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「夢」という名の物語

もうすぐLiella!のメジャーデビューから3年が経とうとしています。3年という月日はLiella!の背中を追いかけるように共に走っていたら、いつの間にか過ぎ去っていたようなそんな時間の短さを感じました。

もちろん私もLiella!も3年前とは違って変化がありました。私は大学四年になろうとしていて、Liella!は9人、11人となって始まりの5人である1期生は3年生になりました。

「どうしてLiella!の話と自分の話を一緒にしているの?」と疑問に思った人もいるかもしれません。気づいた人はいるかもしれませんが、私の大学入学とLiella!のメジャーデビューのタイミングがちょうど重なったんですよね。
正直虹ヶ咲も高校入学とほぼ同じくらいのタイミングでプロジェクトの発表があったのですが、高校生は勉強に部活と忙しく、息抜き程度でしか追えていない状況だったので、時間があって色々なことをしながら時間を共有出来るのはLiella!が初めてでした。

正直Aqoursも虹ヶ咲も、もっと真剣に追えていたらここまでLiella!に熱くなれていなかったかもしれないので私にとっては振り返ってみるといいきっかけだったのかもしれません。

初めての生放送で、初めて「始まりは君の空」を聴いた時、鳥肌が治まらなかったことを未だにこの楽曲を聞く度に思い出せます。今まで5人という人数での楽曲はユニット楽曲位でしか聞いたことが無く、他のグループがもつ声の重厚感を感じられないんじゃないかと不安がありました。

全然そんなことはなかったんです。
心配なんてただの杞憂でした。

今では「5人じゃないと出せない歌声があるんだよ!」と強く声に出せるくらいには大好きです。力強くもあって、それでいてどこか透き通るような、耳の奥にスっと入ってくるようなそんな声でした。5人でここまでのクオリティが出せるのか、新人声優が2人いるんじゃないのか、出来て少しのグループとは思えない。冷めやらぬ興奮が私を満たしました。

11人になった今でも、時にこの楽曲を聞いて始まりのトキメキを感じています。なんだかんだ私はまだLiella!の中でこの楽曲を越える興奮に出会えていません。この曲は歌っている当時のみんなから勇気を貰えるような、私にとっていつまで経ってもそんな曲なんです。

動き出したくなったらあとは勇気ときっかけ
ほら 一歩目を一緒に飛ぼうよ

始まりは君の空より

やりたいことがあったら、ほんの少しの勇気ときっかけで動き出せる。一般公募から辿り着いた2人がいるからこそ、重みがあって、説得力のある歌詞になっていると思います。
一歩目を「踏み出す」と表現せずに「飛ぶ」と表現している。Liella!は「星」をモチーフにしたグループで、この楽曲は「始まりは君の空」という題名。夢に向かって羽ばたくという言葉があるように、夢は果てしない目標を指し、より遠い所や辿り着くことが難しい場所を人は空と表現したくなる。
なら、「星」とは、勇気やきっかけ、それ以外の夢を後押ししてくれる全てのものと表現出来るのではないでしょうか。つまりは夢を追う全ての人たちにとっての「希望」なのです。
Liella!は私たちにとって、夢を後押ししてくれる希望の存在。言い過ぎかもしれませんがLiella!の楽曲がない私の人生がどうなっていたかを想像することはできません。このように筆をとって長々と想いの丈を綴る文章を書くこともなかったことでしょう。

信じようよ 自分のチカラを

始まりは君の空より

自分の可能性なんて自分で縛るものじゃない。
人はなんにだってなれるし、なんだって出来る。
「私はここまでの人間なんだ」「私には無理だ」なんて言うのは全身全霊自身の全てをかけてからで遅くない。夢という果てしない目標に向かって進み続けていく私たちの物語は、いつだって始めることができるものなのです。そしてきっと、その道の途中で背中を押してくれる「何か」を見つけていくことが楽しめるようになれば、その旅はきっと一等星よりも眩しく光り輝くものになるのです。

空に描くのは
どんなどんな夢か教えて
星に願う前に語り合ってみようよ
トキメキを分かち合いたいよ

始まりは君の空より

「空に描く」という表現は夢に向かって進んでいく私たちの物語のことを指していると思います。

走り始める前に、語って欲しい。あなたの夢を。

そうやって、Liella!のみんなが語りかけて来ているような気がするこの歌詞です。
「一歩目を一緒に飛ぼうよ」と歌っているように、Liella!のみんなとこの楽曲を聴いている私たちは、同じくしてスタートラインに立っている仲間なのです。頑張る前に、一緒に努力していこうとする仲間に夢を語る。語った夢をいつかの終着点でもう一度語り合えるように。

手を繋いでおけば怖くない

始まりは君の空より

違う道にいても、きっと繋がってる。
違う夢を志しても、同じ、夢に進んでいく仲間。
だから隣に君たちがいれば、大丈夫。

私たちがLiella!の楽曲を必要としていたり、楽曲から勇気を貰っているように、Liella!のみんなも私たちの応援に元気と夢への活力を貰えているのかもしれないと、そう思います。
いつもLiella!のみんなに会いに行くと、伝えてくれるのは私たちへの日々の感謝と、これからも応援してほしいというお願いです。
「いやいや!こちらこそありがとうございますみんな可愛くて元気で大好きですいつまでも応援させていただきます!」といったような気持ちをいつも抱きながらMCだったりを聞いている私ですが、私たちは当然Liella!のキャストにはなれないので向こう側の助けにどれほどなれているのかを知ることはできません。
でも、やれることがこれくらいしかないから、それでもまだ足りないと感じているくらいだから。だから、後悔しないようにやれることは全部やっておきたいと、そう思っていつも応援しています。時間は永遠じゃないし、このグループも永遠じゃない。分かっているけどいつか必ず来るこの瞬間まで。その瞬間に胸を張って「このグループを最後まで追いかけることが出来て幸せだった」って一片の曇りもなく言えるように。


「始まりは君の空」って結局なんだろう。
前述したとおり、空とは届かない目標、夢のことだと考えます。
つまり、要約すると「ここから始まる君の夢」という感じになるのでは無いでしょうか。
この曲を聴いた時がいつでも、夢への出発点になってくれる。そして、その背中を押してくれるLiella!のみんながいる、歌がある。夢への道を進んで行った一期生の頃のLiella!の面影を、この楽曲で思い出すことが出来る。
私にとって、そんな曲です。

Liella!の中には、私と同い年の伊達さゆりさんと鈴原希実さんがいます。2人とも一般公募からLiella!に加入したごく普通の女の子から、特別な女の子になった素晴らしいお2人です。
そんな2人が頑張っている姿をみて、感激したり嬉しくなるのと同時に「自分も負けていられない」とか「さゆとのんがこんなにも頑張って夢のステージで輝いてるのに俺はなんだ!」と自分を日々刺激してくれています。
2人がしてきた努力に比べたら自分の状況なんてまだマシなんじゃないか?もっと出来るだろ俺は。と、最近は成長速度が凄すぎて押してくれる所か引っぱたかれてるような気もしますが笑
だから、この2人から刺激を貰えなくなった日は私がLiella!ファンを名乗れなくなる日です。

私も大学生活を通して、夢を掴み取る難しさを日々実感しています。だからこそ、応援している中の2人が夢を叶えている姿を見れることが嬉しくもあり、そんなグループを応援できていることが誇らしいのです。
日々新しく、姿を変えても色褪せることなくその変化まで楽しませてくれるLiella!が、私は大好きです。この日々を、この瞬間を楽しみながら、私も夢を掴めるような努力を重ねていきたいと思います。そしてその物語の終着点で、またこの楽曲を聴いてみたら違うものが見えたりするのかな。

きっとあるよあるんだ
だから確かめに行こう

始まりは君の空より

自分の描く「夢」という名の物語。
これを読んだ貴方と、その終着点で出会えますように。


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