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【名言】できたらいいな、と思うこと(柳田邦男)

どうも、最近心があまり動かない私です。
いやまぁアラフォーだし、箸が転んでもおかしい娘たちと過ごしていると、良くも悪くも動かないもんだな~と思います。
江野スミ先生の↓思い出したり。色んな物がぼやけるのよね。

#オリジナル おばさんになったら今よりもっと透明になれる - 江野朱美(エノスミ)のマンガ - pixiv

しかし生きる力に満ちた子供たちを見ていると、いいな~と思うのです。それでなんとなく「こころに響いた、あのひと言(岩波書店,2010)」といういわば名言集を図書館で借りてみました。
この本は、人生を変えた!系だけではなく、ゆる~い内容も多かった。
中でも柳田邦男さん(民俗学ではなく作家の)言葉が、読んだ後数日たった今でも心に残った。

この言葉は尊敬する医師の言葉だそうで、ある時この医師がクリスチャンだと知った柳田さんが、その徳は信仰によるものか、自分はそんなふうになれない、と言うと

「いえ、私は敬虔な信仰者なんかではありませんよ。学生時代に洗礼は受けたけれど、医師になってからは、ほとんど教会に行っていませんしね。ただ、キリスト教をほんとうに信じられたらいいな、何の迷いもない信仰者になれたらいいな、と時々思っているだけなんです」

こころに響いた、あのひと言 p.61

そのときは謙虚に自分を卑下しているのだと思ったけれど、歳月が流れるうちに解釈が変わったそう。

自分はその域にとても達することができないと放棄するのでなく、「そうなれたらいいな」と心掛けて生きていくほうが、自分に対して素直になれるし、他者に対しては謙虚になれるだろう。

こころに響いた、あのひと言 p.61

この解釈から、柳田さんはあまり突っ張らない生き方になっているという。

今の時代、自分に出来ない沢山の事が簡単に可視化されているというか…いいな、と思う反面、いやでも自分には無理だな、と思って、どこか線を引いていかないと、自信を喪失するような気分があった。
でも、ただ単に「できならいいな」「なれたらいいな」と思っておけばいいんだなぁと。性格の良い魅力的な人に出会うと、憧れる反面「いやでも私は根暗だしな…」とか考えてしまっていたけど「いいな、私もああなれたらいいな」と思っとけばいいだなぁと。娘たちは若さがゆえに元気なのだ、とか理由付けなんてせずに、「元気でいいな、私もこれくらい元気になれたらいいな」と思っとけばいいんだなぁと。心に残りました。
よし、それじゃあ、明日は元気に早起きできたらいいな、素晴らしい記事が書けるようになるといいな、と思いつつ…おやすみなさい(^^)💤

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