【参政党10の柱(10) 】アイデンティティの出し入れゴッコ
『10. 自由と文化と日本の国柄を守り育てる「国家アイデンティティづくり」』
いい加減かも…
アイデンティティの方向
イントロの最初,
は項目1の
に当然対応する.
とすれば,「軸」とは「皇統」となる.しかも,「 戦後失われた国家としての軸を再興」とある以上,戦前の大日本帝国憲法に復帰する形の憲法改正をするということ.しかし,それをはっきり言わない情けなさ.雑種のポチ.
しかし,この「国家アイデンティティ」を「国民が熱望をもって追求できる」ものとし,「確立をめざす」,「未来に継承する」という宣言.
今時,そういう考えの人は極めて少数であろう.仮に今回の参議院選で1議席取れたとしても,その程度の割合しか無いということ.
ここの宣言はどうやって達成するのか?本気だとすれば?
あるいは,かなり長いイントロの最後や幾つかの項目に見られる,平和な口調の方向だとしても,あまりに絵空事に聞こえる.その方向で上手く行かない場合はどの方向に舵を取るのか?
ひょっとして彼らにとってどうでも良いことかもしれない.案外その場限り,只の旗.
グローバル・システム:100年前と現在
続く項目の中で,
「社会主義的な戦後シスム」もそこからどこへ連れて行くかも意味不明の宣言.おそらく,医療・社会保障関係そして地方では水道などのインフラを国家財政から切り離し民営化することだろう.単なる行政サービスの劣化.
100年前の図式である.(当時は,グローバル勢力と言わず,国際金融資本と言われていた).「グローバル勢力vs国民国家」という単純構図は現代の先進国ではあり得ない.そうではなく,
あるグローバル勢力(ある米国資本連合+米国政府+日本政府+グローバル・エスタブリッシュメント[当然日本を含む]) vs 一般日本国民と野党の一部.
こんな事は今時中学生でも知っていよう.参政党も知らないわけがない.だとすればペテンである.参政党は外部浪人のようだから,第一勢力の周辺組織(日本第一党の裏口)への仕官希望のための捏造構図か.
詭弁も程々にすべし.超右翼勢力が,こんな事を言い出すとは,混乱の世極まれり,ということか.
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