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中央アジアの秘境"fann 山地"旅行記-Part 4- 〜クリカロン湖からアローディンパスを超えてアローディン湖まで〜


日の出出立

8/21
朝ごはんは尾西のわかめごはんシンプルでおいしい。
日の出とともにテントを撤収し行程スタート。気温標高高いので午前は10度前後、本日は快調。
この日はアローディンパス(3790m)を超えてアローディン湖までの行程である。氷河から注がれる大量の水が川となって、川の周囲だけ緑豊かな光景となっている。
まるで日本庭園のような緑の美しさと氷河の向こう側にある岩と氷の剥き出しの山々が対照的になっていて、奇妙に感じる場所であった。

日本庭園の様
意外とこの辺りは緑がある

川の渡渉

途中、川の渡渉に手間取る。対岸にいた、馬乗りの人に下流からいけるとジェスチャー受け下流へ行き飛石渡渉。水の周りに命が育まれているのがよくわかる景色だった。あと朝の湖の水鏡がきれいであった。川の渡渉からアローディンパスに上がる尾根に乗るまでが急な登り。

渡渉途中、普通の登山靴(モンベルマウンテンクルーザー500)ゆえ少し染みた
写真の馬に乗っている人に渡渉ポイントを教えてもらった

ロシアンピッツァ

8:00に尾根に乗り上がる。そこからは軽やか。鳥海千蛇谷の様にたおやかだ。150-200mおきに休む。ザレた登山道をたどり、青い空と茶色い大地の中をグイグイと標高を上げていき、アローディンパスに着いた。眼下には目指すキャンプ地アローディン湖の青が美しい。パスでは、スコットランド人夫婦と話せた。また、その後に来たチムタルガパスに行くロシア人と仲良くなる。1人はアニメ好きで太ももにエヴァのタトゥー入れていた。肩組んで写真撮る。彼らPTはモスクワやサンクトペテルブルクからきているとのこと。ガイドはこれまたロシア人のサーシャと言った。ここのPTの人から「ロシアンピッツァだぜ」とお裾分けもらう。うれしいい。日本人には全く無名の山だが、欧州諸国では比較的有名なのであろう。

急斜面の途中に湧水あり
ケルンもあったよ
今山行の荷物
たおやかな谷だ
氷河湖を眼下に標高上がる
何らかの植物、花の名残のようなものも
日差しが強いので大岩の影で休んだりする
最高点到着
ロシア人PTからロシアンピッツァをもらう
よき景色、ロシア人PTはまだチムタルガパスまでいくらしい羨ましい

アローディン湖

11:00パス発、エメラルドブルーの湖2つを眼下にずんずん降り、大休止1回挟みながら、急な下りをこなすと、12:45アローディン湖畔着。青々とした美しい氷河湖畔のキャンプ地にたどり着いた。湖からは伏流していた雪解け水がとうとうと湧いていた。湖畔での楽しいキャンプとなった。テント張り14:00すぎからカレーを仕込み始める。風強く米炊きミスりながらもなんとかリカバリー。16:19夕飯とする。ロシア人PTからスイカもらう。夕方日の入り前後くらいでテントサイト管理のおじさん巡回に来て10TJSを支払う。翌日は来なかった。

アローディン湖はクリカロン湖と違いエメラルドブルー
パスを見上げる
どんどん標高を下げる
下までついた
湖畔でテントをはり調理開始
パスで会ったロシア人PTにスイカもらった彼らはドンキーで荷上げしていた
入唐求法巡礼行記を読む、note執筆中の2024.4.14現在まだ読了できず、、、
テントサイトには湧水もあったよ、日本のものほど美味しくなく、硬い味がした。もちろん浄水器かけて飲むよ


日が暮れていく

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