KINGDOM第3戦を見て思ったことあれこれ

KINGDOMの第3戦は6グループを二つに分けての団体戦とこれまで同様のグループ別パフォーマンスの2段構え。第2戦で1位だったATEEZに同盟チームの選択権が与えられました。この辺はテレビなので、ATEEZが選んだと言ってもある程度は番組的な演出込みの筋書きなのかなーと思いながら見ています。第2戦でiKON先輩を慕っていながら第3戦ではBTOB先輩にいくのかーと云うような声もSNSで見かけましたが、テレビなのでね。。。

団体戦前半は何故か突然の運動会。たぶんおそらくこの結果が後半のパフォーマンスメンバーの人数とかに影響してたのかなと思うのですが明確な説明があったのかどうかよくわからないままです。ATEEZがチョイスしたBTOB先輩とStrayKidsの同盟チーム名が「メイフライ」。短命なカゲロウになぞらえて、命を燃やすようなパフォーマンスをしよう!と云う意味らしい。熱くて素敵!

競技は跳び箱と尻尾取りゲームとリレー。サンくんは体調を考慮してか跳び箱お休みでちょっと残念。もしチャレンジしてたらどのくらい飛んでいたのかなぁ。その代わり、と云うわけではないにしても、ウヨンちゃんが大活躍でめちゃめちゃかっこよかったです。小柄なウヨンちゃんが大きい跳び箱をクールに飛び越えてニコニコしてて、これはファンが増えちゃうぞ!とドキドキ。個人的には跳び箱の着地で謎のポーズをかましたヨサンくんのゆるふわキャラがさりげなくアピールできていて、いい仕事したぞ!とガッツポーズでした。そんな元気な息子たちを見守るソンファママもかわいかった!

短いモッパンタイムを挟んで謎ルールの尻尾取りゲーム。わたしは面倒がりなのでオンタイムではAbemaTVの通訳・翻訳をスルーしてMnetの放送だけを見ているのですが、勿論韓国語はわからないのでルールとかみんなの会話、字幕はさっぱりわからずニュアンスで汲み取っています。なので、尻尾取りゲームのはずなのに途切れてもアウトにならないのが謎で、とにかくよくわからないけどみんなでわちゃわちゃしてるのがかわいいからいっか!最終的に勝ったし!という感じでした。(後日字幕版を見て、10秒以内なら途切れてもOKなルールだと知りました) ここではサンくんと云うよりも、サンくんのカーディガン(feat.バンチャン)が大活躍。あとやっぱりここでもウヨンちゃんが機転を利かせた動きで勝ちを取りに行っててかっこよかった。

参加メンバーによるイケメン投票の結果発表を経て、最終種目のリレー。ATEEZはホンジュン→ソンファ→ジョンホ→ウヨンのエントリー。画面から見切れてたけどソンファがめっちゃ追い上げてたのもっと見たかった。画面に向かってもっと右!右映して!って叫んでしまった。サンくん同様ソンファも跳び箱飛んでなかったぽいから腰かどこか悪いかなって心配してたけど、いい走りしてたからもっと見たかった。ジョンホちゃんが走ってるのはなんか戦車みたい。ドドドド!そして最終走者のウヨンちゃんがもう、、、かっこよすぎるよ。。。3~4位から怒濤の追い上げ&そのまま仏血斬りでトップでゴール!これは体育祭で女子からモテモテのやつ!そのモテモテ男子をゴールで掻っ攫っていくサンくん!ウサンー!!!スロー再生で見ると、真剣に走ってキツい表情でゴールしたウヨンちゃんの、駆け寄るサンくんが目に入った途端にフワッと笑う瞬間が見れて幸せになれます。倒れ込むウヨンちゃんを抱えたまま離さないサンくん。胸の音を聞いて、首に手を回して、ウヨンが1位だよって見詰めて。。。Mnetさんこれオンエアして大丈夫そ?わたしは全然いいんだけど。。。ウルトラハイパーラブリーなウサンに沸いてたらいつの間にか番組終わってるし結局勝敗とかどうなったんだかよくわからないけどみんな楽しそうだったしウサンがウサンだったからOK!

ここで1週間が経って第3戦の団体戦後半が始まる訳なのですが、その前日にちょっとしたニュースが。お仕事なのかバカンスなのかわからないですが、ATEEZのメンバーが済州島へ向かう様子がSNSで話題に。その時のウヨンちゃんの空港ファッションが!毎度おなじみAPEのパーカーにショートパンツだったのだけれども、ショーパンの丈に合わせたかのような位置にタトゥーが御目見え!しかもそれが、ウヨンちゃんとサンくん二人の大事な合い言葉だってのがもう。。。激愛じゃないですか。。。ファンの目で見える範囲だと割とサンくんの愛の方が重く強く見えていたけれども、二人だけの合い言葉を身体に刻むのって結構なかなか熱っぽくて重みがある。しかもそれを注目が集まるのがわかってる空港ファッションでお披露目しちゃうあたり強い。最高のウサンモーメントを叩きつけられてからのKINGDOM第3戦団体戦です。

団体戦後半はラップ、ダンス、ボーカルに分かれて同盟チームとユニットを組んでの対決。サンくんはダンスチームに参加。このチームの人数がずいぶん偏ってて不思議だったのだけれども、まあなんとなく運動会の結果を受けてなんだろうなぁと眺めていました。ラップの善し悪しはあまりわたしにはわからないし、韓国語で韻を踏んでいたりするのが汲み取れないので韓国語おぼえたいー!って思ったりもしつつ、ラップバトル番組ならイッツワンが勝ちだけど、パフォーマンスショーとしての見せ方的にはメイフライの方が上手だったのかなと云う印象。

ダンスチーム、メイフライはEXOの「Wolf」のカバーで勝負!BTOBからプニエル先輩と、スキズからリノくん、フィリックスくん、アイエンくんが合流して、見慣れたKQの練習室で和気藹々と練習する様子がとても楽しそう。ラップチームはJYP、ダンスはKQ、ボーカルはCUBEに集まって打ち合わせ&練習してたので、内容に関しても練習場所提供のグループが主導だった感じっぽい。ATEEZの制作陣はパフォーマンスの構成がほんとにうまいから、今回のWolfもすごく見応えのあるステージになっていてめちゃくちゃかっこよかった。静かな森の中ではじまる物語のスタートはクールなスキズの3人からはじまって、次にATEEZの5人が勢いを抑えつつも狂気をみなぎらせた表情で群れを組んで、そこに野性味たっぷりのプニエル先輩が睨みを効かせる流れ。このメンツでこの先何が起きるのかゾクゾクさせてくれる最高のイントロダクションだと思う。サンくんは初手から完全にwolfモードに入っていて、目つきがもう獲物を狙う野生の狼そのもの。さすが憑依タイプ!今回他のグループのメンバーと一緒にパフォーマンスをすることになってよくよく実感したけれども、サンくんは勿論、サンくん以外のATEEZメンバーも表現への没入っぷりと云うか、曲中の物語への入り込み方が凄い。いいとか悪いとかじゃなくて、スキズのメンバーは割としっかり顔をカメラに向ける、カメラに視線を残すようにパフォーマンスをしてて、それはたぶんアイドル的な正解だと思うしJYPのスタイルなのだと思う。一方ATEEZのメンバーは首の角度もおかしいし、髪が乱れるのも気にせず首顔肩をぶん回すし、顔がよく見えないシーンもある。1番その辺が顕著なのがパフォーマンスメインカム02:40くらいからの狩りのシーン。

ATEEZのメンバーはそれぞれ狼になりきってきっちり獲物を見て、捕らえて、とどめを刺している。サンくんは心臓ぶっこ抜いて丸かじりして叩きつけるスタイル。(好き!) ソンファはまず首筋にかみつくタイプで、ウヨンちゃんは直接喰いつきにいくタイプ。ゆのぴは後列メンバーの写りに配慮してちょっと控えめだけど1人仕留めたところでまだ渇きが癒えてねーぞ的な芝居を入れていてさすが。比べてスキズメンバーは、顔と目線はカメラに向けて「狩りをする振り付け」をしている感じ。アイドルなのでやっぱり顔が写ってなんぼの世界なのだと思う。でもその中で個々の写りよりもパフォーマンスの世界観の方を取るのがATEEZのスタイルなんだなーとこのステージで改めて感じて惚れ直し。もう何度ATEEZに惚れ直してるかわからない。

「Wolf」の終盤、オーラスの見せ場でスキズのフィリックスくんがウヨンちゃんに大ジャンプで襲いかかるシーンがありました。凄い迫力!眼光鋭いフィリックスくんに適役の見せ場!練習場面でウヨンちゃんが心身ともに包容力全開にしてフィリックスくんを受け止め、励まし、信頼を築いていて、ウヨンちゃんてば、フィリックスくんがかわいくて仕方ないって顔でものすごく優しく甘い顔をするものだから、ウサンの民としてはサンくんがちょっと妬いてしまうのでは?と思いつつも、いやでもウヨンちゃんは足にamicus ad aras刻んでますから、と謎に(勝手に)余裕を感じたり。個人的嗜好でウサンにクローズアップしてしまうけど、そこに限らず全体の雰囲気が良くて素敵だったのでもっともっとコラボパフォーマンスが見たいです。

あとおもしろかったのが、Wolfのパフォーマンスを見守る楽屋メンバーの皆さん。ATEEZのふたりはATEEZ主導のパフォーマンスなので割と余裕のある感じで見ているのだけど最終的に迫真のパフォーマンスにのめり込んで真顔になってたのがおもしろくて、BTOB先輩の楽屋はまるで我が子を見守る親のような状態で心配と興奮と愛しさと励ましを全身で表していてそれはもう大騒ぎで微笑ましかった。1番印象に残ったのはスキズの楽屋組。わたしは今回のKINGDOMでStrayKidsを知ったので、グループの成り立ちとかメンバーの関係性をほぼ知らない状態で見ていたのだけれども、バンチャンのリーダーとしての包容力にかなりグッときました。これはとても勝手な想像だけれども、第2戦で満足いくボーカルを披露できずに泣いてしまったアイエンくんをパフォーマンスグループに配置したのが、かわいい子に旅をさせるような、獅子が子を崖から落とすような、そんな気持ちもあったのではないかと思ってしまって。。。第2戦の時にアイエンくん、強烈な感情表現を披露したいって言ってたのですよね。そこで上手くいかなかったマイナスの経験に対してパフォーマンスチームに配置するって一見厳しい選択のように思えるけれども、パフォーマンスを見守るバンチャンからは厳しさよりも、アイエンはそこでもしっかりできるから堂々として自信を持って欲しいって気持ちを感じました。ほんとに勝手な想像と言うより妄想に近いけど。あと、強烈な感情表現を望んだアイエンくんにとってATEEZとの共演が良い経験になってくれるといいなぁと願います。かなり荒療治な気もするけど。

メイフライボーカルチームの「Love Poem」はこの番組の中でも最高の伝説的パフォーマンスになったのではないかと思う。BTOBウングァンさんの采配が素晴らしくて、ATEEZとStrayKidsの10も年の離れた子たちに、このステージでいい経験をして欲しい!って思いが凄く伝わってきて感動的でした。緊張する歌い出しは年長者がしっかり決めて、でも導入部分以降はスッと下がって支えに回ってジョンホちゃんやスンミンくんとしっかり目を合わせて唄う。こんなに頼もしい存在に包まれてのびのびと唄えたジョンホちゃんとスンミンくんは幸せだっただろうなぁ。3人の声の相性が素晴らしく良くて、もっともっと聴いていたい、いろんな歌を唄って欲しいと思わせるユニットでした。冗談じゃなく、音源出して欲しいレベル。楽屋で見守るウヨンちゃんが「誇らしい」って言ってたのが、メンバーへのリスペクトを感じられて好きでした。


どのグループも、自分たちのパフォーマンスのことを考えるのでいっぱいの中で突発的なユニットを上手く回さなきゃいけないってのはものすごいプレッシャーだったと思う。けど、ビハインドとかを見ててもいい経験になっていたと思うし、新しい人間関係が築けていて得るものもそれぞれにあった様子がうかがえたので、バトル番組のギスギス感よりもポジティブなシーンがクローズアップされて凄くいい回でした。

自分としてはだいぶ駆け足の記録的に書いたつもりだけど気がついたらだいぶ長くなったな。。。サンくんのチッケムはまた別途深掘りします。そして書くのがとにかく遅くて、ほんとは先週の「Answer:Ode to joy」の前に書き終えてすっきりしたかったのに引きずってしまった。そして先週のパフォーマンスの感想を書く余裕もないままKINGDOM最終回が明日、やってきてしまいます。こわい。4時間の生放送、何が起きてしまうのだろう。王冠なんて要らんって放り投げたATEEZが、王冠にも順位にもMnetにも囚われることなく満足のいくパフォーマンスを全うできるように祈ります。

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