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さぁ、音声配信の時代だ

音声配信の時代がくるぞ、って言い出したのいつ頃だろう?2019年には、早い人はもう言ってた気がする。
理由はこうだ。海外、主にアメリカでは、podcast、という音声メディアで、広告収入が10億円になるという。
これからもドンドン伸びていく産業だとして、人気なので、これは日本でも来るかもしれない。と言われていたのが、最初に「音声メディアくるぞ!」と発信していた人の、お話だった。

みんなはラジオって聞いてるだろうか?

まずアメリカで10億円って案外大したことは無い。日本で年商10億くらいの会社は大体中小企業の「中」の方、くらいだ。意外にザラにある数字。
そもそも日本でラジオを聞く人ってどれくらいいるだろう?
会社でラジオが、かかってる。なんて会社もあるだろうが、自発的にラジオを聞く人はどれくらいいるだろうか?
ラジオ業界は、日本のメディアでは、新聞の次に古い。
故に色んなことを言われてきた。

テレビが登場した時に、「ラジオ不要論」は流れたし、インターネットが普及した時も、「ラジオ不要論」は出てきた。
それでもラジオは、無くならなかった。細々ながらも、長く続いてきた。コアなファンを獲得し続けてきた、ラジオとはそういうものである。

音声メディア乱立時代

今スマホ用、音声アプリは乱立してる。
・Himaraya
・standFM
・radiotalk
・Spoon
・podcast
・Voicy

podcastやVoicyは、審査があったり、メジャーなラジオ番組に近いので、誰でも手軽に始められるとしたら、それ以外の上4つだろうと思う。
その中でも今、多いのは、HimarayaとstandFM。

僕はstandFMを利用している。

もうすぐ始めて2ヶ月で収録数は150本。
ライブ配信という、チャットとやりとりする生放送も何度か。やっている。
不具合も今のところ多く。そんなに大手じゃない会社の手作りアプリなんだというのを実感しながら、ユーザー皆で「しょうがないよねぇ?」
なんて言っている。
ばあちゃんが切り盛りしてる定食屋みたいな空気が好きだ。

ただ、そんなstandFMがメディアで今取り上げられている。

https://twitter.com/standfm/status/1325740398686302210?s=21

日経トレンディで【世界を変えるスタートアップ大賞】の第2位にstandFMが、選ばれた。

変化の音が鳴り始めてるのかもしれない。

音声+SNS

音声メディアではあるんだけど。誰でも参加出来るが故にSNSの要素が強くなる。
例えば、子育て中の主婦の方が、standFMには沢山いる。その人が昼間にライブ配信を始めると、同じように子育てしている方が、入ってきて、お互いの悩みを話したり、先輩主婦からアドバイスを得たりしている。
井戸端のネット版だ。音声だから、本当に世間話に近い

そしてその中になぜか、僕もいるんだけど。

メインは、やはり20~23時、たくさんのライブ配信が立ち上がり、収録配信も更新されていく。

その中で、副業をしようという人は、インフルエンサーに話を聞きに行き、チャットで質問し、答えてもらう。
声の可愛い女の子に癒しを求める人、大喜利でみんなで笑ってる部屋。
思い思いの時間を過ごしている。

収益化プログラム

そして、審査基準は明確ではないが、収益化もできるプログラムもある。

他のアプリのことが分からないので、standFMに限って言うと

SPP standFM partner program
standFMで、審査を通過し、SPPになると、自分の発信を聞いてもらった時間に応じて、収益が見込める。
さらに今後、コンテンツを作って販売したり。サポーター制度で有料会員もつくったりできる予定だ。

審査の基準はフォロワー1000人。それ以外は未公表である。

初期のYouTubeを思い出す。

YouTubeが今みたいな認知の仕方をされてなかった頃。YouTuberが「一般人が面白いことやってる」と認知されていた頃は、友達がやっている馬鹿な事を笑ってみている感覚に近かった。

コメントで、感想を言ったり、愛のある馬鹿に仕方をしたりしていた頃。あの頃のYouTubeに、今のstandFMは似ている。

YouTuberのYouTubeは、いつしか作品になり、コメントで参加するより、「見るもの」=ショービジネスへと進化した。

大好きだったデビュー間もないバンドが、一気にスターになっていく。めでたいのに寂しい、あの感覚に似ているのかもしれない。

YouTubeを見なくなった


standFMをやり始めてしばらくして、YouTubeを見なくなった自分に気がついた。
画面でやっている事より、身近な人の配信に触れたいし、そっちに時間を割くようになったのだ。

人間は体験の方が大事だ。
テレビで温泉地を見るのもいいが、やはり自分で行った方がいい。

声の届かない憧れの人より、身近な友達のほうが、優先されるんだ。

音声だけの気さくさも相まって、音声配信は、まだ、伸び代はあるのかもしれない。

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