WEBデザイナーになろうと思ったきっかけ

小学生時代

小学生の頃は、色んな友達とたくさん遊ぶ元気いっぱい、というかおてんばで生意気な、、女の子だった。
クラスのどんな子とも仲良しだったし、時にはいたずらもしたり、楽しい毎日を過ごしていた。
将来の夢はこの時は「ケーキ屋さん」だった。
絵はあまり得意ではなかったが、色が好きだった。

図工での色塗りはもちろん、生活科の授業の絵日記も好きだったし、パワーポイントやワードを使う授業では色数が多すぎて先生に怒られた。

小学4年生のある日、仲良しの友達の家に遊びに行くと、
「最近こんなのにハマっているんだよね」とあるネットゲームをおすすめされる。
ぱどタウンだった。
今で言うTwitterのような、簡単につぶやける掲示板のようなものが付いていたのと、他にも色々機能はあるが、マイページの表示をカスタマイズしてデコレーションすることができる、ということを教えてもらった。

その友達のマイページも、マウスストーカーがキラキラしていたり、背景が可愛らしいデザインになっていてとてもワクワクした。

その日さっそく家に帰り、母にお願いしてぱどタウンを始めてみた。
どうやらマイページの着せ替えをするには、外部の素材屋さんからタグを拾い、設定をいじると表示されるようだった。

これは。。めちゃくちゃ楽しい。。
なぜタグを入れると色が変わるの?!誰がそんな仕組みに設定したの?!(そこ)

気づけばPCをいじり始めてから3時間が経過していた。
今までこんなにハマったものってないな。。
もしいつか、仕事にできたら時間も忘れて没頭できるんじゃないだろうか?!!
でもこんなマイナーな仕事ないだろうなぁ・・・
なんてぼんやり考えていたのを覚えている。


中学生時代

中学生になると、携帯電話を持ち始める。
私は塾に通っていたので、始めは塾の送り迎えの連絡の時だけ持たせてもらえた。

2年生のとき、クラスの友人から「ホームページを作ったよ!」とのメールが届く。
ホームページなんて、そんな簡単に作れるものなのだろうか。とは思いつつも送られてきたURLを開く。

いいなぁ、私もやってみたい。

漠然としているが、興味津々だった。
当時の個人ホームページ管理会社の名前は忘れてしまったが、メニューは「REAL」「日記」「1000LOVE」「リンク」などがあったと思う。
それぞれにページが作られていて、可愛くデザインされている。

ページの内容については割愛するが、この友人がHPを始めたのがきっかけなのか、私のところでは一気に学校中で広まった。

携帯電話は3年生になると、親からついに「同級生と連絡先を交換できなくなるのは可哀想だから」という理由で、成績を落とさないことを条件に、常時携帯の許可が出た。

最初は作り方がよく分からなかったので、先ほど書いた友人に作成してもらった。
初期設定はデザインのテンプレートを配っているところがあるので、そのデザインを適用したようだった。
そこから徐々にカスタマイズを加えていったのだが、これは小学生の時に夢中になって遊んでいたあの感覚と全く同じで、やっぱり楽しかった。

コンテンツ自体を更新するのも好きだったが、一番楽しいのはページのカスタマイズやデザインを変えることだった。
そしてこの時もあの時と同じく、「こんなの、仕事にできたらいいのに~~!!」と思っていたが、なぜかそんな仕事は、職業としては存在しないのだろうと思っていた。

3年生にもなると、進路のアンケートを取ることもある。いくつか選択肢が入っていて、そこから第3希望まで書いて提出するものだった。
そこには「WEBデザイナー」という項目はなかったので、「やはり一般的ではない職業なのかも」という印象を受け、そこでは別の職業を第3希望まで書いたと思う。

高校生時代

私の行っていた高校は、3年生になると、大学・短大進学組と、専門学校・短大進学組と、専門学校・就職組に分かれるシステムだった。
2年生の時に事前調査として進路をある程度確定しなければいけなかったのだが、この時の私は特にやりたいこともなく、勉強は苦手だったため高校を出て就職もアリかも?くらいの感覚で、進路について真剣に考えたことはなかった。

中学の時から続いていたHP作りの流行りは、この辺りから「前略プロフィール」「Decolog」「Decooブログ」というそれぞれのサービスに特化したタイプのものに変わっていったのだが、私はこれらのものはあまり興味がなかったため、ひたすらHPのテンプレートを配布する方(まさかのそっち側)を楽しんでいた。
自分が作成したテンプレートを、誰かが使ってくれていると思うと表現しがたい嬉しさがあった。
自分が作った物を誰かに良いと思ってもらうのって、感性を誉められているような気がしてすごくうれしい。。

2年生の夏の終わり、3者面談を行うので親御さんと進路について話し合ってきなさい、と先生に言われる。
私の周りの友人はやりたいことが決まっていて、それに向けて進学するようだった。

そんな友人を目にしても、特に何も感じなかった私は高校を出てみんなより早く就職するのもやっぱりアリかも〜と思っていたが、進路相談に乗ってもらった先生からは「どこかしら学校は出ておいた方が良い場合もあるよ」と言われたのもあり、悩んでいた。

母に伝えてみると、「でもパソコンさわるの好きじゃない?何かそういう仕事に就けるような学校はないの?」と言われる。
パソコン…。。。、、
PCの仕組みが好きなわけではないし、学費を払って学校に行かせてもらうほどやりたいことでもなかったので、ちょっと申し訳ないと思っていた。

しばらく考えて、「あれ?本当にHP作る仕事ってないのかな?」と思い、ここで初めて携帯電話で「ホームページ 作る 仕事」と検索してみる。
そこで「WEBデザイナー」という職業があることを知る。

えっあるんだ。
ていうかこれだ!私がやりたかったこと!!本当にあるんだ!!
これこれ!!。

ということで、将来の夢は「WEBデザイナー」に決まった。
この時母にヒントを言われていなければ、私は今WEBデザイナーになっていないかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?