右みて左みて

右や左と区別するのは、あまりよろしくないと思うのだけれど、右も左もみるようにしている。

自分と相容れない意見を遮断するのも選択肢としてあるのだけれど、その方法は個人的に取らない。

容易く右や左と分けられるものではないし、それと分ける性格を持たない事柄も多分にある。

ただ、事柄をある特定の部分に限定することで、立場の違いというものをみることができる。

なぜ自分と異なる意見をみるのか。

一番は、自分の中で、その異なる意見について、仮想の結論を立てて、その結論ありきで考えないようにするためだ。

次いで、その異なる意見の背景や根拠となることを含め、どういった内容なのかを、よく知るためである。

新しい価値観や情報を得ることに繋がるし、どこに課題があって、どう解決できるのかを見つける糸口になる。

取り巻く環境を、できるだけ正確に把握できる。

調べることに繋がれば、常に情報をアップデートすることができ、考えを点検・強化することができる。

その意味では、気にすることなく意見をいえる多様な環境が、右みて左みてには大切。

右みて左みて。

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