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不要不急でも、やっぱりこれだけはと思う「言葉の壁打ち」

私は、一人で過ごすことが全然「苦」ではないタイプなので、
コロナ禍でもわりとストレスを感じていないほうかと思います。

ただ、仕事もほとんど家でしていますし、息抜きも家の中だけでは飽きてきます。
こんな刺激の少ない環境では「頭も心も固まってしまいそう!」と思うので、たまに外に出かけますが
一人でお茶を飲むのも酒を飲むのもまったく平気なので、一時期だけのことと思えば、特に問題ありません。

ただ、それでもどうしても、「人とのコミュニケーションが必要だな」と感じるのは、「言葉の壁打ち」が一人ではできないからです。

アイデアを試行錯誤することが多い方は、誰かを相手に壁打ちをするという方、いらっしゃるのではないでしょうか。

たとえば想像するに、作家が編集者を相手に、とか。
新規事業を考える経営者が自分の右腕を相手に、とか。

壁打ちは、相談するのとは、ちょっと違います。

素敵なアドバイスが返ってくれば、それはもちろん嬉しいのですが、壁打ちの効用は、自分で言葉にすることで、何が大事か整理されていくこと。

さらに、壁打ち相手からの質問というのは、自分の中だけでは発想できない観点を持っているので、
そこから新たな気づきが得られる可能性がある、ということです。

これが、仕事関係だとか明確なつながりのある相手であれば、用件とあわせてできるかもしれませんが、
私の場合、飲み友達(以前勤めていた会社の友人とか)だったりします。

具体的な相談でもなく、第三者に説明ができるような、必要性が存在しているものでもありません。

壁打ちは、やるとしたら二人ですので、このご時世でも実施可能ですが、
病気療養中でもある自分は、万が一のことを考えると、人と会うのはできるだけ避けたいと考えてしまいます。

ですが、壁打ちは、オンラインではできにくいんですよね・・・
理由の一つとしては、壁打ちには、だらだら感が必要な気がするから、でしょうか。
思いつくままに、だらだらと話す。
それに対して、相手も思うままに、言葉を返してくれる。

いつの間にか、自分が壁側にまわっていることもあるでしょう。
時間とか、話の帰結など気にせずに、言葉をつなげていく。
オンラインでは、この空気感が作りにくいと思うんですよねぇ・・・

3Dのオンライン会議が可能なシステムも開発されていると聞きますが、
そこまでいけば、なんとなく空気感も再現できるようになるのかもしれませんね。

今はまだ、コロナの感染を心配しながらも、できるだけリスクを抑える形で会うにはどうしたらよいか、
せいぜい場所とか店とか時間帯とかを考えるしかありません。

私は、年内には、治療が終わることを期待しているのですが、
コロナ騒ぎも年内には収まってくれることを、やはり期待したいです。

そんなことを気にせず、バーのカウンターに並んで、だらだらと飲んでいたころが懐かしいですね。

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