私の平野貞夫論【56】
「FB憲法九条の会」での講演からの抜粋【6】
平野氏の言葉は、続きます。
さて、私は、憲法の他の条文については、問題があって、いずれ、適切な
ものにせないかんと、思っています。
それは、憲法を発展させることですからね。
しかし、憲法九条というのは、絶対に変えてはならないし、世界に発信さ
せるために、どうしたらいいかということを考えております。
また、そのことを勉強したのは、「安保法制」の騒ぎからです。
一つは、あの「安保法制」で、立憲主義ということを、今まで、何も言わ
なかった憲法学者が、色々と言い出したことは、たいへん良かったと思っています。
しかし、ボクに言わせれば、われわれが、憲法違反を自民党がやるのを、
さんざん悩んだ時に、逃げて逃げて逃げまくってね、何も言わなかったの
に、何で、「安保法制」だけで騒ぐのか?という思いなんです。
正直、ボクにしてみれば、”何で、今さら、憲法学者が?!”という思いが
あるわけです。
しかし、木村草太さん(現、東京都立大学教授:下の写真)なんかは、いず
れは東大教授になるんでしょうから、立派なもんですよ。
それから、東大の石川健治さんなんかも、いいことを言っていますね。
私は、(東大法学部も)、少し、「天皇機関説」コンプレックスから離れ
たと思っています。
ケルゼン法学、解釈法学で、「九条」を解釈して、分離的に、こうだか
ら、護らないといかんということを、憲法学者は、やったわけでしょう。
しかし、「九条」の護憲運動の本筋が、それだけではいけませんわな。
何で、「九条」を具体的に護っていくか、護っていく日本人の深層心理
に、一体、何を訴えるのかということを、これから、相談して行かなければ
なりません。
しかし、この度の「安保法制」の時に、保守本流の政治家こそいなかった
けれど、元の法制局長官とか最高裁の判事とか学者が、初めて、それこ
そ、”保守本流”の形で、正論を言い出したわけですよね。
ところで、ボクは、憲法問題も含めて、国会デモにも行きましたが、この
前までは、参議院の議員でしたし、その前は、衆議院の事務局にいました。
まあ、土井さんじゃないけど、「国民のための知恵を、あなたは、どうし
て出さないのか? 自民党のための知恵ばっかり出して」と怒られました
が、懐かしかったけど、ある意味では、悲しかったけどね。
(※この言葉に、土井さんに、自らの真意、あるいは深意を汲んでもらえな
かったという、平野氏の一抹の無念さが感じられる。
私感だが、些か教条主義的な土井さんにとって、平野氏の柔軟な発想は、
なかなか理解できなかったのではなかろうか。)
ちょうど、浅沼さん(浅沼稲次郎:1898~1960:下の写真)が、デモ隊
で、攻め込んだでしょう。
私は、あの頃、衆議院事務局に入ったんですよ。上から見てたんですけどね。
「浅沼懲罰」という大騒ぎがあったんです。
そこで、あの時、ずいぶんと盛り上がったけど、当時の安保法制に反対す
る人々(=市民)に、”土着性”が足りないと思いましたね(上下の写真)。
理論的に、安保法制の何条の、ここがこうだから、こうだという、いわゆる
民進党的ペースのやり方ですね。
あくまで、理論的なもので、感性的なものが足りないわけです。
あぁ、これは、ちょっと、この市民運動じゃ限界が来ると思いまして、い
わゆる、市民運動の土着的感性、例えば、自由民権運動とか、江戸時代の一
揆とか、結構、江戸時代には、民衆が蜂起してるんですよ。
歴史が改竄されて、公文書に残っていないだけの話で、あるいは、少ない
だけの話で。ー
そのために、私は、坂本龍馬や、龍馬を支えていた妙見信仰について調べてみました。
「妙見陀菩薩陀羅尼経」というお経は、革命の本ですからね。
悪い総理が出たら、天は、そいつを、総理から降ろせという教えなんです。
つまり、民衆と民衆のために尽くす人々を大事にしない王は、排除すると
いうお経ですからね。
これ、本当に、草の根デモクラシーですよね。
だから、江戸時代の妙見(北辰)信仰を、龍馬の業績をたどって勉強してい
るうちに、家康とお万さんに行き着いたというわけです。 【つづく】
(追記) =💓ともmusicwriter🎈さん、💓近所のムロさん@競艇予想屋してる人、💓競輪予想師☆輪太郎@究極のデータから導き出す勝利さん、💓MayuLoveQ17(体調不良の為!休養中)さん、💓新田たつふみさん、それに、💓asayanさんへ =
皆さん、お元氣でしょうか? この度も、「スキ」をして下さいまして、まことに有難うございました。ご厚情を、心より感謝申し上げます。
💓asayanさん、お元氣ですか? ご多忙な毎日かと存じます。 Joyful Friend 第391回-2021年12月18日放送分を、拝聴しました。
今回は、『人生において、一生行かないかもしれない都道府県』(パート5)でした。前回は、34位が東京都でした。
確かに、keiさんの仰る通り、asayanさんの脱線トークを楽しみにしている人はいます。私も、その一人です。
さて、35位は、上(=北)の方です。そこで、アッキャンさん曰く、「最近、新潟が出て来てないから・・・」と。この新潟が、実は、35位でした。
地図が、たいへん役立っているようです。asayanさん曰く、「感謝してや」と。
そこで、asayanさんが言います、「新潟は、結構、下の方なんだね」と。すると、ここで、アッキャンさんが、些か意味不明な言葉をもらします、「意外と細長いけどね」と。
この言葉に対して、asayanさんが言います、「いや、ランキングが!」と。
この二人のやり取りを見ていたkeiさんが爆笑。これはまさに、あの「愛媛って、何県?」と問うた旅行者以来の笑いとなりました。
次に、36位は、九州の熊本県でした(※ついに、出た!)。ところが、asayanさんとアッキャンさんの話題は、何となく福岡県に発展します。
黒田官兵衛、もつなべ、博多とんこつラーメン、小倉城・・・。 そこで、keiさんが呆れて、「今、熊本なんですけど・・・」と。
「そこ、広げんでいいいと思うんだけどな」と続けます。それで、アッキャンさんが、「(熊本は)熊本城とくまもんぐらい?」と、とても正直な言。
また、同氏は、こう続けます、「熊本ラーメンって豚骨? 熊本ラーメンって有るのかな?」と。
(※お答えします、有りますよ。こむらさきというお店が、「熊本ラーメン」を名乗っています。その他、桂花ラーメンも有名です。)
その他、阿蘇山や水前寺公園が出てきましたが、アッキャンさんが問います、「天草四郎って、熊本?」と。
「長崎」という答えが出ましたが、実は、熊本だと考えます。ただ、実際は、両県にまたがっていると言うべきかも知れません。
「天草」の地は現在、熊本県ですが、江戸時代は、幕府の天領でした。 また、天草四郎を頭領とする一揆軍が立て籠もった原城(島原)は現在、長崎県です。その他、加藤清正、馬肉、辛子レンコンなどが出て来ました。
次の37位は、関西よりは、少し外れているとのこと。答えは、名古屋の愛知県でした。
名古屋と言えば、ひつまぶし、名古屋コーチン、味噌カツ、味噌煮込みうどんなどで有名です。
「名古屋は、関西からすると、東京まで行く場合、意外に通り過ぎる」との言。確かに、それは、言えますね。
asayanさんは、名古屋駅には、悲しい思い出があるようです。大学時代、松本から大阪への帰路、名古屋駅で、いつものきしめんを食べようと、ホームに降りました。
そこで、きしめんを注文し、それを食べましたが、1万円札を出したところで、発車のベルが鳴り出しました。結局、おつりを貰えず乗車、何とも高価なきしめんとなりました。
普段は、名古屋駅で新幹線に乗り換えるのですが、その場合、時間が充分あるのです。
しかし、その時は、途中で止まっているだけなので、余り時間が無かったようです。その時のasayanさんに、心からの同情を禁じ得ません。
さて、次の37位は、「近畿(=関西)」でした。答えは、何と大阪府でした(※東京都と同様、全く意外な感じです)。
大阪と言えば、USJですが、asayanさんは、アメリカフロリダの体験から、「ディズニーランドより、USJが、めちゃくちゃ面白かった」と語ります。
大阪が37位というのが、それなりにショックだったようです。 「大阪が一番行く(つまり、ランキングで最後になる)と思ったのに・・・」というアッキャンさんの言葉が、心に響きました。
それぞれの愛郷心(アッキャンさんは、兵庫県かと思いますが)に、たいへん共感を覚えました。
実は、愛知と大阪は、37位で同率とのことでした。それで、38位が無くなり、また同率の39位が二つとなりました。その地域は、関東と九州です。
関東は千葉で、九州は、長崎です。両方とも、「テーマパーク」(千葉のディズニーランド、長崎のハウステンボス)で有名です。
もうこの辺りになると、「行きたい所ベストテン」といった感じになります。
長崎と言えば、ちゃんぽんで有名ですが、「『リンガーハットも、たまにはいいよ』と言われた」と、asayanさんが語ります。(※確かに、それは言えると思います。)
次に、41位は、関西の兵庫県でした。アッキャンさんが、少しガッカリした感じです。
「淡路島も城崎も、一杯あるのにね・・・」と、少し無念そうです。 asayanさんも、「意外とムキになってる」とツッコミを入れます。
この時、三人は、たいへん盛り上がりました。アッキャンさんが言います、「(兵庫県は)ちっちゃいネタが詰まっているだけで、大きな大仏とかには敵わん」と。
asayanさんも、「何か怒ってるのか? 奈良は、大仏しかないみたい。 怒っていると言うより、スネてる」と、笑いながら語ります。
このやり取りが、まるで漫才のようで、実に面白い。 その底抜けの面白さが、ラジオから伝わってきます。
次回(実質、最終回)が楽しみです。 渡邉良明 拝
この度のサポート、本当に有難うございました。ご厚情、心より感謝いたします。ご芳志を、他のクリエーターの方々のためにも、大いに活用させて戴きます。