ATEEZを好きになって良かったとKINGDOMを見ながら毎週惚れ直している話

KINGDOMがはじまって、木曜日が待ち遠しい日々を送っています。一生懸命時間を工面してリアルタイムでテレビを楽しみに見るなんて、わたしにしては珍しいこと。ATEEZを好きになってからいろんな「はじめて」や「久しぶり」を体験しています。たのしい。

対面式のパフォーマンスを終えて、5位からスタートしたATEEZ。評価、採点の根拠がいまいちわからないけれど(専門家って何処の誰?)、5位と聞いてメンバーが落ち込むよりもメラメラしてたので、その逞しさとこんなところに留まってらんねー!って気合いに惚れ惚れ。

ちなみに後から知ったのだけど、対面式はテーマが「1位を獲った曲(Mnetの音楽番組で)を使用した100秒パフォーマンス」だったらしく、なのでATEEZは初めて1位を獲得した「WAVE」を使ったとのこと。自国の番組じゃないからその辺のテーマとかルールとか毎度全然わからない&伝わってこない状態なのがやや不満。もっと積極的に知ろうとすればいいのでしょうけど。検索したらwikiに情報まとまってた。ありがたい。 https://en.wikipedia.org/wiki/Kingdom:_Legendary_War

5位スタートで火のついたATEEZが次に臨むのが第1戦「To The World」。ワールドワイドに活躍する各グループの代表的な曲を使用するのがテーマ。ATEEZが選んだのは「WONDERLAND」。わたしがサンくんに惚れるきっかけになった曲でもあるので選ばれてうれしい。EDEN先生からクラッシックとのミックスアレンジを課題に出されていたホンジュンがドヴォルザークの「新世界から」を閃いたのは天才としか言いようがない。そしてそれを完璧に楽曲に落とし込む作曲陣の手腕が素晴らしい。はじめからこのアレンジがあったのでは?と思うほどしっくりきている。

KINGDOMだろうがなんだろうが、ATEEZがATEEZの世界観を手放さないところが大好き。どんなシチュエーションも自分たちの物語に組み込んで呑み込んで消化&昇華させてしまう強さがたまらなく好き。そもそも、MVや音源でかなり凝った世界観を創造しているから、こういったショー的なステージを作るのが苦じゃないのだとは思うけど、このWONDERLANDは伝説的な完成度の高さだと思う。重厚な音楽とフェドラハットの男が現れるイントロからして物語に引き込まれるし、リーダー率いる海賊団をしっかりアピールしてからまさかのクリーチャーを登場させる派手な展開をしつつ各メンバーの見所を作って、最後にEDMのアッパーな群舞でATEEZと云うグループの強烈な印象を焼き付けて終わる構成が見事すぎて、リビングでテレビ見ながらスタンディングオベーション状態。このステージをカムバックと同時進行で作ってただなんて信じられない。完全にオーバーワーク状態だったと思うけど、メンバーもスタッフも見える範囲では怪我やトラブル無く終えられたようでよかったよ。。。

このステージに関しては予算云々のケチがついたっぽいけど、でもたとえ低予算であっても他に引けを取らないモノができてたと思う。と云うか、照明や演出ですごく派手に見えてるけど、FullCamの引きの画面で見ると思いのほかセットがシンプルだし、見てる人みんなを驚かせたクラーケンもすごく良くできてるけど空気で膨らませる遊具的なモノで細かく動いてるのは先端部分だけだから云うてもそこまでお金かかってないのではないかと思うけどなー。知らんけど。ちなみに放送直後くらいにあれこれ見てたらクラーケンの制作を請負った会社のログに辿り着いたのですけど、いま現在そのページは非公開になっていました。番組終わったら再アップされるかなー。BTS先輩のステージセットとか制作してるところで、それを見ちゃううと確かにうーんちょっと結構もしかして金額がかってたかしらと思わなくもなかった。

時間があったらサンくんとソンファのチッケムとか、パフォーマンス全体の細かい感想文とかもっと書きたいのだけど、毎週KINGDOMで新しい情報が供給されるから追いつかなくて。。。がんばって書きたい。

「WONDERLAND」のパフォーマンスで専門家投票&出演者投票で1位を獲得したATEEZ!心の底からおめでとう!!!おめでとうなんだけど毎度順位の発表で苦しそうな顔をするサンくんがメンタル的につらそうでちょっとだけ心配したりもする。心配しつつも、そのつらそうな表情ですら美しいなぁと思ってしまうあまり良くない人間で申し訳ない。。。

次に挑むのは第2戦「Re-born」。上位チームがペアになるチームを選んで、それぞれの楽曲を交換してのパフォーマンスバトル。1位のATEEZが選んだのはiKON先輩!わたしはKPOP初心者なのでこの番組で見るまで全く知らなかったのですけど、実は第1戦のiKON先輩の出だしのバビくんのシーンがものすごく刺さって、そのほんの40秒で心を掴まれ恋に落ちてしまっていたのです。サンくんが好き!ATEEZだいすき!と言う気持ちよりももうちょっと生々しい恋愛感情のようなモノが沸いてしまってドキッとする。曲もすごく良くて、パフォーマンスで使った「Love Scenario」「Killing Me」もいいし、最新曲の「Why Why Why」がすごく気に入ってヘビロテしまくり。

話をKINGDOMに戻そう。ペアが決まったiKON先輩はATEEZの「INCEPTION」をチョイス。そしてATEEZはiKON先輩の「RHYTHM TA」で勝負!対面式のパフォーマンスで先輩が既に使っている曲を使うのはなかなかやるなぁと云う印象。挑むというか、喧嘩売りに行ってるスタイルがラップバトル的で、きっとiKON先輩たちには気概が伝わってくれてると信じてる。先輩たちの「INCEPTION」は、完全に映画のINCEPTIONに振り切ったリメイク。サビをすっかりオリジナルに置き換えてバトルテーマの「Re-born」を充分に生かしてるし、何よりもコンセプトに凝りまくってストーリーが重く深いが故に扱い憎いであろうATEEZの曲に対して半端に触れない敬意のようなモノを感じたのでした。(個人の感想です)

一方のATEEZはこれまた仏血斬りに突き抜けたリメイク!先輩の曲をここまで呑み込んで噛み砕いて自分たちのスタイルで創りあげるのはさすが!iKON先輩ならばここまでやっても受け入れてくれるっていう信頼感のような挑むモノの心意気に溢れているように見えました。今回はビバルディの「四季」から第3番「夏」を絡めてのアレンジ。この編曲がまた素晴らしくて。。。今回のパフォーマンスを見て改めて、これってKPOPアイドルグループのバトル番組なんだけど、各グループのクリエイター陣の戦争でもあるなってゾワゾワきました。

リミックスに使用したビバルディの夏は「夏の嵐」が表現されているらしく、照りつける太陽に人間も家畜も植物もぐったりしているところに羽蟲が騒ぎ立てて仕舞いには雷鳴が響き、雹がせっかく育てた作物を薙ぎ倒すような酷い嵐。これをATEEZ的世界観に落とし込む手腕が天才的。。。(ここからは超個人的な解釈です。) 音楽やアート、そしてダンスを厳しく禁じられた世界。まるで照りつける太陽のように人々を監視している政府、個性や感情に蓋をされ人格を持たなくなった人民。そこに、夏の羽蟲のような騒々しさで乗り込んでくるレジスタンス。感情を囚われ行動も抑制された人々に荒々しくリズムをぶつけて覚醒を促し、雷鳴のような演説や歌声で、怯えて気力を無くしていた人たちの心を再び奮い立たせる。立ち上がった人々を先導して、派手なパフォーマンスで超管理社会への反旗を翻すレジスタンス。しかし彼らには、人々の目を奪った裏で密かに遂行するミッションがあったのだった。。。こんな感じに解釈してます。この、隠されたミッションによって手に入れたアイテムが実は、前回のパフォーマンスの導入に繋がってたという展開はむちゃくちゃ胸が熱くなった!さすがATEEZ!!

結果、専門家投票でまた1位を獲得。専門家が何の専門の何処の誰だか知らないけれども、ATEEZを知って評価していただいてありがとうございます!出演者投票では惜しくも3位だったけど、1位のBTOB先輩のステージは確かにすごく良かったので納得。あくまでもKINGDOMはパフォーマンスのバトルで、ステージとしての導入、緩急、躍動感、そして誰が見てもわかる簡潔なストーリーが求められてるんだなって感じた。凝りすぎても抽象的すぎても駄目なの、なかなか難しい。

ここまで各グループ渾身のパフォーマンスステージを創りあげてきているけど、それがどれだけ大変なことかをお互いに理解しているから、賞賛し合ったり素直に声援を送ったり、相手へのリスペクトがあって見ていて気持ちが良くて安心する。番組側はもっとギラギラしたモノを想定していたのかもしれないけれども、いい方向に期待を裏切ってるなって思った。知らんけど。

ひとまずここまでで一区切り。第3戦はなぜか突然の運動会と、6グループを3組ずつに分けた団体戦。運動会、ウヨンちゃんが色々掻っ攫っていった神回なのでまた感想文がんばるぞー。

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