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私の平野貞夫論【44】

沖縄基地問題の歴史を学ぶ【3】


 次も、平野氏の言葉です。

 当時、社会党も、公明党も、民社党も、この動きに、ひじょうに賛成しましてね。

 実は、宮沢政権の時に、予算委員会で、公明党の市川雄一書記長(1935~

2017:下の写真)と社会党の伊藤忠治議員が、渡辺美智雄財務大臣と宮沢総

理に、日本の資金で、アジアにPKOの訓練センターを作ったらどうかと提案しました。

沖縄(7)

 そこで、アジアの安全というものを、つまり、人々の災害とか紛争を無く

していく基地にしたらどうかという視点から考えていたわけです。

 社会党も、同じ考えでしてね。民社党も勿論。ー

それで、自民党政権側も、”やりましょう!”という話になって、ずいぶんと

盛り上がったのです。

 地元でも、中谷元、山本有二さん、それから、社会党の(亡くなった)後

藤議員が協力的でしたね。

まあ、共産党は、反対でした。

 それでも、ひじょうに盛り上がったんですよ。

 それで、この調査ができたところで、高知新聞が、その、飛行場、米軍の

基地、自衛隊を持ってくるという構想について、こういう特ダネを出したんです。

PKO災害援助施設 国際貢献センター誘致へ」と。

 この記事は、自衛隊とは、”別組織にする”というのがポイントだったんです。

 それで、「4000メートル空港の建設」と。ー

 そのため、三原村が、誘致決議をして、続いて、土佐清水市議会が誘致決

議をして、大きな流れになったわけです。

 この誘致決議をやった時には、宮沢政権から細川政権に代わってましてね。

 それで、宮沢さんは、自民党の総裁をやって、次の細川総理(下の写真)

の相談に、すごく乗ってくれていました。

沖縄(8)

 実は、細川政権も、国連中心主義の考え方で、当時、国連の事務次長に、

明石さん(明石康〔やすし〕氏:上の写真)が、いました。

 その明石さんが、細川さんに、日本に、PKOの訓練基地を作ってほしい、

と陳情しました。

 細川政権が続いていれば、これが、上手く行ったわけだけど、8ヶ月で倒

れ、続く羽田政権も、短命でした。

 実は、細川政権が成立する前後、まあ固有名詞は言えませんけれど、高知

県出身の自民党衆議院議員と愛媛県出身の自民党衆議院議員との間に確執が

ありました。

 つまり、両県の間に、住友林業の広大な林野があるんです。

平野貞夫(76)

                                                          (写真は、イメージです。)

 それで、昔から、高知県と愛媛県の間のその辺りは、不便な所ですから、

第三種空港という、「小さな空港」を開く請願運動をやっていたんです。

 それで、この「構想」計画をやるのなら、こっちの方でやれ!という話になりました。

 つまり、自民党の方から、足を引っ張る動きがありました。

 私も、ひじょうに困ったんですが、そのうち、政権が、すっかり変わって

しまい、この「構想」が幻となったわけです。

 実は、高知新聞の特ダネの中には、ここでも、「沖縄の基地」について書

くことは、躊躇していました。

 それで、どういう書き方をしていたかと言いますと、「首都圏に、米軍基

地が集中し過ぎている」ので、これは、何かあった時に、非常に危険ですか

ら、この米軍基地を分散させることを意図したものだ、と書いているわけです。

 つまり、内地の基地の整理をやろうというものです。

 それから、ボクが、よく言ったのは、政府専用機というのがあるでしょう。

 あれを、札幌(千歳)に置いているんです。

あれは、冬、使えませんからね。

ですから、そういう「置き場」にも成る、と言ったわけです。 【つづく】

(追記) =💓新田たつふみさん、💓asayanさんへ

💓新田たつふみさん、お元氣ですか?

   この度は、正直、かつ適切なコメントをお送り下さいまして、誠に有難うございました。

 沖縄に関しましては、昭和天皇のお言葉が利いているのかも知れませんが、それでも、国内(勿論、沖縄も含めて)に、米軍に撤退してほしくないと考える人は、決して少なくないようです。

 沖縄基地問題の複雑さは、そんなところに窺えますね。

💓midorinokaze60さん、お元氣ですか?

 この度は、「スキ」、並びに正直なコメントをお送り下さいまして、本当に有難うございました。

 歴史上の人物を一面的に捉えてはいけないかもしれませんね。

 ただ、山縣有朋に関しましては、彼の葬儀に、余り多くの人が参列しなかったことからして、彼の後半期は、権力を持っていた割には、人望が無かったのではないかと理解しています。

 これに対して、大隈重信公の葬儀には、8千人もの市民が、別れを惜しんだと言われております。

 勿論、早稲田関係の参列者も多くいたのでしょうが、やはり、人柄が大きく影響していると思うのです。

 ところで、多くの写真を添付されたご文章は、優しい中に、とても力がこもっていて、人生を頑張っていらっしゃるなぁと感じます。

 どうか、呉々も、お身体をご自愛くださいませ。

💓asayanさん、お元氣ですか?

 Joyful  Friend 第387回-2021年11月20日放送分を、拝聴しました。   今週は、先週に続いて、『人生において、一生行かないかもしれない都道府県』についてでした。

 「一生行かないかもしれない」とはいえ、それは、決して”魅力が無い”という意味ではありません。

 ”ぶっちゃけ、一生行かなさそうな”という程の軽い意味なのです。  「知らんわけではないし、行きたくないわけでもないんですよ」と、keiさんが、優しくフォローします。

 それで、第1位から、第8位までは、次の通りでした。        佐賀県(第1位)、島根県(第2位)、福井県(第3位)、茨城県と鳥取県(同率で、第4位)、岩手県(第6位)、沖縄県(第7位)、山形県(第8位)です。

 さて、第9位は、ということで、keiさんから、「近畿の人からは近いですよ。そして、どっちかといったら”海外”(?)」という言葉が飛び出します。

「海外」? それって何?といった感じです。でも、それは、”海を隔てた”という意味での”海外”でした。

 つまり、中国地方ではなく、四国地方ということになります。(※正直、この感覚が面白いなぁ、と感じました。)

 そこで、keiさんのヒントは、「ラーメン」でした。アッキャンさんが答えます、「徳島」と(正解、これで、第9位が確定)。

「『阿波踊り』とかで行きそうなのにね」と、asayanさんも意外に感じたようです(※正直、私も同感でした)。

 そこで、keiさん曰く、「関西の人は、四国四県の位置が分かるけど、関東の人は、どこらへんか分からんと違います?」と。

 それで、asayanさん曰く、「昔、じゃらんか何かの人に、奈良を、もうちょっとアピールしてくれ」と言ったら、「駄目です。関東から見ると、奈良も京都も一緒なんです」と。

 「となると、新幹線の止まる京都の方をプッシュしやすいんです」と言われたとのこと。

「そんな感覚かもしれない」と、asayanさんは続けます。そして彼は、ここで、興味深い話をします。

「それこそ、徳島で、駅前の居酒屋に入ったんや。そしたら、サラリーマン四人が出張で来てた。

すると、その中の一人が、『愛媛って、何県?』と言う。男性やで。   『愛媛は、愛媛県やろ!』と、オレ、背中越しに言うてしもうた」と。

 asayanさん曰く、「松山だったら、何県?」と言うんだったら、分かるんだけどな」と。

 そこで、keiさんも言います、「そのくらいのレベルなのかもしれない」と。

 また、asayanさんが言います。「関東の人からしたら、九州って、9つの県があると思うかもしれない」と。

 すると、keiさんが、こうつけ加えます。「多分、四国と九州が混ざっている(合体している)かも知れないですよね」と。

 今度は、アッキャンさんも言います、「日本地図、おかしなことになってる」と。彼は、「何か、それ、ひどいなぁ」と、続けました。

 すると、keiさんが、「まあ、(そう考える)可能性がある、という”可能性”の話ですよ」と、名フォローをします。

 ところで、第10位は、ヒントが「北の方」でした。すると、asayanさんが言います、「青森」と(これ、正解でした)。

 青森は、「ねぶた」祭りで有名です。(因みに、青森市では、「ねぶた」と言い、弘前市では、「ねぷた」と言います。)

 青森と言えば、大間のマグロ、りんご、それに津軽三味線などで有名です。(※津軽三味線などは、たいへん素晴らしいと思います。)

 すると、「ふるさと納税ランキング」も面白いのでは、という話に発展します。

 次に、第11位のヒントは、そこの出身者(女性)が、同番組のゲストとして参加したことがあるとのこと。

 asayanさんは、仙台在住の鈴木ゆかりさんを思い出されたのか、「宮城県」と答えられましたが、今回は、別の方だったようです。

 その人の名は、「みずえちゃん」。答えは、「群馬県」でした。

 ところで、群馬県と言えば、草津温泉。その他、世界遺産にもなった「富岡製糸工場」がありました。

 第12位は、ヒントが、「本州の端っこ」とのこと。答えは、「山口県」でした。

 keiさんの言では、「萩市」が、山口県か島根県かで、よく間違われるとのことでした(これは、初耳でした)。

 asayanさんは、「草莽崛起(そうもうくっき)」の吉田松陰先生を尊敬しておられるようです。たいへんな熱意を感じました。

 ところで、アッキャンさんの中学時代の修学旅行は、山口県の秋芳洞・秋吉台だったようです(実は、私も、全く同じでした)。

 因みに、asayanさんの熱弁は続きます、「いや、萩があったから、明治維新があって、今のわれわれがあるわけですから」と。

 さて、第13位は、「栃木県」です。宇都宮ギョーザで有名です。    その他、日光東照宮があります。アッキャンさんが仰るように、「見ザル、聞かザル、言わザル」で有名です。

 第14位について、keiさんが言います、「キタ、キタ、キタ・・・」と。 すると、それを察したアッキャン曰く、「秋田」と(正解でした)。

 秋田は、なまはげやきりたんぽの他、竿灯(かんとう)祭りで有名です。同祭りは、「五穀豊穣」を願う祭りでした。 

 「地方の祭りは、”ライブ”で見るべきだ」と、asayanさんは語ります。 そう思う方は多いのではないでしょうか。

 第15位は、福島県です。実は、同率で、和歌山県でした。和歌山県は、白浜町の美しい白良浜や和歌山動物園のパンダで有名ですが、交通の便などで、ちょっと行き辛いのでは、ということでした。

 さて、次は、一体、どんな県が登場するのでしょうか? 楽しみです。

 御三方のお話を聞きながら思いました。                ”あぁ、人生って、楽しいなぁ”と。          渡邉良明 拝


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