『正義の翻弄』

不幸であってほしいと願うやつらに
かます様に届ける叫びは
幸せを求めるやつらには
目を覆いたくなるものさ

どんなに腐ったやつでも表では
平気な顔して馴染んでやがる
本当に終わってんのは
"何食わぬ顔"でこの世に佇むやつらさ

俺は悪魔の顔をたくさん見てきた
人間なんてと嘆く俺より
裏の顔を隠して笑ってるやつらが
紙切れ抱えて賭博しているのはなぜ

あぁ なんてことだ 俺が正しいだろうよ
狂った世界の支配を楽しみ 立派な暮らしを
謳歌するやつらの 悲しい歌
得意の裁きで思考を奪い去り 口車に乗せては
笑顔で祝杯をあげてやがる

あぁ おかしな話さ 全ては決まっていた
残酷な世界の絶望を悲しむ フリしては
泣き面を作るやつらの 失意の歌
得意のやり方で懐に忍び 口車に乗せては
馬鹿面を晒してやがる

無様であってほしいと願うやつらに
かます様に歌う音楽は
幸せを全うしてるやつらには
鬱陶しいだけなのさ

どんなに曲がったやつでも表では
余裕な顔して馴染んでやがる
本当に終わってんのは
"素知らぬ顔"でこの世を舐め回すやつらさ

俺は正義の顔をたくさん聞いてきた
人間なんてと嘆く俺より
裏の顔を切り替えて愛想振りまくやつらが
愛情抱えて順風満帆なのはなぜ

あぁ なんてことだ 俺が正しいだろうよ
歪んだ世界の構造を創り 都合良いように
計らうやつらの 悲しい歌
得意の説教で思考を変え 従順に仕立て上げては白いの見せてはにかんでやがる

あぁ おかしな話さ 全ては決まっていた
豪華な世界の裏側に同情する フリしては
涙を作るやつらへの 侮辱の歌
自信の鎧を見に纏い 背筋を伸ばして歩いては
街ゆく人々を蔑んでやがる

あぁ 弱者の嘆きさ 俺にはわかっていた
綺麗事並べてうまくやっている フリしている
血が通わないやつらへの 苛立ちの歌
仲間や家族を謳って 主人公演じて生きては
偽物の集いに愉悦してやがる

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