私の平野貞夫論【47】

沖縄基地問題の歴史を学ぶ【６】

平野氏の言葉は、続きます。

　実は、翁長知事の兄さんは、法政大学（上の写真：今日の市ヶ谷キャンパ

スです）で、私の一年後輩なんです。

「デートを邪魔する警職法」というキャッチフレーズは、彼とわれわれが創

ったんです。

　結構、学生運動をやってましてね。

私が、彼の指導役でね（笑）。

　それがねー、この年の前かな、亡くなってね。

それでね、新進党の国会議員に出たいという希望があってね。

 それで、小沢さんと、選考に行ったんですよ。

　それで、その時に、翁長知事の側近の県会議員４～５名の方と、

辺野古をどういう風にすべきか？という議論をしました。

　その後、２～３回、沖縄を多くの人に知ってもらおうと、彼らと議論をしたんです。

「大体、内地の人は冷たい」とか、「どこも、沖縄の基地を引き取ってくれ

ない」と言うもんだから、「いや、違うよ。小沢さんを中心に、努力したこ

とがある」と申しました。

　今年の春に、一回、「話に来てくれ」という話があったぐらいです。

　結局、行かなかったですけどね。

　どうやって、辺野古を作らせないようにしようかということで、翁長知事

が、色々苦労されてね。

　それで、何とか、それを実現させるべきだと考えています。

一応、それが、「構想」に関する経緯なんです。

　普天間を辺野古に移すという閣議決定は、確か、18、19年前にあったんじ

ゃないですかな。

　だから、安倍政権は、閣議で、国策として決定して、県も了承したと理解

しているわけです。

　ところが、その後、色んな議論が起こって、実行されていないでしょう。

　実は、麻生内閣の時に、工事に入ろうとしたんです。

　しかし、それも、政権交代したから、できなかった。

しかも、民主党が迷走したわけでしょう。

　時間を掛けてもいいから、鳩山さんの方針を貫いとけばいいんだけど、鳩

山さんが辞めたら、民主党政権で、「辺野古」（下の写真）を決定したわけ

です。ものすごく、混迷しているわけです。

　しかも、その間、辺野古をどうするかということを巡って、知事選を、事

実上、三回ぐらいやっているわけよね。

　それで、翁長さんの前の仲井真知事（下の写真）は、「反対です」と言っ

て、当選して、ひっくり返したわけよ。

　これは、県民の選挙という意思に反しているわけです。

それも、はっきりと大差で、県民の意思は、”辺野古は駄目だ””ということ

で、それで、知事に就任したわけでしょう。

　そこで、私の理論から言えば、何で20年近く、政府が手を付けないかと言

えば、そこには、手を付けない理由があるんですよね。

　事実、この問題の底には、日本の”官僚政治”という、それこそ明治時代か

ら続く「行政権」、つまり、”政府が、絶対に偉いんだ、強いんだ”という考

え方があります。

　それで、「政府のやることに文句を言うな！」という国家運営というか憲

法運営というか、この考えを、憲法の上に置いて、日本の人々の間に、様々

な問題を引き起こしているわけです。

　日本が戦争に負けたのも、この考えのせいだと思いますがね。

　日本は、敗戦で、軍隊は無くなって、自衛隊の形になりましたが、官僚

は、変わっていないわけです。　　　　　　　　　　　　　【つづく】

（追記）　＝💓MayuLoveQ17（体調不良の為！休養中）さん、💓新田たつふみさん、💓作保屋（サポヤ）さん、💓社会超適合者さん   呼び名⇒社会☆急上昇最高３位◇フォロバ100%さん、💓よし/和歌山で田舎暮らしさん、💓ともmusicwriter🎈さん、それに、💓asayanさんへ　＝

　皆さん、お元氣ですか？　この度も、「スキ」をして下さいまして、まことに有難うございました。ご厚情を、心より感謝申し上げます。

💓社会超適合者さん、お久し振りです。お元氣でしたか？

　お名前が「社会超適合者」とのことですが、実際は、「社会超不適合者」と書きたかったのでは？と、空想を逞しくしています。

「あの頃の感情は戻らない」を、拝読しました。　　　　　　　　　　　　ご文中の「心が固くなっている。」とのお言葉に、目が止まりました。

　色々なご体験があったのでしょうね。正直、心の涙を禁じ得ませんでした。至って正直な思いを述べますなら、あなたは、たいへんな才能と感性の持ち主といった感じです。

　とりわけ、たいへん正直な思いを吐露されるご文章は、まるで詩のようで、読む者の心を惹き付けます。

　共感できる方（フォロアー）が非常に多いのも、容易に頷けます。　　　益々のご活躍を期待しています。

💓MayuLoveQ17さん、お元氣ですか？

　この度も、たいへん貴重な情報を発信・拡散して下さいました。　　　　それぞれが、たいへん意義深いものでした。

　今回、「イベルメクチンでコヴィド-19患者を治療しようとしたために解雇されたと語る医師！

病院側は、医師は従業員ではなく独立した契約者であると発表」を、拝読しました。

　それが有効、かつ正当であると考えてイベルメクチンを投与した医師が、不当に解雇された現実は、社会の不条理な暴力性を、よく表していますね。

　これが、単にアメリカだけでなく、日本を含めその他の国々に広まらないことを、切に希望します。

　どうか、呉々もお身体をご自愛の上、ご活躍ください。

💓よし/和歌山で田舎暮らしさん、初めまして。　　　　　　　　　　　　この度は、「スキ」をして下さいまして、本当に有難うございました。

　和歌山で、たいへん充実した日々を過ごしていらっしゃいますね。　　　様々な記事を拝読して、とても楽しく、かつ幸せな気分になりました。

　アース・オーブンは、「土中焼き」というのですね。この形で、ピザ窯が出来ることを、初めて知りました。

　それを実際に創られたというのは、本当に凄い！と思います。　　　　　また、「今日が人生で１番若い日」というお言葉も、たいへん素晴らしいと思いました。

　益々のご健筆、ご活躍を祈念しています。　　　　　　渡邉良明　拝