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心のもやもや。

   なんとなく誰でも もやもやっとすることはあると思う。
    悩みとかその時のストレスにもよるけれど、1度くらいもやってしてなんとも言えない気持ちになること。

 私が学生のうちに感じていることだからみんな人生生きてたら1回はあると思う。

そんなもやもやだけど、私はいつもどこかもやもやして笑顔を上手く取り繕うことが出来なかったり、ずっともやもやを感じている。

友達と話す時。家族と話す時。
笑顔でいるのに楽しいのに何故か心のどこかで俯瞰してどうでもいいと思ってもやもやしている自分がそこにいて

多分これは私に取ってしてみれば過去の後遺症のようなもの、なんだと思う。

他の人にもあるものなのかなって思ったけど、あまり聞いてみても共感を得られた事はなくてそれでまたもやもやしちゃうのが
何となく悔しいと思う笑

   これはとても仲が良い家庭教師に好きな本を貸した時の話なんだけど、貸す時は特になんともなくて4、5回くらい読んでるその本のことを話していたら先生が興味を持ってその本を借りて行っただけだった。

その本は汐見夏衛さんという人が書いたさよなら嘘つき人魚姫という本で
簡単に言うのなら、いつもどうでもいいと一蹴できる嘘をついてヘラヘラ笑っている少女綾瀬と誰とも話さない一匹狼の少年羽澄の2人の物語なんだけど

   先生はそれを読んで何か思うことがあったらしく私に何か重苦しい話をしてきた。

「この2人と○○ちゃんは全然環境が違うけど、○○ちゃんがここまでこの本に惹かれたのは状況は違うけど心情は似てると言うかなにか闇っていうのは失礼だけど、」

そういって好きな本を貸しただけでここまで考察できる先生は相当すごいな…
いや、というか怖いなぁ…なんてことを考える。

 「こう、重いかはわかんないけど軽い闇的なのがあると思うんだよね。」

どうしてそんな考えに至ったのか、それは分からないけど不登校で中学3年生の私と羽澄や綾瀬達進路に悩む高校生という共通点があったからかもしれない。
「心の中で自分に足掻いているというか、」
「結局最後のところで変わるのは自分だけどきっかけが必要で、」

そんな様々なことを先生は口にして

「○○ちゃんはとても明るいし今学校に行けてない状況でもみんな大丈夫と思ってる節がある。けど○○ちゃんは心を開いてるようで誰にも開いてない、と先生は思うんだよね〜笑笑」

そうなんとも言えないようなことを最後に笑って誤魔化した。

正直、なんだ誰にも心を明かしてないって
厨二病キャラか!なんて思ったけどどこか見透かされたようで怖くて

また凄くもやもやして
ずっともやもやして

先生が言っていた「闇」なんて言葉もこのモヤモヤに当てはまってるのかな、なんて考えた。

途中に言っていたきっかけというのも
このもやが無くなる事になるのか。

どうすれば直せるのか、どうすれば無くなるのか
   きっとそれを考えるのはキリがないことでいつかは治って真っ直ぐに生きれて心の底から笑顔で笑えるようなそんな毎日が訪れるって信じるしかない。けれど、

信じる自信もどこかに落ちてきてしまったような気がして



今日を生きるのがほんの少し、怖くなった。




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