アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」色々

・前提で考えるμ's、MOMENT RINGを考える
 MOMENT RINGとは「円」であり、「縁」であり、「0」である。
 何度でも繰り返す、終わらない青春である「円」、無謀な夢から始まった「0」、奇跡のように繋がり、新しい夢へとつながっていく「縁」。

・ラブライブ!サンシャイン!!は「酒井監督からの挑戦状」
 当初「ラブライブ!サンシャイン!!」を視聴するに当たって、「ラブライブ!」を考えないようにし、キャラや世界を見なければいけないと思っていた。だけども1話が終わった後、μ'sという存在がしっかり浸透し、μ'sを追い、輝きたいと言った千歌を見て「むしろしっかりと考えなければならない」ということに気付かされた。この作品は裏テーマに「μ'sとはなんだったのか」ということを全編通して描くという題がある。ラブライブ!2nd seasonで演出を務めた酒井監督からそれを提示される、ということはこれはひとつの「公式的な解」であると取れる。故にこの作品は、ファンに対してこの解にたどり着けたか?という「酒井監督からの挑戦状」である。

・千歌と曜の関係性
 他に部活がある曜を無理して誘わない千歌、クラスメイトが一度スクールアイドルを断られてるのを知っていながら勧誘を手伝う曜。基本的にこの二人は互いのやりたいことを尊重する、そして自分のやりたいことを無理して言って悲しませたくないが故に"怒る"ということはしない。

 ことほのうみは昔から喧嘩しあいながら成長してきた、故に13話でもぶつかってから成長した。この二人は自分の内に考えをしまい込みがちが故に「桜内梨子」という外的要因のお陰で更に絆が深まった。もし梨子が来なかったら楽曲面の問題を別でクリアしてもどこかで亀裂ができていたかもしれない。

・高海千歌の劣等感
https://note.mu/xzsoniczx/n/n5b17d20f35ea
 過去にも書いたように彼女は普通であるということに劣等感を持っている。(1話当時に書いたので色々変なのはお察しください)
 この劣等感が核になり、成長のいちばん重要なところ

・「決めたよHand in Hand」は悲痛な叫び
 明るい曲調からのサビの「変われ変われって今日から、新しい世界へと」という歌詞、今まで普通で、何も出来ないと思っていた自分をこのスクールアイドルで変えたいという気持ちが全面に出ていて、この瞬間から既に「助けて、ラブライブ!」というG'sの一番最初の絵を再現してると言える。

・「桜内梨子」という人物の生い立ちを考える
 梨子ちゃんは各話を通して千歌ちゃんを「変な人」と言っていたけれど、なぜ変なのか。それはきっと今まで千歌のようにやりたいことを尊重してくれる友達というのがいなかったからなのではないだろうか。ピアノ一筋でスクールアイドルの存在を知らないまま高校まで進学して、周りに頼れる同年代はきっといなくて(友達はいても親友という人はいなかったのかもしれない)、ずっと悩んで悩んでたとりついた結果が”環境を変える"だったわけだけど、その環境っていうのは、当人たちは自然や街並みっていうところでの変化を期待したんだろうけど、結果として出てきたのは人の繋がりというところだった。ピアノっていうのはどうしても演奏するときは一人でピアノに向かわなきゃいけないから、孤独に戦う音楽であるように感じるわけだけどそうではなく、その一人で向かうのには支えが必要で、その支えに家族以外ではきっと初めてできたのが「高海千歌」だった。それに対して当初は自覚できなかったから「変な人」と言っていたが10話で、その胸の中にしまい込んでいた「ピアノに対する思い」を尊重して、やってきなと言ってくれたところで無意識に自覚できて、やっと「大好き」という言葉を口にできた。

・無理してでも伸ばした手と手
 お互いにベランダ越しに、一度断念し、落ちそうになりながらも手を伸ばした。きっとそれは高海千歌の輝きの強さと、互いに無理をしても支えられるような人が欲しいという直感的なものがつなぎ合わせたもの(不可能を可能にした)のかもしれない。

・何度も続く「ファーストステップ」
 3話のタイトルは「ファーストステップ」だが、ここからPV作り、9人結成、大会予選と初めてづくしになる。そしてひいてはこの作品そのものがAqoursとしての走り出し、ファーストステップとなっている。

・ダイヤはいつから千歌たちに可能性を感じていたのか☆
 1話でビラ配りを見たところから3話で砂浜にAqoursと書いた間の何処かで可能性を感じたことになる。

・曜の照れるポイント
 3話でのライブのビラ配りのときは自分からどんどん声をかけていって最終的には集合写真を撮る程になっていたが、12話ではファンから急に記念撮影を迫られたときに照れていた。自分から売り込みに行くのは得意だけど相手から認められると恥ずかしいという一面。

・ダイスキだったらダイジョウブ!の3人のグローブの柄
梨子→スペード
曜→ダイヤ
千歌→ハート
トランプの柄には季節の意味があり、春がクラブ、ダイヤが夏、ハートが秋、スペードが冬を表している。
μ'sを春とすると、その先の季節で埋められたこの曲の衣装は、μ'sの先の物語が始まったということを表しているのではないだろうか。

・ルビィの千歌の二人称の移り変わり☆
千歌さん→千歌先輩→千歌ちゃん

・花丸の本心がいち早く出ていたところ
 淡島神社で走っているときに「やっぱりまるには・・・」と疲れている中のつぶやき、元々持っていた劣等感というのもあるが、もしかしたらこの階段上りをみんなと同じペースではしれたら、自分もやろうと考えていたからこそのつぶやきなのではないだろうか。ルビィとの縁がなければ、きっと違う道でスクールアイドルを見つけていてもやらずに終えていたのかもしれない。

・善子が加入する理由
 他のメンバーは何らかのスクールアイドルに繋がるものがあって加入したが善子だけは違う。自分の抜け出そうとしたけど抜け出せなかった自分の好きなことを認めてもらう、そして意見をしっかり言ってもらえるような「自分が自分のままでいられる場所」がそこにあったから加入した。そしてそこに居続けさせてもらえるなら

・「普通」の話をしたときの向き
 花丸が善子が普通であったということの話をしていたときに曜だけは反対を向いていた。自分の歩んできた道が普通とは反対であることの自覚と、千歌に対して合わせる顔がないというようなものが受け取れる。

・PVづくりを通して得たもの
 町の人の暖かさ、来る人すべてを受け入れる懐の深さ。東京という土地にでて、地元と違う空気や環境にいる人達だからこそ輝けるというようなものをおそらく感じていたのが、いつもの風景にしっかりとフォーカスをしたことによって、自分たちの住む場所の良さをしっかりと気づいてそこから進んでいくことが大切なんだということに気づいた。

・「夢で夜空を照らしたい」後の曜
 曜は3話で先にみと姉から町の人の暖かさを教えてもらっている。そういう暖かさを梨子の一言があれど自分で気づいた、そしてそこから前向きな次への言葉がでたことは、スクールアイドルを始めるまで千歌が後ろ向きなように見えていた曜にとっては驚きで、あの表情はそんな千歌の成長に見とれたのではないであろうか。

・梨子が1回目の東京行きのときに音ノ木坂に行かないと言った理由
 自分の古巣に立ち戻る、ピアノで成績を出せなかったのとそんな中で今スクールアイドルをしているというその時の状況に対する後ろめたさ、胸を張っていま頑張ってやれていますと示せるものがない状態ということから行かなかった。

・1回目の開場発表と2回目の開場発表の差☆
 1回目は自分たちしか見てる人がいない、これは周りのライバルという存在が見えていないということを表している。
 2回目は周りに発表をワクワクしながら待っている人たちが居る中、不安げにそれを見つめる。この時点ではまだその先の「輝きの本質」には気づいていないことから、この変化は自分たちの置かれた立場を理解しているということになる。
 加えて、勝ちにこだわるセイントスノーのスタイル(=今のスクールアイドルの世界)に対する違和感と、それを自分たちもしなきゃいけないのかという葛藤が見える。

・セイントスノー、「self control」の意味。そしてこの世界のスクールアイドルとは
 このグループがこのサンシャインの時間軸のスクールアイドルを表している。
 セイントスノーは自分たちの圧倒的なパフォーマンスで観客を分からせようとする方法でスクールアイドルをしている。
 「self control」は「頂点を目指すなら自分の弱さを隠して真剣を貫いて最高だと言われたい」という曲。
 そして東京ライブ後の「ラブライブは遊びじゃない」
 このことから今のスクールアイドルは「パフォーマンス勝負する世界」になっている。パフォーマンスをして観客を沸かせるスクールアイドルの"甲子園"

・善子は何故東京のライブ後に堕天使のままだったのか
 不安になっている自分を隠そうという見栄

・「悔しくないの?」の真意
 「悔しくないの?」とこの場で聞けるのは幼馴染である曜の特権。今まで千歌が本気で自分の好きなことをやっているのを初めて見た曜だから、純粋に悔しくないのかを問うた。
 そしてそこからの「やめる?」はこれも本心。「悔しくないの?」の返答がわからなかったから聞いた。そのあとの部屋でのワンシーンで千歌との幼少期の写真があってからのうつ伏せ、こんなことを言い出したいわけではなかったのにいつも通りになってしまった、本心を聞きたかったという後悔

・何故千歌は梨子に悔しいことを言えたのか
 初めてあったときに部外者だと思ってしっかり本音を言えていたから。曜との関係は更にその先に進みすぎていて、自分を出しすぎると迷惑がかかると思っていたから言い出せなかった。帰りの車でやめる?と言われて無言だったのもそのため。

・果南のさりげない優しさ
3年の教室での喧嘩時、「鞠莉には他にもやるべきことが沢山あるでしょう!?」という喧嘩しながらの相手へのいたわり

・3年生組の1年生時の最後
 果南がライトを持ってヘリコプターにかざしていたのは、幼少期の初めての邂逅と同じ。「いつまでたっても、どこへ行っても、あの頃の気持のままだよ」という意思。

・ハグ
 幼少期のハグははぐらかしと挨拶、今のハグはそのときと同じようになろうという意思

・ダイヤのルビィに対する本心
 花丸に淡島神社で指摘されたあとの「そんなの、分かってる」という台詞とルビィが居間でスクールアイドルの本を読んでいたのを見ていたときの表情から、ルビィには自分のことなんか気にせずスクールアイドルをやってほしかったという気持ちはあった。その後のルビィの入部確定時の「何のことですの」という台詞からは単にはぐらかしという意味もあるだろうが、その裏に過去の一緒にスクールアイドルのマネをしていたなどからも察して、一緒にスクールアイドルをやりたかった、できれば自分たちが復帰できてから迎え入れたかったのではなかっただろうか。

・ルビィのダイヤへの想い
 対するルビィもダイヤと一緒にやりたかった、ただ今まで(引っ込み思案なのも相まって)真意を聞くことがなかった。こうして聞くことができたこと、そして今までスクールアイドルをやってきたことによる自信によって、ルビィから自発的に「親愛なるお姉ちゃん、ようこそ!Aqoursへ!」といえるようになった。

・高海千歌の一貫性
 2話で千歌が梨子に対して「誰かのためになれるなら素敵なこと」と言って、梨子はスクールアイドルになったが、千歌はその最初を忘れていなかった。梨子は自分のやりたかったことより今のやりたいことを優先してくれたにもかかわらず、ピアノコンクールに出て欲しいといった。嫌われるかもしれないのに。3話で曜が言った「中途半端が嫌い」ということの体現と梨子との今までの関係が合わさった千歌でしかできないであろう一貫した梨子への想い。優しさ。

・千歌は何故曜を最初に強く勧誘しなかったのか
 自分が過去に曜と一緒にやっていたことをやめてしまったから。無理に誘って合わなかったらどうしようという不安、そして敬遠されることになってしまうかもしれないという恐怖。(書いておいて流石にここまでないかもと思ってる)

・一途に未来を呼ぶダイヤと善子
 「想いよひとつになれ」のAメロで「一途に未来を呼ぶ心」という歌詞をダイヤと善子が担当している。
 ダイヤは「再び果南と鞠莉と共にスクールアイドルをする」という未来、善子は「自分という存在を認めてもらいたい」という未来を求めていた。
 一度崩れた団を再び作り上げる未来と個を認めてもらう未来がひとつのグループにまとまったのがAqours。

・何かをつかむことで何かを諦めない
 梨子のピアノコンクールとラブライブ!予備予選
 鞠莉の将来と旧Aqoursの活動
 (曜・千歌の)自分の気持ちと相手の気持ち
 ルビィのスクールアイドルをやりたい気持ち
 善子の自分の居場所とアイデンティティ

・「同じ明日を信じてる」のぐーとパー
11話ラストのポーズ
梨子→パー
他8人→グー
 「想いよひとつになれ」のラストの「同じ明日を信じてる」の振り付けは、パーでグーを持ち上げて最後は両手共にパーになる。梨子の演奏(曲)によって他の8人が歌い、予備予選を突破するということの表し。
 そしてパーは掴んだもの(勝利)をかざす、グーは(勝利を)掴みに行くという風にも見える

・セイントスノーとA-RISEの差
 客を楽しませるということを頭に入れているかどうか。A-RISEが強かった時代は、そもそもその圧倒的パフォーマンスができる人たちがA-RISEしか居なかった。故にその手法だけでも客を楽しませるということができた。だけども今の時代は全員がパフォーマンスは高水準。それだけではどうにもならない。μ'sとA-RISEが競ったときも勝敗を分けたのはパフォーマンス以外のところだった。セイントスノーがそこに気づいたときが本当のAqoursのライバルであろう。

・μ'sが何も残さなかった意味
 μ'sは自分たちが居た痕跡はすべてなくして音ノ木坂を去った。それはすなわち、今のスクールアイドルの世界は結果を残すことを主とする状態に対するアンチテーゼ。何かを残すことに必死になるのではなく、自分たちが楽しんだからこそ結果がついてきたということ。伝えたいと思ったから伝わった。

・自由に走ることに対してどうするかを聞いた梨子と善子
 梨子と善子は共に「スクールアイドルだから入ったというより、別の要因からAqoursに入った」。故にスクールアイドルに没頭というよりはひとつ視点が上になり、俯瞰的になる。だからこそ疑問を出せた。13話で梨子が千歌に危惧出来たのもそれが要因のひとつ。

・羽
 どんなときもずっと。「どんなときだって 君を見つめてる」
 1話では梨子の制服の上に落ちてきた。掴むことできなかったことから、まだμ'sの真意に気づいていないという暗示と、音ノ木坂の制服に初めに落ちてくることから、「可能性」の始まりを暗示。
 12話でμ'sとは、輝くとは何かに気づいたから羽を見つけて、そして掴めた。これでようやくスタートラインに立てた。その気付きの証。そしてこれからはその考えはすなわちμ'sであり、守護霊のように「μ'sはあなた達Aqoursを見つめている」という意味になる。

・千歌と梨子は何故μ'sを「普通」と言えたのか
 先入観がなかった。完全にμ'sという存在を知らなかった(おそらく当初は興味がなかったりしてどこかで耳に挟んでも覚えてなかった)。
 その先入観の無さが「輝くことは楽しむこと」という解に導いた。ラブライブ!から5年という時代設定を見るに、μ's・A-RISEの全盛期をみて、パフォーマンスに圧倒されて、そこにばっかり注視してしまう人たちが多いのがサンシャイン!!の世界。そんな中でフラットに学生がアイドルをやっているというのを見たからパフォーマンスの前に「楽しんでいる」ということに気づけたのではないだろうか。
 曜はμ'sの廃校阻止時期を知っていたので、もしかしたら前々から存在や大きさは知っていたのかもしれない。

・「MIRAI TICKET」を基準に考えられたストーリー
 MIRAI TICKETから急に曲が盛り上がったというのを前に見たがそれは違う。(そもそも急な盛り上がりとすら思ってないけど)
 初めにAqoursという9人がスタートラインに立つところを到達点として設定し、千歌が普通をコンプレックスとして保つのをスタートに設定して、自分たちの想いを丁寧に紡ぐように曲調を少しずつアップしていって、「想いよひとつになれ」でAqours内部としての大団円を作り、その盛り上がりを外に向ける「MIRAI TICKET」となるように逆に作られていったのではないだろうか?

・飛行機雲の意味
 飛行機雲を見る時は、願い事が叶いやすい時という意味があり、この先で願いは叶うということへの暗示がされている。
 また、飛行機雲の出た後には雨が降りやすく、これは直後の学校の生徒みんなでステージに立とうという流れへの暗示にもなっている。

・「0を1にする」とは
 輝くことは楽しむこと。つまり楽しんでいる姿を皆に見てもらって、それを認めてもらいたいということ。

・千歌の中にμ'sが生きている瞬間
ミュージカル前の2年生組のところでの千歌の台詞
「これからもいろんなことがあると思う。嬉しいことばかりじゃなくて、つらくて大変なこともいっぱいあると思う。でも私、それを楽しみたい、全部を楽しんで皆と進んでいきたい、それがきっと輝くってことだと思う。」
 これが「僕らは今のなかで」の歌詞と繋がる。「楽しいだけじゃない、試されるだろう。だって、その苦しさも未来~」と、ほぼそのままなぞらえていると言っても過言ではない。それを自分の口で、大きな舞台の前でメンバーの皆に言える。酸いも甘いも一緒に乗り越えて、体験しようという8話前までの千歌では言えないようなメンバーを信頼する言葉、そして自分たちが最高に楽しんでファンやそうでない人でも楽しんでもらうというものが汲み取れるようなこの言葉に高坂穂乃果、μ'sを感じる。

・何故ミュージカルをしたのか
 開場に来ているお客さんに、自分たちはどんな存在で、どんな境遇に居るのか知ってもらう為。そして、自分たちはそれも「楽しんで」やっている、それを見て「楽しんで」貰いたいという意思。そして「0を1にしたい」。

・桜内梨子
 結婚したい

・黒澤ダイヤ
 結婚したい

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