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私の平野貞夫論【42】

沖縄基地問題の歴史を学ぶ【1】


 今回は、「寺子屋ルネッサンス勉強会」の三人の女性たちが、平野氏の自

宅を訪ねたことから始まります。

 彼女たちは、近々、沖縄(上の写真)を訪ねる予定とのことです。

 その一人が、かつて、平野氏が、「沖縄基地問題の原点を振り返る”民意

の尊重こそ第一義に”」を、月刊タイムズ(2015年6月号)に寄稿したこと

に言及しました。

 因みに、本稿の副題には、「辺野古の基地建設にみる自民党政治の堕落

とあります。

 まるで、今日の辺野古基地工事の頓挫を予知したかのような鋭い視点です。

 しかし、かつて、日本政府は、沖縄の負担を軽減すべく、本土内に、「

行場」を建設しようと模索していました。

 まさに、非公式の、極秘の計画です。実は、平野氏は、その計画の一翼を

担っていたのです。

 来客者の一人が、こう切り出します。

「今日は、是非、基地とか沖縄のことで、平野さんに、色々と教えて頂きた

いと思い、伺いました」と。

 これに対して、平野氏が、穏やかに語り始めます。

「よく、この記事、見つけましたね。

実は、この時、亡くなられた翁長知事(雄志〔たけし〕氏:1950~2018:下

の写真)が、辺野古問題で、政府と戦って、クライマックスの頃でしたね。

 それで、翁長知事の活動を、バックアップするために書いたものなんです。

沖縄(2)

 私は、昭和41年、つまり50年以上前、当時の佐藤内閣が沖縄返還を言い始

めた頃から、国会内で、沖縄問題の裏工作みたいなことに使われていました。

 それで、沖縄とは、とても縁が深かったんです」と。そう語りつつ、平野

氏は、彼女たちに、一つの「図面」を見せます。それは、巨大な「飛行場

の図面でした。

 そして、彼は、こう続けます。

「これは、『完成予想図』です。

これ(全長)、何メートルぐらいあると思います?」と

彼女たちが答えます。「かなり長いですよね」と。

 これに対して、平野氏が、こう語ります。

3500メートルです(因みに、辺野古新基地は、1800メートル)。

 それで、場所はですね、高知県の西南地区。ー

足摺岬と宿毛(すくも)湾付近に在る国有地なんです。

 それで、この図面には、『マル秘・高知県西南地区における空港設置に関

わる構想調査』という極秘書類が添付されています。

 これを依頼したのは、高知県庁、当時の中内力(つとむ)という知事です。

 経費は、勿論、県の費用なんですが、中身は、防衛庁(当時)が主導して

作った資料なんです。

 総工費は、3280億円でできるという報告書です。

 当時の中内知事が、こういう飛行場を、一体、誰と相談して、誰の指導で

作ったかというと、この報告書が出たのが、平成3年10月ですから、自民党

幹事長は、小沢さんから小渕さんに代わっていましたけど、この報告書を作

るのに、1年ぐらいかかりますから、その人物というのは、小沢一郎さんなんです。

 では、何のために、これを作るかというと、実は、これが、沖縄の米軍基

地を、本土内に、一番最初に移して行くという計画案だったんですね。

 今日、これを承知している人は、殆どいませんわね」と。 【つづく】

(追記) =💓asayanさん、💓ともmusicwriter🎈さん、💓新田たつふみさん、💓作保屋(サポヤ)さんへ  =

   皆さん、お元氣ですか? この度も、心のこもった「スキ」をして下さいまして、まことに有難うございました。皆さんの変わらぬご厚情を、心より感謝申し上げます。

 💓asayanさん、お元氣でしょうか?

 Saturday   Morning   Park-第101回-2021年12月4日放送分を、拝読しました。本日のメニューは、『松本旅行記』についてでした。

 asayanさんは、毎年一回、大学の一年先輩、フカヤッピー(深谷氏?)と、どこかに旅行に行かれるとのこと。それが、今回は、松本だったわけです。

 今回は、「原点に戻ってみたい」ということで、二人の母校である松本歯科大学(塩尻市)を訪ねてみようということになりました。

 そこで、青春の6年間を共に過ごした松本市を、久し振りに散策してみようということになったわけです。

 ところで、「旅行の相方とは、単に気が合うだけでなく、同じ価値観を共有する人でないと続かない」と、asayanさんは語ります。

 確かに、行きたい場所や泊まりたい所(例、ホテルの内容など)、それに時間などが、結構似ている(あるいは、折り合う)人でなければ、一緒の旅行は難しいようです。

 その点、asayanさんとフカヤッピーは、その辺が合致しているので、今回の旅行となりました。

 フカヤッピーは現在、浜松に住んでいます。(※アレ、私たちと同じ静岡県民ではないですか。)

 また、ご出身は、中津川市(岐阜県)とのこと。          (※アレ、ここは、妻が少女時代〔戦時中〕、疎開したところで、彼女の親戚〔玉岩商店〕があります。実に、奇遇です。)

 今回、愛車で行くasayanさんは、中津川市まで出たフカヤッピーを、同地でピックアップし、一路、塩尻を目指しました。

 塩尻の街並も、だいぶ変わった様です。昔(ほぼ30年以上前)は、ブドウ畑や野菜(主にレタス)畑だったのが、見違えるばかりに綺麗になり、大きくなっていたようです。

 大学自体も、だいぶ変わっていて、大学病院は歯科だけだったのが、現在では内科もあるようです。

 ただ、二人は、キャンパス内を歩いていると、”アレ、こんなに狭かったっけ”と感じてしまいました。

 事実、学生時代、とても広く感じたのに、今は、それをとても狭く感じたのです。

 「人間の感覚って、ほんとに不思議だなぁーと思いましたね」と、asayanさんは語ります。でも、この感覚は、われわれにも共感できます。

 そこで、asayanさん曰く、「皆さんも、出身大学や出身高校に、一度、行ってみられるといいです。”アレ、こんなだったかな”と思われると思います」と。

 ところで、フナヤッピーは、大学食堂(学食)で食事をしたかった様子。そうしましたら、日曜日にも拘わらず、開いていました。

 やっとの思いで入口を探し当てましたが、食券の買い方が分りません。 現金は駄目で、(指定の)プリペードカードが必要とのこと。

 でも、二人は、次には来ないわけで、結局、そこでは食事ができず、フカヤッピーは、たいへん可哀想でした。

 大学を後にして、二人は、松本市内を目指しました。同市内も、だいぶ変わっていました。

 宿泊したのは、セレクトンホテルでした。部屋から、松本城が見えます。ホテルに荷物を置いて、松本城へと向かいます。

 ただ、入城の待ち時間が、50分とのこと。では、次の機会にということでパスし、縄手通りや商店街へと歩を進めます。

 その商店街に越中屋(富山のご出身か?)という果物屋さんがありました。その日は、とても暑い日で、お店のスムージーを注文しました。

 そこは、とても気さくな店員さんたちでした。今、松本城は、映画のロケやNHKの「プラタモリ」の影響で、観光客が多いのだと語ってくれました。

 それで、気を良くした二人は、店先で「美味しいね!」と、スムージーを宣伝(?)しますと、三組ほど入店しました。             その後、二人は、中町へと移動しました。

 ここで、フカヤッピーのリクエストで、ビートルズの「レット・イット・ビー」が流れます。

 「何で、レット・イット・ビーなんですか?」とフカヤッピーに尋ねますと、彼曰く「松本に合いそうだろう」とのこと(※「わが青春の思い出」といったところなんでしょうか?)。

 中町では、フカヤッピーご推薦の燻製屋さん(「燻丸」)に行きました。そこでは、お塩や醤油も燻製とのこと。卵掛けご飯に合うとのことでした。

 さて、夜ご飯(夕ご飯)はどこにしよう?ということで、二人は、「盛よし」のカツを食べに行きました。

 asayanさんは、味噌カツが好きなのですか、フカヤッピーは、まだ食べていないとのこと(※ついでに、私もまだ食べていません)。

 そこで、二人が、並んで待っていると、何とお店のマスターが、学生時代に会っていたマスターと全く同一の人物。(その容姿が、全く変わっていなかったのです。)

 二人は、心底、驚きました。まるで、タイムスリップしたかの様。   思わず、フカヤッピーが、注文を取りに来たマスターに尋ねます。

「マスター、僕たち、学生時代に、よくここに来たんですが、変わってないですね」と。

 すると、マスターの言では、今72歳で、あの当時は、28歳だったとのこと。でも不思議と、容貌は変わらず、決して息子さんではなく、当時のマスターその人でした。そういう人がいるものなんですね。

 その後、松本城の夜景も見ました。とても綺麗でした。流石、国宝の名城です(asayanさんの言)。

 それで、フカヤッピーが、もう一軒行きたい所があるとのことで、一緒に入店します。そこは、「ザ・ソース・ダイナー」というお店でした。

 そこでのクラフトビールが、非常に美味しかったようです。まさに、際限なく呑めるといった感じです。

 そこは元々、お花屋さんだったらしく、店内に地下水が流れています。何か格式のある古民家を改装されたようです。

 二人は、ニューヨークで修業を積まれたマスターに、実に丁寧に案内してもらいました。同店のランチのハンバーガーは、たいへん美味しいようです。

 asayanさんは、そのお店の住所を、松本市大手4-8-17と教えてくれました。余程、いいお店だったのでしょう。

 翌日、二人は、大王わさび農園に行きました。大学1年の時に行った所のようです。

 帰りは、中津川に、フカヤッピーを送りました。asayanさんは、くりきんとんで有名なすや(本店)に案内してもらいました。

 先輩の言に従い、すやのくりきんとんだけでなく、美味しい栗蒸し羊羹も、奥さんへのお土産に買って帰りました。

 一泊二日の松本旅行は、なかなかいい思い出になったのではないでしょうか。拝聴しながら、幸せのおすそ分けをして頂きました。 渡邉良明 拝

 

この度のサポート、本当に有難うございました。ご厚情、心より感謝いたします。ご芳志を、他のクリエーターの方々のためにも、大いに活用させて戴きます。