誰かと一緒に同じ方向で

誰とも関わらなければ、誰も傷つけない。
一人で生まれて来たのだから、一人であることが自然なのかもしれない。

でも、誰かと一緒ならば、同じ方向で歩めるならば、どれだけ心強いことだろうか。

今年の新卒の悩みに「同期がいない」というのがあった。
99%が中小零細企業の日本では、大多数の企業で同期がいないことは自然だろう。
ましてや、毎年採用の企業はどれだけあるのか。
ただ、それだけの理由で離職するのは、どうなのだろうと思ってしまう。

仕事のことを話せる相手、仕事で同じ経験をともにする相手がいると、良いのかもしれない。

それ以外でも、ふとした瞬間に喜びや悲しみを共有できる相手が居てくれるなら、それも良いのかもしれない。

そうした、ふとしたときに一人を実感することってあると思う。
一人を気にも留めない中でも、ふとしたときに一人に不便を感じることもあるだろう。

私の場合、一人だと出先で食べる食事はどうでも良いし、行き先も1番の目的地以外はどうでも良く思ってしまう。
結構、出かける前には下調べや大まかな想定もして出るのだが。

かといって、一人の時間が欲しいというわけでもない気がする。

一人だとか二人だとか、さして重要ではないのだろう。