おもちゃばこ
私の頭の中は「おもちゃばこ」と言われたことがある。
子どもが持って遊ぶ道具や気晴らしや手に持って遊ぶためのものを入れるそれである。
ただ、先に否定しておく。
「おもちゃばこ」は、どちらかというと、整然というよりも、雑然としている。
子どもに対する教育や、その子の発達という面では、おもちゃは良いものだろう。
他方、おもちゃは、およそ”楽しい”という感情をエネルギーに、時間を楽しむものであって、それに意味などを持たず遊ぶものでもある。
好奇心は強い方だし、考えもポンポコ浮かんで、やりたいコトも多い方だ。
そうとはいえ、意味づけはシッカリとしているし、基本的に1つ1つに全力で当たっている。
「一番頑張ったことは?」という質問を、1年に1度は受けた3・4年間を経験したこともある。
これは困った質問であった。
全て中途半端にやったものもなければ、力を抜いたものもない。
言い換えれば、全て同じだけ力を入れ、力に強弱をつけた覚えもなければ、全てに力を注ぎ、できるだけのことをしていた。
言葉に、こだわりがあるから、案外「おすすめのポイント」「強く推すポイント」なんて聞かれ方をすると、すんなりだったのかもしれない。
それぞれに熱を同じだけかけていても、おすすめのポイントや強く推すポイントは違う。
そして、それぞれに同じ熱をかけようとも、結果が全て伴うわけではないので、当然に結果の差は生まれてしまう。
もう少し良い表現はないものだろうか。
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