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私の平野貞夫論【51】

「FB憲法九条の会」での講演からの抜粋【1】


 「facebook九条の会」という集まりがあります。

 同会は、「この国は、二度と戦争をしないと誓った」(上の写真)という

素晴らしいスローガンを掲げています。

(正直、「わが国は」と、強調してもいいのではないかと思うのですが。)

 一昨年の4月14日(土)、平野氏は、同会にて、”改憲を急ぐアベ政治の

行方を語る(当時)”という題目で、講演を行いました。

 次の文章は、その中から、抜粋したものです。平野氏は、こう語ります。

 正直に言いまして、私の経験で、33年間、国会事務局にいて、思いました

のは、自由民主党という政党は、本当に、「憲法違反」をするのが大好きなんです。

ここん所が、日本の国民は、よく分かっていないんです。

 衆議院なり、参議院事務局の一番大事な仕事は、憲法の81条でしたか、最

高裁(下の写真)に、「違憲立法審査権」、つまり、法律や規則や色々の政

令などが、”憲法に違反しているかどうか、ということを決めるのは、最高裁

判所だ”と書いているでしょう。

 それを、やってくれると、我々の仕事は、本当に楽ですよ。地方議会で

は、そうなんですよ。

 地方事情で、(最終的に)最高裁が来ます。

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 ところが、国会の中の事については、”統治行為論”というのがございましてね。

 いわゆる、英語では、political problem(政治問題)と言って、決めないん

ですよ。最高裁が、ー

 でも、憲法では、”決めろ!”と、書いてあるんですよ。

 それを、慣例で、”最高裁は、政治に関わっちゃいかん”ということで、決

めないんです。

 本当はね、政党は、後ろでは、ちゃんと悪い事、してるんです。

ボクは、知ってるんですけどね。

 だからと言って、憲法に素人の人ばっかりですからね、議長だって、副議

長だって、委員長だって。

 ですから、事務局が、よっぽどしっかりしないと、批判されるわけです。

 政党からは、「違法じゃない!」と、多数で押しつけられるのです。

時には、「全会一致で憲法違反しよう!」ということだってあるんです(笑)。

 大体、「政党」という政治権力は、本能的に、国家権力を縛る憲法に反対

しようとする性向があるんです。

 ですから、自民党の人が、綺麗事を言っていますが、何かあったら、憲法

を、簡単にひっくり返すわけです。

 私は、経験的に言って、憲法に違反するというものを、直接、私が関わっ

て、二回、止めました(これこそ、真の「憲法の番人」では)。

 これは、その頃は、まだ自民党が、まともだったからです。

それから、大体、(自民党が)駄目になってから、一回、失敗しました。そ

れは、事務局にいる時です。

 それから、国会議員になってからは、これは、酷いですね。

森首相を創った「派閥談合政権」、あれは、憲法70条に、確実に違反していますよ。

 もっとも、議会制民主主義の原理にも違反していますよね。

あれから、自民党の政治がおかしくなったんですよ、明らかに。

(参考)憲法70条:「内閣総理大臣が欠けたとき、又は衆議院議員総選挙の後に初めて国会の召集があったときは、内閣は、総辞職しなければならない。」

                         【つづく】

(追記) =💓MayuLoveQ17(体調不良の為!休養中)さん、💓ともmusicwriter🎈さん、💓Shunさん、💓新田たつふみさん、💓asayanさん、💓月村ありささん、💓Napoptosisの部屋(メタラーメン野郎)さん、💓fmGIG幸せ発信局 Osaka  Joyful  Stationの皆さんへ=

 皆さん、お元氣ですか? この度も、「スキ」をして下さいまして、まことに有難うございました。ご厚情を、心より感謝申し上げます。

💓メタラーメン野郎さん、お元氣ですか?               今までも、「スキ」を頂いておりました。ご厚情を、有難く存じます。

「2020年のラーメンたちを振り返る。」を拝読しつつ、ラーメンの多種多様性や奥深さを感じました。すでに、代表的な国民食とも言えますね。

 「さいごに」にもありましたが、サラリーマンをやりながら、日本各地のラーメンを食されたのは、なかなか出来ないことだと思います。

 また、昨日お書きになられた「タイムラインが変わりつつある。皆さんも気づいているんではないか。」を、拝読しました。

 「タイムライン」に関するお話から、「すみわけ」の話へと発展していました。

「すみわけ」と言えば、昔、京大人類研の今西錦司氏や梅棹忠夫氏の「棲み分け」論を思い出しました。

 これは、西洋の弱肉強食や自然淘汰という考え方とは異なる縄文的な日本文明を彷彿とさせるものでした。

 ただ、あなたの仰る「すみわけ」は、最近のスピ系のものかと存じます。つまり、「覚醒」と「洗脳のまま」の違いを表現するものかと思います。

 それによる、人々の隔絶や断絶が予想されるのかも知れませんね。   益々のご健筆、ご活躍を期待しています。

💓月村ありささん、初めまして。                   この度、「スキ」をして下さいまして、まことに有難うございました。

「ローマは一日にして成らず。」とのお言葉、たくさんの読書体験から得られた”真実”のようですね。実は、私も、全く同感です。

 似た言葉で、「石の上にも三年」とか「千里の道も一歩から」なども、とても好きな言葉です。

「シンクロ」、読ませて頂きました。                  実にテンポが良くて、読んでいて、たいへん楽しい気分になりました。

「シンクロ」って、何だろう?と思いつつ、読み始めましたが、最後の所になって、美人姉妹のことか、と思えましたのも、心地よい印象になりました。

 あなたは、本当に、多くのジャンルの本を読み込んでいらっしゃいますね。

 この一作だけでも、正直、まるで推理小説でも読んでいるようなスリリングさを感じます。

 ご文章の軽やかさと楽しさは、かつて似たような体験があります。実は、吉本ばななさんの「キッチン」を読んだ時も、同様な喜びがありました。

 益々のご健筆、ご活躍を祈念しています。

💓ともmusicwriter🎈さん、お元氣ですか?

「プーチンのタクシー」を、拝読しました。とても興味深い記事でした。

 また、最後にありました「人によって好き嫌いはあれど、プーチンの大統領として国を守る姿勢について敬意を払わないといけません。」は、とても正直で、思い切ったご発言と感じました。

 今のプーチン大統領の立場は、1962年のキューバ危機の際のケネディ大統領に通じると言われます。あの時も、ルー・メイ将軍などの強硬派は、早期のキューバ攻撃を主張していました。

 プーチン大統領が、ロスチャイルドの策謀に乗らされることなく、賢明に対応すればよいが、と思います。

 ともさんは、たいへん重要な問題を、よくぞクローズアップしてくれました。益々のご健筆、ご活躍を期待しています。

💓MayuLoveQ17さん、お元氣ですか?

「モデルナ・16日、特例承認!! 3回目で使用可能に! コロナワクチン・半量接種ー厚労省部会」を、拝読しました。

 簡単にスルーされそうなトピックですが、たいへん大きな問題を含んでいるように感じます。

 中でも、「WHO(国際保健機関)は、『他のCOVID-19ワクチンの互換性に関するデータはない』と提言していますので、交差接種に関しては慎重に検討すべきだと思います」、

「WHOの提言にもかかわらず、なぜ日本政府は交差接種の有効性・安全性に関して検討しているのだろうか」の問いかけに対して、

「その理由は、速やかに安定したワクチンの供給が見込めないなかで、少しでも早く国内のワクチン接種を普及させるためです。」と記します。

 しかし、この政府の在り方が、由々しき問題だと思います。      とても大切な問題を、よくぞ提起して下さいました。

 どうか、呉々も、お身体ご自愛ください。   渡邉良明 拝




この度のサポート、本当に有難うございました。ご厚情、心より感謝いたします。ご芳志を、他のクリエーターの方々のためにも、大いに活用させて戴きます。