人たちではなく、使っている人達の集まり。kintone Caféへの参加方法は2つあります。
①他の人が開催しているkintone Caféへ参加を申し込む。
②自分で主催する。
kintone Caféならなんとか現状を打破できるヒントが見つかるのではないかと思い地元でも開催されていないか情報を集めます。が、地元岡山ではここ1~2年開催されていない事実を知ることになります。この時の自分の心理状態は今でもよくわからないのですが、「じゃあ、自分が主催すればいいんじゃん。」と思ったのがすべてのはじまりです。

4.kintone Café岡山開催まで【ここから本題】

①kintone Caféを開催しようと思ったらまずは「Facebook」の「kintone Café Leaders」というグループへ参加申請をしてください。そこから、地元でkintone Caféを運営されている方とつながることができたり、開催ノウハウが詳しくまとめられたkintoneに参加申請できるようになります。
②参加の申し込みページを作成するために「connpass」のアカウントを作成し、イベントを作成する。
※「connpass」には過去のイベントの管理をまとめれる便利なグループ機能があるのですでに開催されている地域で開催する場合は注意してください。
③kintone Café開催の告知・開催報告を行うため、kintone Caféのサポーター申込フォームから申請し、開催記事を作成する。
④SNS等でひたすら告知。集客。開催当日までドキドキしながら楽しみに待つ。
⑤開催当日、楽しむ。仲間を作る!
kintone Caféで開催報告を行う。
細かな流れは①のkintone内に詳しくまとめてられているので割愛しますが、大まかな流れは上記の6ステップです。

5.kintone Café開催で困ったことなど

今回の開催にあたって、準備で困ったことなどをまとめておきます。
①開催内容の選定
どの程度kintoneを使っているユーザーが来るのかどんな業種なのかわからない中で開催を告知するわけですから、どんな内容が喜ばれるかわからないんですよね。できれば参加者に何か気付きをもって帰ってもらいたいなーと思って悩んでいたのですが、キントーン大好き松井さんの「自分がやりたいことをすればいい」という言葉と、kintone Café広島の運営メンバーが参加してくださるということで急遽、参加してくれたユーザーさんの相談会という形にしました。本当にありがとうございました。
今回、共有のきっかけはアウトプットからということに気づかされましたので、次回は自社での活用事例や浸透のきっかけをお伝えしたいなと思っています。
②開催場所の確保
今回は自社の社長が快諾してくれたこともあり何とかなりましたが、参加費などを取らないコミュニティなので基本は無料で使える会議室等を探すことになると思います。が、昨今はオンラインでの開催も多くなっていますし、お店に許可を取ったうえでカフェ等で各自ワンドリンクで場所を借りるといった方法もありかと思います。
③集客方法
集客は基本口コミやSNSを使って行うことになります。特にkintoneはTwitterでの情報発信が盛んです。あまりSNSを活用してこなかった自分にはなかなか苦労した部分でした。
④触れたことないサービス
冒頭でも書きましたが自分はエンジニアでもなく、ITとも縁遠い業務や環境で業務をしていました。そんななか「connpass」や「クローバPAGE」といったなれないサービスに登録・ページの作成といった作業はなかなか心理的ハードルが高かったように思います(一度使ってみるとすぐ使えますけどね)。

6.その他補足

kintone Café自体もですが、上述のFacebookのページやクローバPAGEの保守、アカウントの管理等すべて有志の方々のおかげで運営ができています。サイボウズさんがお金を支払っているわけではありません。有志の方々は本業で大変忙しい中、運営にも助力していただいているということを忘れないようにしましょう。

7.kintone Caféを開催してみて

上記には書ききれませんでしたが、福山市でkintone Café広島に参加させていただいたり、運営メンバーの方々には相談に乗っていただいたり、大阪のCybozu Days後にも「Caféやります宣言」をさせていただいたり、SNSでの集客にご協力いただいたり、本当にいろいろな方の助力をいただいて開催することができました。
kintone Caféで出会った方々は、会社の同僚とも学生時代の友人とも違う不思議な温かい関係になれることが多いです。なにより、社会に出て、こんなに多くの人とビジネス以外でつながれるって素敵じゃないですか?
なかなか心理的ハードルが高い部分もあるんですが、いざ乗り越えてみると意外と低いハードルだったりします。
一歩踏み出せなくて迷っていたら、近くやオンラインで開催されているkintone Caféに参加してみましょう!一歩踏み出せばきっと人生違う景色が見えると思います!

長文乱文失礼いたしました。
また、最後までお読みいただきありがとうございました。

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