日本語字幕版放送も終わってしまったけどKINGDOMの話
気がつけばもう9月。KINGDOMはとっくに終わり、再放送字幕付きの放送も10話全て終わってしまいました。でも私はまだ立ち止まったまま。。。理由がいくつかあって、グループミックスユニットの「Wolf」があまりに好きすぎて他のモノが目に入りにくくなってしまったことと、第3戦2部の「Answer: Ode To Joy」がほんとに素晴らしいステージだったのに最下位だったのがショックすぎ&悔しくてちょっと書いたり考えたりする気持ちが萎えてしまったのでした。
ATEEZのパフォーマンスが悪かったわけでは無いというのは当然なのだけれども、得票が無かった、評価が無かった、と云うのが何よりも悔しいと云うか虚しくて。。。あんな魂削るようなステージに心の動かないひとの付ける評価って何なんだろうとか考えてしまって。。。アタマでは、ATEEZも良かったけれどもそれ以上に他のグループも素晴らしかったと云うことなのだってわかるし、これまでとポイントだ何だが違うというのも理解しているのだけれども、理解はできても納得できない気持ちの方が大きくてどんよりしてしまいました。メンバーの、制作陣の、努力や苦労が報われて欲しい。。。
順位にかかわらず素晴らしかったステージのことを忘れないように、募る気持ちを残しておきたいと思う気持ちはあるので駆け足になるかもだけど次のカムバ前にnoteに書き留めておこうと思っての更新です。ほぼ自分用メモ。いつものことだけど。
9月13日のカムバックが決まってから振り返ると、ATEEZはKINGDOMの機会を使って盛大に「これまでのお話振り返りとまとめ、そして少し別のお話」として「まだ間に合うATEEZ!」的な導入をやってのけたのだなぁと感心する。対面式のパフォで「ATEEZは海賊だけど難破して彷徨ってるよ!」と云う大前提の風呂敷を広げて、初戦のWONDERLANDで構成員紹介とキーアイテム「クロマー」の紹介、そして最終兵器ジョンホちゃんのお披露目をして、第2戦では先輩の曲を使ってATEEZ世界の構造(レジスタンスvs超管理社会+α・・・ )を印象付けつつ再度キーアイテム「クロマー」をアピール。しかもこれを、何も知らなくてもわかりやすく単純にパフォーマンスとして見て楽しめるステージに落とし込んでるのが凄い。
ずっと「わかりやすさ」の意識されたステージを作ってきたATEEZが突如として「超難解!設定・考察てんこ盛りスペシャル!続きはまたいつか!」をぶち上げてきたのが第3戦2部の「Answer」で、それをATINYの為のステージと言われたからにはこのパフォーマンスに込められたストーリーを受信しなくては!と気持ちが盛り上がりました。(読み解いたり理解・考察するのは新米の私には難しいので、ひとまず受信するのが精一杯!)
改めて見てみると確かに、急に白い人出てきてバトルはじまるし、黒い人もなんだか暴れてるし、ここまでのステージのお話はどこに行っちゃったのかなとか、王冠を求めて戦ってるはずのKINGDOMでソレをぶん投げちゃったな、とか、フィギュアで云ったらスピンのギリギリ回転不足とかジャンプの着地両足でしちゃったみたいな減点ポイント的に、初見のジャッジメントにはそう見えたかもしれないとちょっと思う気持ちもわからないでは無い。(認めたくは無い)
前置き長くなりましたがKINGDOM第3戦2部「Answer: Ode To Joy」は聖戦のような力強さがみなぎりながらもどこか哀しさを湛えたステージでした。Answerをやると知って、いつかKINGDOMがMAMA2020のステージに繋がってくると思っていた私はドキッとしたのですが、そんな新参者の思いつくようなことをしてくれるわけも無く。今回はレクイエムではなく歓喜の歌で彩られた荘厳なAnswerを聴かせてくれました。ツイッターで、ステージオーラスのホンジュンを中心に階段に並ぶシーンをMAMA2020のラストシーンと比較して「アナザーディメンジョンだ!」と言っている人を見かけてなるほどと思いました。どこかで世界が捻れてレクイエムが歓喜の歌になる世界線が発生した、と。ソレはとても納得。実はレクイエム版Answerが好きすぎてほんのちょっとだけレクエイムじゃ無くてしょんぼりしていたので、その解釈なら仕方が無いなと思うことができて感謝しています。
白い巨人によってガラスケースに入れられたヨサンくんをソンファさんによく似たハラティーズが助け出すところからはじまるステージ。サンくんのキリングパートでATEEZとハラティーズが乾杯をしているけれどもこれはどういった杯なのかな。これから闘いに向かう同志の、士気を高めてお互いを称えるための乾杯かな。ソンファさんによくにたハラティーズに助け出されたはずのヨサンくんは乾杯に間に合わず、どこかの海を彷徨って泳いでもがいているの誰か助けて。。。これまでのKINGDOMのステージを回想するホンジュン。ハラティーズが影のように常にATEEZに寄り添って手助けをしている姿を記憶していて欲しいと言っているように聞こえるけど韓国語わからないので勝手にそう受け取ります。ヨサンくんが合流したと思ったら今度はサンくんが強く祈りながら、ウヨンちゃんの制止を柔らかく振りほどいて白い巨人を倒すべく駆けだして行ってしまう。このシーンが好きすぎて何度もリピートしてしまう。サンくんの決死の行動虚しく白い巨人に囚われて目を塞がれてしまうホンジュン。白い巨人、1人じゃ無くてそんなに居るのかと驚く。駆けつけたジョンホちゃんの一喝で一瞬動きを止める白い巨人。WONDERLANDの時もソンファさんの仕留めたタコにとどめを刺したのはジョンホちゃんの声だと思っているので、やっぱりジョンホちゃんの声には秘密兵器的なパワーがあるのだと思う。白い巨人に目を塞がれてしまったホンジュンの代わりになのか、それともはじめからその役割を持ってたのか、ハラティーズの捧げる王冠を手に取って階段を上るジョンホちゃん。その背中を押すかのように轟き始める歓喜の歌!! こんなにドラマチックなシーンを創りあげるATEEZが私はほんとに誇らしい。まるで映画を観ているようで圧倒される。点数の低い意味がわからない。(根に持つタイプ) 階段を上り詰めた先で覚悟を決めて王冠を投げ捨てるジョンホちゃん。王冠が失われた所為なのか、下界は業火に包まれてハラティーズが同士討ちをはじめ、ATEEZと同じ数存在する白い巨人達がメンバーに襲いかかる。混沌と炎の中で争い藻掻くすべての存在を救済するかのようにジョンホちゃんの声が鳴り響くとATEEZは正気を取り戻して、白い巨人とハラティーズは力を奪われたように倒れ込む。兵器でもあり祝福でもあり、救済でもあるジョンホちゃんの声。宝物だよ。。。闘いを終えて次の次元へと向かうのか、階段へ集まるメンバー。ゆのぴは辛そうな、心に冷たいモノを抱えているような顔しているし、ジョンホちゃんは王冠を投げた選択を後悔しているかのようにひとり俯いているし、ホンジュンはまだ何も終わっていないことをわかっているような目をしている。暗転。。。
これほんとにアイドルのパフォーマンスバトルですか?物語が重厚すぎません?続きの映画はいつ公開ですか?お金なら払いますので続編を早く見せてください。宝くじで八億円当たらないかな!
これまでに無いような荒っぽさを感じさせる前半のロックテイストの編曲から後半の荘厳な歓喜の歌への展開が全く予想できなくて鳥肌ものでした。このステージに辿り着いたことがKINGDOMに出た意義だったのかなと思う。
一旦ここまでで締めないと気持ちが永遠にこの物語から離れられないのでおわりにします。残すは最終回!終わらせるぞ!KINGDOM!
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