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【参政党10の柱(5,6,7)】事実無視,勉強嫌い生徒の作文

5. 人類社会の課題解決へ世界を先導し続ける「科学技術づくり」


イントロの最初のフレーズ

常に世界に先駆けて課題と向き合い、解決策を導き出してきた日本。

これだけでも分かる.美辞麗句で大衆の気分を高揚させ,現実から逃避させ,あらぬ所へ誘導する煽り集団.

しかし現実は,少なくともこの30年は,その逆.そのため今や三等国で現実的な生活苦が押し寄せてきている.外国勢力云々以前の事態.この時期の歴代総理で言えばその責任の2Topは安倍と小泉.常に世界の課題と解決策に背を向け,世界に先駆けて米国追従を超えて忖度してきた日本政府.そしてそのツケを一般国民に押し付ける.これが事実.

科学分野で言えば,政府の愚策によって国内では研究が困難な状況になり,「先駆けて課題と向き合い、解決策を導き出して」いる連中はアメリカに脱出してほとんど母国日本に帰らない.最近の例で言えば,米国東部でアメリカ人になっている母国が日本のノーベル賞研究者の,日本に帰らない理由の穏やかな表現が話題になった事を覚えている人もいよう.

(大勢帰って来た連中は,日米貿易摩擦で2度目の敗戦後官費留学し,ヤクザでもあるまいに無事刑期を終えハクヲツケ帰国して,アメリカン政策の走狗となり次いでに規制緩和を悪用して政府財政ネズミ泥棒長者になった役人上がり竹中等).

人間らしく生きるための哲学を持ち

上に述べた現実を支える精神を「人間らしく生きるための哲学」だとまさか主張するのだろうか?この党は現実とは真逆の美辞麗句で主張を飾り立てるのが常套手段なのか?

非常識な自己賛美陶酔に誘導するのではなく,代わりに,ここ数十年の懺悔告解や批判から始めるべきであろう.



6. 自らの国は自ら守る「国防力と危機管理力づくり」

一番,気合の入った部分であろうが….
イントロの最初の文は短絡的で内容が無いので無意味.
2番目の文の最初に出てくる,

時代に即した21世紀型

に続けるならば,今誰でも使っている現代的「地政学」の言葉を入れた方が,例えば,Quadの性格など読み易いだろう.日米豪印戦略対話(Quad)は,安全保障だけでなく経済を協議する枠組みである.この当たりのニュアンスが分からない軍事費増強論者は,泥縄でも勉強すべきだろう.
その次の,

日米安保条約と日米豪印戦略対話(Quad)をアジア海洋同盟として進化させ、

ここに,アジアと言いながら,アジアの他の国に一国さえ触れてさえいないことが,アメリカ追随,アイデアも研究も無しの国の保守派・右翼がアジア内部でも馬鹿にされる所以である.
そして,続く

また、上記の諜報・浸透・破壊工作等の危機管理

に関して言えば,何故,近隣仮想敵諸国対応しか目に入らず,ファイブアイズの日本へのアプローチを取り上げないのか?この党は得意なはずの分野でも一面的・短絡的で,勉強が足りないようだ.

その後に続く,広範囲に渡る,スピーチは,項目も含めて粗雑で一瞥する必要さえ見られない.



7. 日本らしいリーダーシップで「世界に大調和を生む外交づくり」

最初の項目についてだけ.

日本が歴史的に営んできた「調和」「平等」「協調」「利他の精神」…をもって、地球社会に多様な国々が自由に共存共栄する世界新秩序の形成を主導。

どの国も色々あるとは言え,いくら何でも,【日本が歴史的に営んできた「調和」「平等」「協調」「利他の精神」】を持って【世界新秩序の形成を主導】というセリフは,日本でも世界でも通用しないだろう.
明治から敗戦までの事実は,英米とは多少違う面があるとしても,重い.(日本に対する事実に基づかない中傷を防ぐことやさらには日本の貢献に目を向ける必要もあるとは言え).

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